トヨタの現行ハリアーって高級車なのでしょうか。

Question

昔はレクサスRXの国内版で、高級車として認められていましたよね。しかし、いまはRXも国内販売されていて、ハリアーは昔のブランドイメージをうまく利用して、低コストでつくって高く売ってるイメージです。高級SUVを名乗っていますが、そんなに高くないし、内装もフェイク素材が多いし、乗り心地もフワフワでしっかりしていません。同価格帯の都市派SUVは高級車とは名乗っていないですし。

大衆車としては良いですが、高級車とは思えません。結局どういった位置づけなんでしょうか。

(良くないことを書いたので批判みたいになってしまいましたが、そういった意図はありません)

Answer 1

現行トヨタハリアーは高級車ではありません。

何を以て高級車とするか、については基準が無いだけに個人的な評価基準に依るところですが、私個人の評価は概ね、質問者様と同じような認識です。

先代ハリアーについては、3Lエンジンは先代モデルのキャリーオーバー(マイナー後の3.5LはRXと同一仕様)、2.4Lエンジン搭載車は完全に国内専用でしたが、プラットフォームは全く同じですので先々代RXの国内仕様版と言って良い内容でした。

ところが現行ハリアーは、RXとの関連性が全く無い車です。
これは、現行モデル登場までの経緯を遡ると明らかです。

元々、2009年にRXのフルモデルチェンジのタイミングで、RXがレクサス店取り扱いになるのと同時に、ハリアーはモデル廃止予定でした。

トヨタは、ハリアーの後継車として、当時の輸出用RAV4(先々代RAV4)のロングボディバージョンを国内仕様に仕立て直したヴァンガードを登場させましたが、販売ディーラーのトヨペット店からハリアーの継続販売要求があった事から、2.4Lモデルのみ期間限定で販売継続となりました。

この結果、先代ハリアーは根強い人気で堅調な販売実績を残しましたが、先代ハリアーの販売終了後もハリアーユーザーのヴァンガードへの乗り換えは思うように進みませんでした。
このような経緯があった事から、トヨタはハリアーの次期モデルを登場させる事になりましたが、その内容はヴァンガードと同じRAV4と同じプラットフォームを使い、先代から車格を落とした形となりました。

エクステリアは先代のイメージを残したものとなりましたが、プラットフォームを格下のものに落とした事からホイールベースは短縮化されて、ボディサイズもダウンサイジングされました。

さらにエンジンもダウンサイジングされて、一見役不足と思われる2L自然吸気エンジンが用意されました。
また、ハイブリッドシステムも先代ハリアーのハイパワー仕様(3.3L V6エンジン＋モーター)ではなく、燃費性能志向のもの(2.5L 直4エンジン＋モーター)に変わりました。
つまり、国内専用車として、国内交通事情と国内ユーザーの嗜好を考慮する結果となりました。
実際の販売実績では、廉価版と思われた2L自然吸気エンジン搭載モデルが主力モデルとなり、トヨタの目論見通りとなりました。

内装は、先代のイメージは引き継がずに、あくまでもトヨタ流のインテリアに嗜好が変わりました。
一見、高級感を感じられますが、クラウンと同様に木目調、ストーン調、カーボン調の加飾が加えられたプラスティックパネルやピアノブラック塗装等、誰もが分かりやすい高級感で演出されたものです。
本物の高級素材は使用できないが、上質な内装はライバル車とは一線を画するもので、現行ハリアーの上級志向のイメージを与えられる事に成功しています。
この辺のトヨタの演出力はさすがだと思います。

纏めますと、トヨタの国内販売事情により、急遽再登板となった現行ハリアーですが、当初は国内専用車として販売する前提となったので、ダウンサイジングするとともにコストダウンが図られた車となりました。

従って、高級車から敷居が下げられた大衆車となりましたが、先代モデルのイメージを残すために上級志向を感じられる演出がなされた車だと思います。

質問者からのお礼コメント

みなさまご回答ありがとうございました。詳しい説明を添えて回答いただいたkin********様をBAとさせて頂きます。

Answer 2

大衆車です。高級車ではありません。

Answer 3

無理せず買える車なので大衆車の部類ですよ高級車ではないです

Answer 4

十分高級車だと思う。