フェラーリのネーミングの謎。 フェラーリって何故車名の法則がバラバラで統合性が全くないんですか？ ・数字3桁+アルファベット（348TB、296GTBなど、488GTB）

Question

・数字3桁+地名（360モデナ、550マラネロ、458イタリアなど）
・地名だけ（カルフォルニア、ポルトフィーノ、ローマなど）
・F+数字（F355、F8、F40など）
・人名（ディーノ、エンツォ、ラフェラーリ）
・車体構造由来（FF、チリンドリ、テスタロッサなど）

オープンモデルもスパイダーだったりGTSだったり。

とにかく統合性が全くないのには何か理由があるのですか？

イタリア人の適当な気質？

Answer 1

命名に規則性は不要じゃないのかな？

でも、ある程度の規則性はありますよ。

348、296、488 という３桁の数字は、排気量とシリンダ数。
前から順に、3.4リットルV8、2.9リットルV6、4.8リットルV8の意味。
GTというのは、フェラーリとしては標準の名前と考えていいんじゃないかな？
GTBになると、GT＋ベルリネッタで、２シーターの意味と聞いています。
屋根が取れるタイプはGTSとなることが多いはず。

大昔のF1の312Tは３リットル12気筒、512BBは５リットル12気筒ということ。

ただ、このネーミングだと、どこかで枯渇してくると思って、地名シリーズを作ったんじゃないかな？


特別な名前と言えば、ディーノですね。ディーノ246GTBが多いと思いますけど、後の記号は他の車と同じですが、前のディーノは、若くして白血病で亡くなった、創業者エンツォ・フェラーリの息子の愛称です。
標準状態では「フェラーリ」のエンブレムは無かったはずです。
世間では「フェラーリ・ディーノ」という事もあるでしょうけど、それでも通用しています。

「エンツォ」はここで書いた通りですが、創業者が無くなった後に作られた車です。
日本でつくるとしたら、SAKITI TOYOTA 2000という感じかな。

故人に対してのイメージの問題ですけどね。

F40はフェラーリの操業40周年の記念モデルという意味で、「F」の意味は公開されていないようです。
「フラッグシップ」という意味とか「フォーミュラ」とか、いろんな意味が考えられると思います。


まぁ、かなりバラバラなネーミングであることは間違いないですね。
でも、日本のメーカーがやりたくてやれない事です。
新型を発表して、同じ名前を名乗ると、そこで「伝統」ができてしまいます。
次の新型は、伝統に縛られて、自由に車を作れなくなります。

最近、古くからある名前が消えているのはこういう事なんです。

Answer 2

フェラーリを買う人はフェラーリが好きな人なんだから、それでいいのでは？
うんちくにもなるし。
それに好きな人なら覚えるし、見わけもできる。
国産車なら何代目カローラとかになるけど、はっきり言ってカローラはわかっても何代目とかわからない人は多い。
フェラーリの場合、フェラーリって社名だと言い張る人がいるくらい、モデル名などわからない人は多いです。
「俺トヨタ乗ってんだぜ」と言う人がいないように、「俺フェラーリ乗ってんだぜ」はありえないと言うが、そんなの普通に言うやん。
自分が興味あるフェラーリは覚えるでしょう。わかる人だけにわかれば良いのではないかと。それが狙いなのだと思う。