レクサス RC 「LEXUS RC200t ～設え編～」のユーザーレビュー

LEXUS RC200t ～設え編～

2017.4.21

総評

乗り込んでまず驚いたのは、意外とスポーツカーしているところ。

それはサイドシルの分厚さとコックピットのタイト感。
乗り降りしやすいといえば嘘になりますが、ドアは軽く、開け放っても２段階でしっかりホールドしてくれるので、踵でサイドシルを擦らないように気をつければいいだけ。

スポーツカーのようなニークリアランスとフロアですが、乗り込んでしまえばそこはセダンのような居心地の良さ (*^^)v

シートのホールド感と包容力はさすがと言わざるを得ません。
シートヒーターとステアリングヒーターの効き目は抜群。

シートベルトホールドもあり着脱が容易にできますが、擦れが気になるのでここはRCZと同じく、バトンを受け取る形を継続。

しかし、シートに関して１つ難を挙げるとすればエンジンを切った時、乗り降りをスムーズにするためのシート自動後退機能がないこと。
他のレクサス車には標準装備なのに、せっかくのパワーシートでこれは不便 Σ(ﾟДﾟ)

センターコンソールは大きく、助手席と運転席をしっかりセパレート。
FR車の定めといったところでしょうか。

しかし、コンソールボックスの収納性とドリンクホルダー２個の確保はありがたいです。
ドリンクホルダーにはケータイを入れたり、キーを入れたりと収納スペースはたくさんあっても困りませんよね。

ナビゲーションはシフトノブ下部にあるリモートタッチインターフェイス（RTI）で操作。
マウス型RTIの方が扱いやすく感じたので、このタッチパッド型RTIはダイレクト感が今ひとつといったところ。

ナビ画面の角度と位置は抜群で、どの角度からでも見やすく、太陽光が映り込むことはありません。シートの高さやドライバーの身長に関係なく最適なポジションにあります。
画面両脇の黒縁が唯一残念ですが、これはマイナーチェンジでRXと同じものが入るのではないかと思います。

温度設定やボリューム設定は滑らかにコントロールできますが、カチカチという物理的な反応が一切ないので走行中は細かな設定が難しく感じます。

コンソールパネルもつぶらなボタンがたくさんで、押し辛く、正直見た目もあまり良くありません。
実際頻繁に使うのはごく一部だけに思います。
加えて、恐れながら申し上げるとすれば、コンソールパネルのプラスチック感。
これはNGです。
せめてピアノ調にしてくれるとコンセプトと見合った質感になるのかと (´Д⊂ヽ

ステアリングのパネルスイッチ類も種類が多く、視点を落とさずとも使える直感的な機能性…とまではいかず迷います。

上述のコントロールパネル関係の使い勝手は、慣れると格段に便利になるかと思いますが、物覚えが悪い私にとっては慣れるまでが大変 笑っ

前愛機のRCZは走りに特化し、必要最小限の機能を備えたクルマだからこそ、余計に際立つのかもしれません。

ダッシュボードの作りは凝った造形ですが、グローブボックスの開口部は広く、積載量も十分。

オーディオの質感と臨場感はちょっとした映画館のようで、いつもの音楽がちょっといい感じのクオリティに。
これには思わず笑みが溢れるほど ( *´艸｀)
静粛性を極めたレクサス車には最高の音響システムです。

後席へのアクセスも容易で、シート側面のレバーを引くと自動で前進傾倒。
少しスピードは遅いですが…。
シート前進機能はRCZにもありましたので、これは便利です。

前席を元に戻した後でも、後席のニースペースとヘッドクリアランスは十分で、身長170cmの私でも笑顔で長距離移動できます (*^^*)

チルト&スライド式ムーンルーフは稼動音も静かで滑らか。
決して大きな開口部ではありませんが、開放感と採光性は満足のいくレベルです。


～インテリア総評～～

インテリアは全体的に地味なデザインと言わざるを得ません。
せっかくのクーペなのでもう少し思い切ってもよかったのではないかと思います。

そしてインターフェイスは機能的ではありますが操作性はまだ改善の余地がありそうです。

インテリアデザインやインターフェイスに関しては、トヨタ車から乗り換えられるご年配の方でも、違和感なく非常に扱いやすいのではないかと思います。

アナログ要素が多かった前愛機からの乗り換えのため、扱い辛さなどを特段強く感じます。

あくまで１週間しか乗っていない私個人の主観ですので、まずは試乗を含め、実際に触れてみられることをオススメ致します m(_ _)m


※『LEXUS RC ～振舞い編～』に続く…

満足している点

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不満な点

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デザイン

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走行性能

-

乗り心地

-

積載性

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燃費

-

価格

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故障経験