ホンダ レジェンド 「ホンダがライバルに勝負と力を込めた一台」のユーザーレビュー

ホンダがライバルに勝負と力を込めた一台

2017.10.3

総評

乗り出して5000㎞を越えたのでレビューします。
SH-AWDがもたらすオンザレールな乗り味は癖になり特に用がなくてもドライブにいきたくなります。
燃費は現在の高級車には及びませんが、高い燃料費を払ってでも満足できる走行性能をこの車は持っています。新型シビックもそうですが、ホンダは良い車を作ってもマーケティングが下手過ぎです。KA9、KC2等ではリアパワーシートなど比較的後席装備も充実していますがKBレジェンドではそういった装備は一切なくオーナードリブンとしての性格が強く、良くも悪くも走りのホンダらしい一台です。
今回、思わぬ形で所有する事になった車ですが部品がなくなるまで乗り続けていきたい。そう思わせる車です。





こちらは画像をあまり掲載できませんのでレジェンドに興味のある方はブログの方に詳しく書いてみましたので下のURLからご覧下さい。

https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/2594057/blog/42418699/

満足している点

何と言ってもSH-AWDのもたらす走行安定性の高さです。新東名、北関東道などのカーブが少なく、交通量の少ない場所では非常に快適に移動できます。また、都心環状線などカーブが多いところも非常にストレスなく走れるのでわざわざ山手トンネルを使わず都心環状線を使いたくなります。
私は良くアクアラインを使用しますがその際も横風の影響をほとんど受けず安心して運転することができます。
BOSEのオーディオシステムはスピーカー数こそ10個と特別多くはありませんが非常にバランスよくチューニングされておりクラシックやオペラなどを聞くには最高の環境です。
シートの出来が良く、特にヘッドレストは通常多くの車は前後調節は下側を支点として動きますが、この車は上を支点として調節できるので頭をきちんと包み込んでくれます。
プラチナフロストメタリックは塗装の質がとてもしっかりしており軽く磨きコーティングをすることにより鏡のような塗装面を見ることができます。また、手抜き洗車でも洗車傷があまり付かず、とても美しい色です。
ドアの開閉も力要らずで閉まる音も上質です。
ドアのプレスとガラスの段差がなく角度によっては1枚ガラスのように見え、窓枠の処理や窓ガラスの閉まり方、これは40系LSよりも良いと思います。
デザインも決して奇抜なものでなくプレーンなデザインで非常にまとまりが良く、人によっては不満に感じるかもしれませんが、セルシオよりも幅はありますが、それを感じさせません。
些細なことですが車検証ケースが革調の専用品である。
また、滅多に同じ車にすれ違わないのも私的には満足です。
ガソリンはハイオク仕様で大喰らいですが、エンジンオイルは同クラスのGR系に比べて、エレメント交換をしても4リッター程度で済むのでオイル交換の費用はあまりかかりません。

不満な点

横からから見たときにフロントオーバーハングが長い。
ナビの操作がタッチパネルではないのでトヨタばかり乗ってきた自分にとっては名称を入力する際に非常に不便です。
ステアリングスイッチ及びウインカーレバーが経年劣化によりベタつく。
センターコンソールのアームレストの表皮が弱い。
リアシートが乗り降りしにくいのでクラウンのようにシートアシストグリップがあれば良かった
クルーズコントロールの設定速度が110㎞までで折角の走行性能をいかせません。せめて120㎞にして欲しかったです。
なかなか5速にはいらない。

デザイン

-

走行性能

-

この車はクラウンの2GRや1UZのようなトルクで走るタイプではなく、きっちりと回して乗るタイプのエンジンですので低速では3.5という感じはしませんが、3000回転以上ですと非常に気持ちの良いサウンドを奏でながら滑らかに力強く加速していきます。なので都内などはスタートでは踏み込まなくてはならないので燃費はよろしくありません。
私の車はメーカーオプションが一切ない素のベースグレードですのでステアリングが電動パワステでなく油圧式なのでとても自然なフィーリングです。乗り心地はトヨタ、日産、ドイツ御三家などとも違うホンダ独自の脚周りだと私は思います。
また、排気音は、ノーマルでも充分スポーティーです。

乗り心地

-

乗り心地は固くもなく柔らかくもない絶妙な乗り味です。しかしリアシートはシートバックがもう少し柔らかく寝ているとよいと思います。
静粛性は一般道では他社の同クラス程、静かではありませんが、個人的な感覚では高速走行の際はクラウンやフーガなどよりも空力の影響か静かでした。

積載性

-

ゴルフバックは3つ積めますが、ゴルフバック以外のボストンバッグ、シューズケースを入れるとなるとコツが必要です。
トランクルーム内の段差は少々いただけない。

燃費

-

高速のみの使用では13㎞を記録しました。
通常の使用では郊外路を多用する走り方では8.5㎞、市街地では7㎞程ですか、3.5Lフルタイム4駆ということを考えれば仕方がないと割り切ってます。

価格

-

故障経験

ごく稀にバックモニターのガイド線が表示されないことがある。