マツダ RX-8 「当時は酷評　今は評価された車」のユーザーレビュー

当時は酷評　今は評価された車

2022.5.14

総評

発売当時から最近に至るまでずっと酷評を受け続けてきた悲運の車です。RX-7というピュアスポーツとは系統が違うのにも関わらず比較され続け、またBRZや86ともまた比較され。
自分も影響されFDに乗り換えた経緯もありますが、RX-8は本当に良く出来たいいクルマ。
乗り込んだ瞬間から何故かワクワクする、エンジンをかければ独特なエンジン音が聴こえ鋭いレスポンス。
ターボと比較すれば馬力の無さは確かに感じる。でも公道で乗るならひっきりなしにツインターボ使うか？そんなことは無い。日常〜ちょっとしたワインディングで楽しめるいい範囲のパワー感。しっかりとした足。
特殊なエンジン故に敬遠されがちだが、乗ればわかる。

満足している点

見る人によって変わるカッコいい角度。ライトユニットの中の造形は凝ってると感じる（前期型はユニット内に化粧フィン等が配置）ところ。エンジンは言う必要の無いくらい、このエンジン有ってのこの車です。

不満な点

窓が小さい所。キャビンを小さく見せる為？安全性を確保するためにそうせざるを得ないのかもしれませんが、見晴らしは運転する際の快適性を左右する重要なファクターとも思う。
あとは、ヘッドライトレンズ表面の濁りと助手席エアバッグカバーの割れですかね。
不満は挙げれば出ますが、それを上回る良さがあるのも事実です。

デザイン

4

大きく張り出したフェンダーはグラマラス。前期型はフロントフェンダーの後ろにダミーダクトが付き、デザインでも一役。リアバンパーのテールランプ下辺りの丸みを帯びたデザインは恐らく、FDのリアバンパーの丸みイメージを残してると思う。
社外品のエアロを付けると挑戦的な顔つきにできる。ノーマルでも十分にカッコイイとおもう。
メーターの周り、シートに座って見える範囲のデザインも素敵。

走行性能

5

女性からしてみればコツコツと路面の凹凸を拾う足だと評価が出ると思う。またロードノイズもキャビン内に結構入ってくる印象。特に後期の19インチだと顕著と思う（タイヤによりけり変わるとは思う）。
カーブを曲がる時、スッと曲がっていくのは大変気持ちが良い。
発進時のトルクの細さ（クラッチワーク、1速発進気を遣えば大して気にならない）はすこしある。

乗り心地

3

走行性能で書いてしまったが、ロードノイズの大きさと路面の凹凸を拾う感じは女性には受けないかも。
男性的にはマシンに乗っているというある種の喜びに変わると思うのだが。
新車からもう10年以上も経っているので、足回りゴム部品のヤレで乗り心地は変わる。

積載性

5

トランク開口は狭い。積むものを選ぶ。
一方で後部座席にタイヤが積める、工具類も難なく入る便利さ。
ファミリーユースにこれからなっていくが、色々と試してみたい。チャイルドシートにベビーカー、オムツなどなど。

燃費

4

改善されていったロータリーエンジンであっても、近年の車の様な燃費には程遠い。
信号による発進停止が少ない当方の場合は
街乗りで7〜9km/L 高速で8〜10km/L程でした。
4ドアスポーツクーペ故にこれでも全然許せる。

価格

3

徐々に中古車価格が値上がり傾向にある現在。後期型はエンジンの信頼性が再評価を受けて新車価格とまでは言わないが高い。前期型もジワジワと上がってきている。
値が上がる前はこの完成度でこの価格は恐ろしいと感じる。

故障経験

過去2台RX-8に乗っていたが故障はない。
前期は初めてなのでコレからどこが故障するか。それを楽しみに乗ろうと思う。手がかかる子ほどかわいい。