似て非なるもの。
職場にある営業車や実際に自分で所有して色々なクルマに乗ることができています。それらを比べてハッキリ言えることは「すべての車が似て非な
2007.10.30
- 総評
- 似て非なるもの。
職場にある営業車や実際に自分で所有して色々なクルマに乗ることができています。それらを比べてハッキリ言えることは「すべての車が似て非なるもの」であることです。
各メーカー色々な趣向でクルマづくりをしてきている中、コンセプトが似てるクルマ同士でも、じっくりと乗ってみれば違いがわかるものです。
ホンダのゼスト・ライフに共通して言えることは「セカンドカー専用的な感じがしない」こと。
このクルマでロングドライブなどにも通用する「行動範囲の広さ」が他社に比べて優位じゃないかなぁ?と思います。
他社にもそういったクルマがいくつもありますが、どっかに偏った感が無いわけでもありません。
で、ゼストですが…、「クルマの出来」という観点から言えば、十分な魅力を持ってるクルマです。「ファーストカーとして通じるもの目指した」ということですが、何となくではありますが理解できる「良さ」があります。
ユーザー歴はまだまだですが、全般的に不満の少ない1台です。
- 満足している点
- 動力性能はノンターボでは多少の限界があるのは否めませんが、それでもストレスは比較的少ないものです。
ミッションは有段ATですが、他社に比べれば制御も精密にされており、十分にスムーズです。今やCVTが主流ですが、ライフ発売の時点では技術的な問題と、「エンジンの性能をフルに引き出す」為に載せなかったものだろうと思われます。新フィットの技術も出てますから、次に期待したいです。
室内空間は、車高も多少ありますが広さは十二分にあります。特にリアに座った時の「足の自由度」は新フィット以上のものがもしかしたらあるのかも知れません。ホンダの低床化技術は実に上手く消化されています。
内装の質感もこの値段帯の普通車と全く引けを取りません。他社と比べても互角かそれ以上じゃないかなぁ?と思います。
荷室もその低床化により、クラスの中では相当に広く作られています。
最大の利点は「ロングドライブにも耐えうる」クルマであることです。
まずは静粛性。このクラスの「似たもの」の中では屈指のものと思います。中盤のグレードでも相応の「音対策」がとられていて、高速で結構エンジン回転は上がってるにもかかわらずあまりうるさくないんです。特に4→3速へのキックダウンのときに急に起きるうるささもなく、市街地での加速時も同じ印象です。
あとはフロントシートの造り。他社に比べると頑丈じゃないかな?と思います。「多少重めの男」でもしっかり支えますし、何せ長時間・長距離とかの疲労度が違います。
あとは足回り。14インチタイヤ装着の「スポーツ」は正直きつい部分がありますが、標準系はライフに比べると若干硬い程度です。多少「頭の重さ」で左右に振られますが、他社のものに比べるとそのレベルはかなり低く、大きく跳ねるところの揺れの収束性や路面の継ぎ目などのさばき方は普通車と同等とも思われます。
ロングドライブに耐えうること…、このメリットは他社に比べても結構なアドバンテージじゃないかなぁ?と思います。
- 不満な点
- リアシート…、座る部分はちょっと短めですが、シートの造りで何とかカバーしてます。しかし、背中の部分は…肩がスースーです。シートアレンジが災いのもとなんでしょうが、子供・小柄な女性ならばっちりですが…フィットのようなセンタータンクなら解消するのかなぁ?
あと、シート・ハンドル・ベルトのアジャストがない…。僕の場合は上手くドラポジをとることができましたが、メーターの上端がギリギリ見えるくらい…。他社もこの点を徐々に修正しつつあるので、ここは頑張って欲しいところです。
装備的には若干プアかも知れません。装備とクルマとしての出来の良さ…悩ましいですね。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験