地味で隠れた名車
当時全財産を投じて一番最初に自分が購入した車でした。本当は「Honda-DNA」のキャッチコピーだった6代目アコードを第一希望として
2009.1.28
- 総評
- 地味で隠れた名車
当時全財産を投じて一番最初に自分が購入した車でした。本当は「Honda-DNA」のキャッチコピーだった6代目アコードを第一希望としていたのですが、噛ませ犬のつもりで姉妹車のトルネオの見積もりを取ったのですが、意外な程の値引きの大きさ、当時の営業担当者の人との相性の良さで、予定の無かったブルーのトルネオを購入しました。
第一希望のアコードではありませんでしたが内容は全く同じ車。青い車に青いエンジンカバーに覆われたDOHC-VTECエンジンがやたらと格好良く感じました。エンジンはさすがHonda!!に尽きます。最近、代車で再び乗る機会があったのですが、10年以上たった現在でも一級品の性能です。と言うより、その後に乗り継いだ車の中でも、私にとって初代の車であるトルネオのエンジンが一番気持ちよかったと感じています。
高回転まで一気に吹き上がり、VTECが目覚めた際の二段ロケットの様な加速…。細かい所に様々な不満点(下記記述)はありましたが、この一点だけで、そんな事は忘れるほど「買ってよかった~」と思えました。
このエンジン性能に追随してボディ剛性もまずまず。サスも4輪ダブルウィッシュボーンでやや固めながらもしなやかな乗り心地。
また、4速ATながらもセミオートマの機能があり、ゲーム感覚で運転を楽しめた事を覚えています。
また、当時としてはまだ珍しくディスチャージライトが標準装備で付いているのも良かったですね。
逆を言えば、そう言った「走り」の部分にコストをかけて、内装等はチープ…。そんな感は否めませんでしたが、これは当時のホンダ車全てに共通している特徴かと思います。
中古ではセダン離れの影響のあり随分価格の下がりました…。しかし、非常に地味な車ではありますが、今でも十分に通用する素晴らしい性能を維持している数少ない名車だと思います。
本当にVTECエンジン、いいですよ!!
- 満足している点
- 気持ちの良いDOHC-VTECエンジン!!高回転カムに切り替わってからの吹き上がり、本当に最高でした。うるさいハズのエンジン音が不思議と心地良く感じるほどです(VTECサウンドに陶酔してた??)
当時のCMで「走りの遺伝子が目を覚ますHonda-DNA」というフレーズがありましたが、まさにその通りでした。「走る・止まる・曲がる」に関してはあの価格では文句なしのレベル。大きさも5ナンバーサイズでジャストサイズ(かと言って室内空間は狭くない)。燃費も予想外に良くハイオク仕様でしたが、財布には優しかったです(むしろ次代のエレメントの方がレギュラーにも関わらず出費が多かった)。
既にセダンの凋落が始まっていた頃でしたが非常に面白く、満足度の高い車でした。
さらにパワステの重さも3段階で調節出来るのは良かったですね。最近の車はどのメーカーにも共通して言えるのですが、異様なまでにハンドルが軽い!!この機能はオプションでもいいので是非復活させて欲しいと本気で思います。
- 不満な点
- エンジンパワーや走行性能、車の図体に反して標準のタイヤが15インチと言うのは寂しい限りでした。せっかくの性能を引き出せていないと感じましたね。しかも、インチアップしようと社外のタイヤに変更しようとしても4穴のホイールでは選択肢が非常に限られる上に価格も高かったので、非常に悩んだ事を覚えています。後から出た「初代ユーロR」のタイヤを最初から装着してくれれば良かった。
また、セミオートマ機能は非常に面白い機能ではありましたが、エンジンの性能(高回転型エンジンなので低回転ではトルクが足りない…)を考えると5速は必要と感じました。
また、この当時のホンダ車全てに共通しているのですが、高性能のVTECエンジンに4輪ダブルウィッシュボーンサスを採用した事で、他の面(特に内装面)でコストダウンの形跡が如実に分かる事。シートの痛みが早かったですね。まぁ、そこがホンダらしいといえばホンダらしいですし、その分エンジンやサスは最高でしたから許せましたが…。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 故障経験