可愛い車ねえ
通勤と、仕事でチョイ乗りする機会も多いので、足代わりに惜しげなく使えると思って、普通車の他に軽自動車を所有しています。
旧モデルJB5
2007.3.24
- 総評
- 可愛い車ねえ
通勤と、仕事でチョイ乗りする機会も多いので、足代わりに惜しげなく使えると思って、普通車の他に軽自動車を所有しています。
旧モデルJB5には5年乗りました。何気なく買った車でしたが、実用車として申し分ない動力性能に感動し、迷わずこの車を選びました。
はじめてショールームで展示車を見た時は、あまりにも「女子車」にシフトしたスタイリングと内装には正直引きましたが、旧モデルの好イメージが強かったので、むしろ面白がって即決しました。
契約前に確認したのは、ヘッドライトと車内灯の明るさでした。前モデルでは、夜仕事で乗車中に書類を探す時、車内が広いこともあり暗くてまいったからです。ヘッドライトは安全性と「もっと明るい方がホンダ車らしい」と勝手に思っている為でした。
車内灯の数が劇的に増えたので、車内はメチャ明るくて大満足です。さらにオプション装着のお陰で、夜間助手席足元に書類が落ちたとしてもばっちり視認できるだけの明るさが確保できました。
ヘッドライトはサーチライトみたいで気に入っています。最近セールスマンに聞いたら、担当するお客様からは否定的な声が多く、ノーマルなビームの方が好まれているのだそうです。故障すると修理代が4万円近くなるって話も購入当時聞いていたので、車検時に「マモル」に加入しておきました。
エクステリア系ディーラーオプションを手当たり次第という感じでガンガン装着したところ、外観ばかりか室内までとっても可愛らしい車になって納車されました。その直後に、私が装着したオプションの大半は販売を止めてしまったのだそうです。内装系純正オプションは不人気なのでしょうか。
購入当時は、フルチェンして間もなかったこともあり、信号待ちやコンビニなどの駐車場において置くとみんなの視線釘付けで、凄く恥ずかしかったことを思い出します。
私は車内に一切物を置かないタイプで、シートなどにかけられたビニールカバーは今でもそのままついています。おまけに純正内装オプションをこってり装着しているので、最近乗せた何人かのライフオーナーの女性たちは口々に「新車ですか?ごめんなさい」とか「この車、私のと違いますよ」と驚かれたりしました。彼女たちの買ったばかりのライフは、車内になんやかんやと私物が溢れていて、オプション未装着の車内はいたって質素なのだそうです。
- 満足している点
- スタイリングは非常に魅力的です。購入当時は珍しさもあって駐車時に「可愛い車ですねえ」と女性が集まってきたこともあります。展示車に乗って宣伝で走っているホンダの人と勘違いされたのでした。
あくまで知り得る範囲での話です。エントリーカーとして軽自動車の購入を検討している若いドライバー達の中には、ライフは予算的に自分には分不相応と遠慮している方もいらっしゃいます。
静粛性は抜群です。購入当時「これ本当に軽自動車なの」とビックリしました。シートは自分には腰高感が強いのですが、慣れると気にならないレベルではあります。
極端に女性的な味付けをして登場したマーケティング戦略上の問題か、ライバル車の攻勢のためか、自動車雑誌上などでのインパクトは薄まっていますが、実際に乗ると周りの人々のウケは必ずいい筈ですので、買ってから長く満足できる車だと思います。
長距離走行はお勧めできませんけれど、大人4人が乗っても十分に広い室内には、パッケージングの上手さを感じます。高速道路に持っていっても通常走行でしたらストレスは全く感じません。
私は坂道、というよりズバリ「標高差」が大きい地域に住んでいます。他メーカーの軽では、上り坂ではエアコンを切っても本当にきついんですが、ライフはチョイとアクワルワークに工夫はいるけれど、エアコン回したままでもスイスイいけます(O/Dはオフにします)。ただ、燃費に振ったせいか、動力性能は旧モデルの方が圧倒的に凄かったです。ノンターボでも後ろから押されるように上っていきましたもの。残念ながら、JB5にポンと乗った人は、ほぼ全員が不満に感じると思います。マイルドすぎてホンダらしくないのかもしれません。
その分燃費性能はすごく良いです。JB1ではターボ車の方が燃費が良かったんですが、差は確実になくなりました。平地のみで運用し、エコドライブに徹すれば、地球に優しいこと請け合いです。
時計が狂いやすい、燃費計・メーター類などの機能が足りないかな?と言うのは他のライフユーザー諸兄のご意見どおりです。メーター類は「楽しいよ」レベルです。
シビックとフィットと比べて、乗っていて楽しい気持ちになれるのはライフが一番ですね。
- 不満な点
- 既に指摘されている方がいらっしゃいましたけれど、私も強く言います。停止性能はかなりやばいと思います。
実用域速度から普通にブレーキを踏んでも、イメージしたとおりに減速してくれません。ブレーキ装置の問題とかではなく、ペダルの踏み始めでもっと制動がかからないと、無意識に乗っていると突っ込みそうです。購入直後から幾度かペダル調整などしてもらいましたが、フィールは悪いままです。
購入から年数が経っていますので、MC後など現行モデルでは改良されていれば良いんですが。旧モデルではもっとリニア感や、ブレーキそのものに頼もしさが感じられました。
Aピラーが邪魔ですね!スタイル最優先のせいか、一旦停止路から優先道路への合流は慎重に。ウネウネ道では太いAピラーが視線のど真ん中に来てしまうこともあります(他メーカーの車でもこの傾向が多いので特有の問題ではありませんけれど)。
リアハッチを開けた箇所に汚れが溜まりやすいのと、リアタイヤのタイヤハウスからリアバンパー裏側にかけての処理は泥除けをつけるとか工夫が必要だったと思います。
人事異動で仕事乗りの機会がなくなりました。走行距離もめっきり減り、雨の日は軽自動車には乗らないので、車内はいまだに新車の匂いがしています。
点検は勿論、オイル等消耗品交換からあげくは掃除まで、すべてディーラーでやってもらっています。車検時には「この車は箱入り娘ですね」とからかわれてしまいました。
パワーウインドウのセンサー異常による交換を2回受けました。車の欠陥というより、私は窓ガラスを滅多に開けない人間なので、使った方が壊れないのではないかと思っています。
購入から3年。その間に他メーカーから魅力的な軽自動車が続々発売され、JB5自体も街にあふれています。さすがに新味は失せましたが、あと2年は我が家で大事にするつもりです。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験