RX-8はコーナーに強いと聞いたことがあるのですが、なぜでしょうか？

Answer 1

足回りとボディの出来が非常に良い。

例えばフロントはインホイールのダブルウィッシュボーンで、大事なアーム長も長くとられているので接地性変化が少ないです。
偽のアッパーアームがハイマウントのダブルウィッシュボーンとは全然違います。
これは幅の狭いロータリーエンジンを縦置きしているからで、
ＦＦや水平対向ではアームはエンジンに干渉してしまう長さのアームです。

リヤも同じく非常に長いアームで（残りスペースにほとんどデフしか入らないほど長い）、接地性変化が少なく非常に出来が良いマルチリンクです。
しかもマルチリンクと言っても、ダブルウィッシュボーンの進化型の純粋な走行性能向上タイプのマルチリンクで、ゴルフのリヤサスのような安定性向上コスト重視型マルチリンクとは別次元の設計です。

そのようにアーム設計が出来が良いうえに、タイヤの位置決めで大事な部分にはピロを使ったり理想の足回り設計に近いです。

そして、当時のロードスターより低い重心高さ（どこかの対抗エンジンＦＲ車なんか笑ってしまうほど低い）

しっかりしたボディ剛性。

これでコーナリングが遅いわけありません。

RX8は実馬力150くらいしかありませんでしたが、実馬力300のＺと筑波サーキットのラップタイムが同じなのですから、どれだけコーナーでタイムを稼いでいるかです。

個人的にRX8もRX7も両方サーキット走らせてましたが、8のあとに7に乗るとセダンか何かに乗り換えたくらい重心の高さを感じて、コーナリング速度が遅いです。
前後235タイヤで前後255の7にグイグイとコーナリングで追いつきます
(すごい勢いでストレートで見えなくなりますけど）
8があまり速いと言われないのは馬力が低いこともありますが、あまり軽量化が進まないことが大きいです。
どうやってもあまり軽くなりません。7やランエボなどはノーマルと比べると結構軽くなりますが。
しかも最初からチューニングカー並みに低い車高だったり（車止めにマフラーが当たる）あまり速くなる部分が少ないのです。

Answer 2

重心がかなり低く、タイヤに掛かる重量配分が前後50対50でバランスがいい。