ホンダ インテグラ 「良くも悪くも「高級車」になってしまいまし...」のユーザーレビュー

良くも悪くも「高級車」になってしまいまし...

2003.8.26

総評

良くも悪くも「高級車」になってしまいました。初めから「TYPE-Rありき」の開発方針は，従来のTYPE-Rのようなスパルタンさを求める人を落胆させてしまうかもしれません。峠やサーキットで楽しめるのはもちろんですが，高速や街乗りも楽チンです。しかし，「他のファクターを少々犠牲にしても，走る・曲がる・止まるの基本性能は高いものを」というとんがった性格の車ではなくなりました。よく言えば一皮むけて大人になった「21世紀のTYPE-R」なのでしょうが，悪く言えば「フツーの量産車」です。

満足している点

この車はエンジンだけでも「買い」です。低回転から太いトルクが発生し，トルクの谷も特に意識することなく高回転までストレスなくフケ上がります。S2000にこのエンジンを載せたいという人がいるというのも頷けます。高速では６速のまま追い越し可能ですし，街中でも頻繁にシフトチェンジする必要はありません。ピークパワーはこれ以上あってもFFでは活かせないと思います。このエンジンの欠点は「音」くらいでしょうか。音は間違いなくB-16系の方がいいです。

不満な点

EK-9から乗り換えましたが，ハンドリングはEK-9の方が上質です。絶妙なセッティングでうまく誤魔化してはいても，フロントのストラットはやはり最悪です。本気で走るとタイヤのブロックが飛びます。だからといって足をいじると，たぶん遅くなります。ブレーキはブレンボが付きましたが，車重のせいもあるでしょうが，EKの方が良かったです。一発のブレーキ性能よりも，サーキット等で周回を重ねたときに真価が出せるのでしょう。ガンガン走りたければ，中古のDC-2かEK-9の方がいいと思います。この車は，大人げない大人が乗る車でしょう。買ってきてそのままの状態で走るしかない車です。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験