4WDのHVについて

Question

エスティマ、ハリアーLEXUS RX スバルXVのラインアップに4WD (AWD)のHVがありますが仕組みは何処がどう違うのでしょうか？また2014年度じゅうにLEXUS NX 300hとかいう HVが新たに登場する様ですが4WDのHVは出るでしょうか？お詳しい方からの回答お待ち致します。

Answer 1

全てを知っているわけでは有りませんが・・・

エスティマは通常ＦＦのはずです、前輪用のモーターがフロントミッション内に、後輪用モーターが後ろのミッションに組み込まれています。
駆動はエンジンに加え、モーターで補助するシステムだったと記憶します。
補助は、発進時・路面が滑りやすいところや登坂など出力が大きく必要となるところです。
ハリアーやワンボックスのハイブリッドも同じシステムだったと記憶しますし、スバルもトヨタからの技術導入なので同じ仕様だと思われます。
プリウスのようにモーターだけで走行できる仕様ではありません。

今後出てくるハイブリッド車の情報は調べていないので私には解りません、ただ最近ではモーターの小型化や高性能化が進んでいますので４ＷＤ化に拘った作りでは無いと思われます。

Answer 2

まず、スバルのハイブリッドシステムは独自開発のもので、トヨタのシステムとは全く違います。基本、トヨタのハイブリッドシステムはAWDには対応しません。

トヨタはプリウスなどに代表されるものとして、エンジンパワーと電気モーターパワーを遊星ギアで回転差を吸収しながら動力を合算します。

これにe-Fourと呼ばれているエスティマなどSUV系のAWDは、後輪に電気モーターを1個追加（2モーター式）してこれで後輪を駆動、必要な時だけ回します。このため、普段の大部分はFFで走行します。
トヨタのe-Fourは、燃費改善と言うよりも姿勢制御に利用するところが大きく、それほど燃費改善の効果が得られないと言われています。

e-Fourを採用するのは、エスティマ、アル/ヴェル、レクサスRXなど。その他のハイブリッドはプリウスのシステムと同じFF、クラウンなどはこれをFR用に改良したもの。

これに対して日産やホンダの新タイプなど他社のハイブリッドシステムは、エンジンとモーターパワーを合算するのに電磁クラッチを使います。だいたい、モーターとエンジンの間とモーターの後ろの2クラッチが一般的。

スバルのシステムもこれで、一度合算したパワーを4輪駆動へ振り分けています。つまりはこれまでのスバルのAWDシステムにハイブリッドを組み込んだものです。

トヨタのハイブリッドはAWDには対応できないために、従来のスバルの資産（生産設備や部品等）とノウハウが活用できないことから、トヨタの方式は使わずに提携前から開発していたシステムをそのまま進化させたものとなります。

トヨタは次期ノア/VOXYでは、コストと電池搭載スペースの関係からハイブリッドはプリウスのシステムをそのまま流用し、AWDは無いと言われています。

噂されているレクサスNXに関しては、ベースがプリウスでCTの車高を上げたモデルです。（RXはカムリワゴンがベース）

http://jp.autoblog.com/2013/06/24/lexus-nx-small-cuv-caught/

http://navi.carsensorlab.net/news/14_21703/

ハリアー後継モデルとRAV4にはe-Fourが搭載されるとされていますから、それよりも上のポジションに位置するNXにAWDが無いと商品力としてはキツイと思います。また、世界ではライバルとなるBMW X1/X3にAWDがありますし。

ですから、ハリアーと同じシステムのAWDはあると思いますが…
ちなみにハリアー後継、NX共にカムリのエンジンとハイブリッドシステムが入るとされています。

図はスバルXVのハイブリッドシステム。エンジンとCVTの間のクラッチを切ることで、低速時のEV走行を可能にしています。