ホンダ ステップワゴンスパーダ 「ステップワゴンの展示車を見た感想」のユーザーレビュー

ステップワゴンの展示車を見た感想

2017.9.16

総評

ステップワゴンは、装備、内装的にはまとまってはいるが、競合他車に比べると少しインパクトが薄いかもしれない。そのかわり欠点と言える部分もない。逆に外見は個性的だが人気がないようだ。エンジンがダウンサイジングターボというのが大きな特徴だが、一般ユーザーにはピンとこない。となるとやはり最大のウリである「わくわくゲート」が気に入るかどうかが、ユーザーにとっても最大のポイントだろう。
結局、個性が強くて一般ウケしないということになるが、ネットによると走りはいいらしい。
個性と走りならステップワゴン、見た目重視のヤングならノアヴォク、装備重視のファミリーならセレナということで、各メーカーの住み分けができているという感じがする（売れてないホンダは住み分けできてるとは言わないか）。

満足している点

（マイナーチェンジ直前だが）展示車を見た感想。フリードスパイクと比較してみる（当然クラスは違うが）。
まず外見。ヘッドライト周りに今風感がある。リヤは特徴的な左右非対称だが、言われるほどヘンには感じない。全体的には言われるとおり少し小さく見えるが、横から見るとやはり高さと長さを感じる（当然か）。若干ゴテゴテ感があるが、写真よりは実物の方がカッコいい。
次に室内。第一印象は、何もない。あまりに普通すぎる。とにかくシンプル。
インパネ回りのデザインは、直線・水平基調で今風感はあまりないが、収納はかなり多く運転席側にもある。また上が水平で物が置けるという点は、単純なことだが運転席回りの実用性という点ではかなり大きい。これは競合他車にはない部分だ。
内装の質感は、良くも悪くもない。ピアノブラック風の部分は今の流行りのようだが、キズが目立ちそうでちょっと心配。ドア周りのデザインもとにかくシンプル。ドリンクホルダーがあるのはいいが、ドアポケットの幅が狭く物があまり入らない。
シートは、座面、背もたれともにスパイクより明らかに柔らかい。布地の手触りと柄もスパイクに比べると質感が低い。高さ調節とテレスコピックが標準なのは今では当然。ドラポジも基本的に問題は感じない。
三列目は床下収納だが、跳ね上げ式と違い三列目の窓を塞がないし、二列目のリクライニングの邪魔にならないし、何より荷室が広い。ただし、座面のクッションは競合他車の中では最も厚みがない。
シートアレンジは、ごくフツーでしかなく他社より劣っている。二列目の横スライドやロングスライドはない。とはいえ普通に乗る分には足元の広さは全く問題ない。

不満な点

で、当然ながらノアヴォク、セレナと比較してみる。
諸元的にも装備的にも大きな方向性の違いはないが、デザイン、シートアレンジ、運転支援技術でそれなりに特徴はある。
デザインは、外見、インパネ周りともにそれなりに違いがあって面白い。
シートアレンジは、ノアヴォクとセレナは三列目が跳ね上げ式なので荷室的には劣るが、座り心地重視ということになる。また二列目シートがかなり後ろまでスライドする上、横にもスライドする。これはパッと見かなり魅力的だ（実際使うだろうかという気はするが）。
運転支援技術は、セレナ＞ステップワゴン＞ノアヴォクとなるが、まだ使ったことがないのでなんとも言えないし、それこそ上を求めればキリがない。当然あるにこしたことはないとは思うが。
で、ステップワゴン最大のウリが、縦開きもできるリヤハッチだが、これはかなり便利だと思う。セレナも窓ガラス部分だけ開く特徴があるが、縦開きの方が開口部が低く、出し入れの際持ち上げる必要がない。重いものでもラクだ。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験