レクサス GS 「レクサスよ、お前もか 乗っているのはGS350です。社用と私用兼用のクルマですが、主に仕事用で使っています。コテコテのセダンは嫌だったのでGSにしまし」のユーザーレビュー

レクサスよ、お前もか 乗っているのはGS350です。社用と私用兼用のクルマですが、主に仕事用で使っています。コテコテのセダンは嫌だったのでGSにしまし

2010.3.11

総評

レクサスよ、お前もか
乗っているのはGS350です。社用と私用兼用のクルマですが、主に仕事用で使っています。コテコテのセダンは嫌だったのでGSにしました。
　アンチ派からは酷評されますが、デビュー当初はＬＳがなくレクサスのフラッグシップモデルだっただけに、全体の出来については満足しています。一部にはボッタクリとの声もありますが、同クラスのベンツやBMWを買えばそれ以上するし、それらと比べても決して見劣りはしないと思います。また、アクの無いデザインも仕事用として不特定多数の人間に対しては適していると思います。（ベンツなどでお客様のところに伺ってはいらぬ反発を招くこともありますし・・・）
　トヨタ車としては、やや重めでしっかりとしたハンドリングですが、フワフワして軽いものよりも、こちらの方が好みです。各種ハイテク装置のおかげもありますが、高速走行の安定性も良く、橋の上で横風にあおられても、雨の日の路面でも安心してハンドル操作が出来ます。全てをさりげなくこなし、ドライバーに無用なストレスを与えないように仕上げられているクルマで、正直言って面白味ないけれど、静かに安定して、どこまでも安楽に移動できる車だと思います。性能、品質もディーラの対応も含めれば価格相応だと思うし、満足しています。
むしろ不安なのは、その次のGSがどうなるかですね。
　トヨタは北海道で生産する高級車用アルミホイールの一部を、系列の中央精機のインドネシア工場に移管することを発表しました。
　インドネシアに移管するのは、「高級車」レクサスＬＳ用アルミホイールとのこと。生産方法も高圧鋳造から金型コストが安い低圧鋳造に切り替え、東南アジアの安い労務費と合わせてコスト削減につなげるのが目的だそうです。拠点や製造方法が変わるが、品質管理を徹底して従来品と同等の品質を確保するとのことですが、ビッツやカローラならいざ知らずフラッグシップのＬＳまでコストダウンとは・・・・。
「レクサスよ、お前もか」という気持ちです。
こんなことするから、ボッタクリとか言われちゃうんですよ。

満足している点

①内装：
　「もどき」ではない木目、豪華ではないが落ち着いた上品な仕上げ。アルミ板磨き上げのメーターパネルはとても気に入っています。本革のシートは、シートだけでなくドアトリムもレザー仕様になるので統一感があります。また、日常的に使用しない細かいスイッチ類は、運転席右側のプッシュオープン式のスイッチボックスにしまえるのでインパネ周りが非常にスッキリしている点もいいです。
②静粛性：
　エンジン音に関していえば本当に静か。４０００ｒｐｍまで音はほとんど車内には聞こえません。１００ｋｍの巡航でも２０００ｒｐｍ以下なので、高速でも車内は静かですね。むしろ、エンジンが静かな分、路面状況によってはタイヤのノイズの方が目立ちます。
③動力性能：
　3.5ＬのＶ６のパワーは十分です。特に２０００～６０００ｒｐｍという常用範囲でほとんど変わらないトルクが得られるので、日常のドライブには使いやすい。ハイテク装置のおかげもありますが、高速走行での安定性も良く、多少横風にあおられても、雨の日の路面でも平気です。「走る・曲がる・止まる」の基本は出来ていると思います。

不満な点

全体的には満足ですが、最近のトラブルを含めて細かな不満を・・・
①最近目立ち始めたブレーキダスト
　前から気にはなっていましたが、最近かなり目立ちます。他のオーナーさんのレビューにも同じようなコメントがありました。点検では特にブレーキパッドには問題ないとのことですが、ホイールは汚れが着き易いタイプなのでしょうか？
②やっぱり高い補修費用
　近所のクルマ数台が悪戯されて、ボディのサイドに大きな引っ掻き傷が。
　しょうがなく修理を依頼したのですが、修理費は予想の倍以上。多層塗りなので手間がかかることは承知していましたが、ちょっとでびっくりしました。保険で支払いましたが、自腹だったら・・・。車両保険は必須ですね。
③次のモデルは・・・
　昨年のレビューで「最近モデルチェンジをしたクラウンは内装が安っぽくなったので、ますます差が広がった感じ。次にモデルチェンジをしたときにはチープにならないといいのだが・・・。」と書きましたが、このままではどうやら予感が的中しそうな感じです。クラウンのカローラ化によってレクサス／クラウンの差異化を図ったトヨタですが、そのレクサスにもコストダウンの荒波が・・・。「プレミアム」って言葉を使う以上はしっかりとしたものを作っていただきたい。
　来年２度目の車検を迎えますが、次の出来栄えが不安です。
　できれば、もうしばらく乗り続けようと思います。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験