ホンダ シャトルハイブリッド 「実用性と経済性に全力の名車」のユーザーレビュー

ぜんちゃんのからあげ ぜんちゃんのからあげさん

ホンダ シャトルハイブリッド

グレード:ハイブリッド X・ホンダ センシング(DCT_1.5) 2019年式

乗車形式:仕事用

評価

5

走行性能
3
乗り心地
4
燃費
5
デザイン
2
積載性
5
価格
5

実用性と経済性に全力の名車

2021.12.31

総評
昨今のホンダの電動化戦略を受け、モデル整理の為廃盤との噂ですが、惜しまれる名車だと思います。

走行性能を求める車ではないので目立たないですが、実用的な機能が沢山あり、唯一無二の存在に仕上がっていると個人的には感心しています。
それでいて燃費がとても良く、いつも私の仕事を助けてくれる頼れる車なので、このコンセプトが何らかの形で継承されてくれると嬉しいです。
満足している点
【実用性】
・積載能力が高い
・シートアレンジが豊富
・後席を倒した時フルフラットにできる
・全幅が1.7m以下
・小回り性能が高い
・全高1.55m以下で古い機械駐車場に入る
・運転支援機能が充実していて長距離が楽
・実用車なのに乗り心地もちゃんと考慮されている

【経済性】
・車両価格が安い
・運転次第で燃費が異常に伸びる
不満な点
車両価格を考慮すると、正直不満な点が思いつきません。

強いて挙げるなら、前後に長いキャビンですが前席しかエアコンがついていない(グレード次第?)ので、空調が効きにくいです。
また空調関連のスイッチが静電タッチ式なので、操作性が悪いです。
デザイン

2

デザインははっきり言って古いです。
モデル末期ですので全体的に時代を感じるのは仕方がありません。
デザインを評価する車ではないと思います。
走行性能

3

ステーションワゴンらしく全高が抑えられているので、低重心でセダンライクに落ち着いて運転できます。

パワートレインはロストテクノロジーといっても過言ではないi-DCDというハイブリッドです。
これがこの車の奥深さを語る上で重要な特徴かと思います。

決して速くはありませんが、加速時は結構気持ちのいいエンジン音がします。
これにDCTの小気味良い変速が加わることで運転フィールは想像以上に良好です。
随所でモーターがアシストします。
ストロングハイブリッドに分類されますが、エンジンが主役のハイブリッド方式となります。
乗り心地

4

低重心なのと絶妙なサスペンションの味付けで乗り心地は結構良いです。
柔らかめの傾向だと思いますが、重量物の積載やコーナリングを考慮し、柔らかすぎない良いバランスだと思います。
積載性

5

ホンダのお家芸であるセンタータンクレイアウトを最大限に活かされているのが全長が長めのこの車だと思っています。

まず後席を倒すとフルフラットになります。
荷物も沢山入りますし、車中泊も余裕です。

また後席を跳ね上げる事ができます。
これにより折り畳み自転車を畳んだ状態で、そのまま縦に積めます。
自転車って横積みするとバランスが悪いので重宝しています。
燃費

5

最新のハイブリッド車に負けない屈指の燃費性能を誇るのがi-DCDです。
何も意識せず運転しても市街地走行で20km/lの実燃費です。
さらにエアコンが要らない季節に燃費走行をすると30km/lを余裕で超えてきます。
この燃費走行が肝要で、運転の仕方次第で燃費が大きく変わるのがi-DCDの特徴です。
どのくらいアクセルを踏むとモーター走行からエンジン走行に切り替わるのか、どういったタイミングでモーター走行できるのか、理解できてくると燃費が本当に良く伸びます。
CVTとDCTの伝達効率の差が影響しているのではないかと思います。

i-DCDは非常にマニアックな作りになっていて燃費とコストを求めた時、理想に近いものとなっています。
理想を求めた結果今までにない複雑な機構となっている為、初期型は故障が目立ちました。
ハイブリッドシステムもといトランスミッション周りに不具合が発生するので、自走不可という致命的な故障に繋がりやすいのも世間からの評価を落としてしまった要因のように思います。

今は改善され大きなトラブルは周りでは聞かなくなりました。
余談ですがこういった改善活動、体制がしっかり整っているのは日本の自動車業界の良心ですよね。

個人的には燃費効率という長年の命題に対し、ストロングハイブリッドxDCTという今でも他に例のない異色の組み合わせで応え、しかもコスト管理の厳しい大衆車に搭載したホンダを高く評価したいです。
PHEV車であればDCTを採用した欧州車が増えていますが、あれはEVxDCTで燃費ではなくパワーを求めた物なのでコンセプトが微妙に異なります。
価格

5

機能を考慮すると安いと思います。

これ以上の実用性、積載性、あるいは燃費を求めると価格やボディサイズで妥協が必要になってきます。
それらを全部載せした絶妙なバランスでこの値段ならお買い得とすら感じます。
故障経験
初期型はハイブリッドシステムの故障がありましたが、熟成されたこのモデルでは今のところ故障はありません。

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