マツダ CX-60 「正常深化」のユーザーレビュー

正常深化

2022.10.11

総評

・いい車だけど、魅力のある車ではないな、といったところ。
全体的なレベルアップは果たしているが、何かひとつ「強み」が欲しい。

満足している点

・19年発売のMazda3と比較し、全方面ではっきりと進化してきているな、という印象
・良くも悪くもMAZDAらしい、ブレのない仕上がり

不満な点

・対国産で見たときは完全に飛び抜けては来たが、価格帯が上がったことによって欧州車と比較される立場に。
さらに求められるハードルが上がってしまった。

デザイン

3

鼓動デザインからの脱却か、今までとテイストが変わってきましたね。
Mazda3ファストバックのような、引き算の美学を感じます。

走行性能

4

・イグニッションONでの静粛性、振動のなさは今までのMazda車にはない仕上がり。
ちょっとビックリする。

・前作の6速ATから、新作の8速ATに進化したおかげでギアチェンジは前作比で非常にスムーズになった。
ただ、アウディの7速Stronicよりはスムーズだが、メルセデスの8速DSGほどのスムーズさはない。

・Mazda恒例のアクセルだるだる味付けのおかげで、せっかくのエンジンのトルキーさを味わえない。残念。

スポーツモードに入れれば速いだろうが、普段遣いで余裕が感じられるセッティングでないとプレミア感は感じれない。

乗り心地

4

・硬い硬いと騒ぎ立てるモータージャーナリストがいるが、車体サイズや重量、距離を走って馴染んだ時まで考えたセッティングと思われる。
十分しなやか。

似たところだと、メルセデスGLBのAMG仕様ぐらいの硬さ。
国産車から比べれば硬いが、輸入車視点ではやいやい言うほどのものではない。

ただ、タイヤが仕事してない感触があるので、-10kpaぐらいエア圧を抜けばいい感じになりそう。

・ロードノイズはそこまで入ってこないが、ボルボXC40あたりと比べるとややノイジー。

積載性

4

十分でしょ。

燃費

5

リッター20オーバーは驚異的。

価格

3

仕上がりからすれば決して高くはない。

故障経験

なし。