国産車を相手にはしていない。
このCX-7、日本ではほとんど売れていない(月間販売50台少々)の珍?車レベルです。
が、しかし一方北米、欧州、豪州では
2011.4.5
- 総評
- 国産車を相手にはしていない。
このCX-7、日本ではほとんど売れていない(月間販売50台少々)の珍?車レベルです。
が、しかし一方北米、欧州、豪州ではマツダの看板車種であり、アクセラと並ぶ主力車種です。
月の生産台数は4000-5000台ですから。。
多分このクルマの価値を理解できるのが外国の方が多く、日本人には向かないクルマなのでしょう。
自分は、もともと乗り心地の高めな欧州車特にドイツ車がずっと欲しくて、出来ればアウディA3の
1.8Tかゴルフの1.4ツインチャージのHighLineモデルが欲しかった口なので、多くの方が言われる
「乗り心地の固さ」は気になりませんでした。外観のデザインの良さ、エンジンのトルクの高さ
ハンドリングの秀逸さ、そしてワゴンボディ採用でのユーティリティの高さに大満足です。
納車から1ヶ月半ですが、スタイルには今でも惚れ惚れします。ゴルフとかアウディの比較的価格の安いクルマをお探しの方、同じ値段で同じテイスト、グレードは2段階増しのぐっと良いクルマを国産で味わえますよ。。そういう方にはお勧めです。
- 満足している点
- まず、そのスタイリング。前期型ではRX-8を意識しすぎてちょっと押し出し感が少なかったのですが、
マイナーチェンジ後はマツダ5ポイントグリル端のメッキ、フォグランプベゼルのメッキ縁取りの追加でかなり立派なフロント周りになりました。サイドビューはこのクルマの一番美しいところで、スラントしたノーズから連なる傾斜のきついフロントガラスそして流れるようなルーフライン。そして後席付近からキックアップする躍動感のあるベルトライン、そしてその双方を縁取るステンレスモール。流麗さと高級感を同時に表現できていて本当に美しいです。後ろから見るとロアーボディがふくよかに膨らんで、安定感があります。
そして強烈無比な動力性能。SUVの大柄なボディこれほど軽々と動かすとはまざに「武蔵坊弁慶」そのもの。ちょっとアクセルに脚を載せておくだけで通常の走行には事足ります。高速の追い越しなんかは痛快の一言。町中の40-60kmくらいでの中間加速も快適そのものです。ハンドリングは痛快そのもの。初めて乗った時は「アクセラスポーツ」並のボディに感じるほど軽快に感じました。
意外かもしれませんがこんなにフロントガラスが傾斜していても頭上のスペースは十分で居住性には問題ありませんよ。荷物もかなり大きいし。とってもお得な実用車って感じのユーティリティです。
- 不満な点
- 多くの方が言われている「乗り心地の固さ」に関しては欧州車特にドイツ車好みの私には全然気になりませんでした。この固さはいやな固さではありませんね。標準装着の235/60R18タイヤはショックの角を適度に丸めてくれて、大きいショックはサスペンションが動いて吸収するといった感じでしょうか。
ただこのごろ気になるのは、高速道路を130km/h以上に上げて走った時の直進性の曖昧さと、大きな路面の継ぎ目を乗り越す時のショックの収束の遅さですか。もう少しダンパーは弱めた方が荒れた路面への追従性を考えると好ましいかも。。後はこのごろの新車には装着されている前席の左右独立温度設定可能なエアコンが選べないこと、内装の質感ははっきり言ってよくないこと。シンプルで好感は持てますけどね。後期型になってステアリングの形状も変わりかなり良くなったとは思います。燃費計とかバックモニターがダッシュボード上部にあるのは助かりますが、バックモニターはナビに出してもいいかなとは思います。
後は動力性能と引き換えの燃費の悪さ。街乗りは6.5から7程度はこのごろのガソリン高騰には利きますね。ただ高速燃費は100-110km/hなら10km/lですので同クラスSUVの3.5L V6勢に比べても良いレベルでは。そうそう、飛ばす方にはブレーキはちょっと甘めに感じるかもしれませんね。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験