ホンダ ジャズ のみんなの質問

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イギリスやオーストラリアは日本と同じ左側通行の国だそうですが、

これらの国々に輸出されてる日本車は、国内仕様とほとんど同じクルマなんですか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

●オクタン価
欧州の場合,ガソリン名称(これはいろいろある),オクタン価および価格(ハノーファーの場合)は下記の通りです。

Normal ---- 91 (1.372ユーロ/L)
Plus ------ 95 (1.372ユーロ/L) ~ Normalと同じ
SuperPlus - 98 (1.443ユーロ/L)

日本のオクタン価(実勢値)は

90(レギュラーガソリン)
100(プレミアムガソリン:ハイオク)

このため日本のオクタン価が低いというわけではありません。欧州の場合、オクタン価91と95が同価格(地域により異なる場合もあるが)なので、車両メーカはオクタン価95を指定するのです。

ただスポーツ指向の車両では,オクタン価95以上を指定するのが一般的です。このため,欧州車を日本で走行する場合,プレミアムガソリンあるいは<チャンポン(レギュラー+ハイオク)>が選ばれることになります。

●例
マツダ3(日本名:アクセラ) … マツダ・スピード・アクセラを除く
ホンダ・ジャズ(日本名:FIT)
トヨタ・ヤリス(日本名:VITZ)

は、いずれも日本ではレギュラーガソリン仕様ですが、欧州では、オクタン価95が指定されています。

●販売地域でもっとも大切なこと
オクタン価はあまり重要ではありません。もっとも重要なのは、下記の諸点です。

・規制 … 特に安全関係と排ガス関係
・燃料に含まれる硫黄分濃度
・燃料のバラツキ

特に、硫黄分が重要です。

●どうして硫黄分が重要なのか
硫黄分が多いと、下記の問題点があります。

・金属腐食 … 硫酸物をつくり、エンジンや排気系部品を腐蝕します。このため硫黄分が多い地域では、上記の材料や触媒を変えます

・触媒被毒 … 触媒は、硫黄があると被毒します。被毒とは、本来、NOxなどを処理するところに硫黄化合物をつくり、触媒機能が失われることです。このため直噴エンジンのようにリーン・バーン燃焼に近いことをする場合には、NOx処理触媒被毒があるため、直噴を採用しないことがあります。

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

2010.2.8 13:35

大変参考になりました♪

その他の回答 (2件)

  • 右ハンドル車でも輸出用は日本用と違ってウインカーレバー左、ワイパー右だね

  • 同じではありませんね。まず国内のようにATしか用意しないと買ってくれる人は少なくなりますので、MTが標準でATはオプションというしようになっているモデルが多いです。それから装備品が違いますね、まずナビゲーションは現地のものになりますし、インパネまわりの表示などもこれらの国に出すものは英語になりますし、そもそも快適装備はオプションで選ぶというのが一般的ですから、装備は簡素化されます。また日本のガソリンはオクタン価が低いので、高オクタン価用の設定にしたエンジンが搭載されます。そういう意味では日本仕様とほとんど同じということはありえないですね。

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