ホンダ インスパイア のみんなの質問

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燃料を入れる時ですが交互にレギュラー、ハイオクを入れても大丈夫でしょうか?

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もし大半の欧州仕様(=オクタン価95)に合わせたいとすれば,交互に入れるのではなく,給油の時,半量をレギュラー,残りの半量をハイオクにすると,平均オクタン価が95になります。交互に入れると,オクタン価変化が起き,エンジンのリタード制御により,リタード時は燃費が悪化します。

まずエンジンには、ハイオク対応エンジンとレギュラー用エンジンがあります。そしてハイオク対応エンジンの大半は、レギュラーガソリンが使用できるようになっています。

●エンジンは3種類
(1) ハイオク専用エンジン … 昔のターボ車や大半の外国車は、ハイオク使用を前提としています。

(2) ハイオク推奨(レギュラーも使用可能)エンジン … 現在のエンジンの多くが、この仕様です。最高出力や燃費のためにハイオク使用を推奨していますが、実態はレギュラー使用が多いため、レギュラー使用時には、制御(後述します)を切り換えます。

(3) レギュラー使用エンジン … 最近、増えてきました。例えば、ホンダのインスパイア(3.5L)やマツダのアテンザは、前型車はハイオク仕様だったのですが、モデルチェンジしてレギュラー使用に変わりました。実態として、レギュラー使用が多いことを調査したからです。

●ハイオク仕様のエンジンとは
ハイオクガソリンはオクタン価が高く、より高圧縮比で使えます。エンジンの圧縮比を高くすると、出力と燃費(効率)が向上します。

●レギュラー対応ハイオク推奨エンジンとは (上記の(2)の説明)
高い圧縮比のままレギュラーガソリンを使うと、負荷が高い条件などでノッキング(ノックともいう)を生じます。これを回避するため、点火時期を少し遅らせます。すると、圧縮比を少し低くしたのと似た状態になり、ノッキング発生を回避できます。

ほとんどの使用条件では、点火時期を遅らせた制御(リタード制御といいます)の影響を感じるのは、難しいのですが、最高出力を使うばあい(全開加速など)や連続高負荷状態(富士山を高速で連続して登るとか)では、出力低下が感じられます。

つまりレギュラーガソリンを使用することで燃費悪化はありますが、これは負荷の高い条件であり,ほとんど条件で、ハイオクに対して大きな差はありません。

特にレクサスの直噴エンジンでは,燃焼室内に吹き込まれた燃料が気化するとき,燃焼室内の熱を気化熱で奪います。つまり燃焼室内温度は40~50℃低下します。これによりノッキングに強いという特徴があります。

またノッキング回避のためのリタード制御は,いつもやっているわけではありません。エンジン負荷の高いときにリタードしているのです。

●プラシーボ効果
ハイオクを使うと燃費や出力が大きく改善するのは、一部の高圧縮比エンジン(ターボのような過給エンジンも含めて)であり、一般のエンジンでは、走行条件差(道路事情や渋滞の影響)により明確に感じるのは難しいはずです。時々、燃費や出力の向上があるとの記事がありますが、いわゆる「プラシーボ効果」によるものです。

つまり多くの「燃費改善グッズ」のように、装着後は、燃費を良くする運転をしてしまうのです。

●ハイオクガソリンの出力
ハイオクガソリンは、レギュラーとは異なる成分のため、発熱量がわずかに大きくなっています。

レギュラーガソリン 34.5 MJ/L (低位発熱量では、32.8MJ/L)
ハイオクガソリン 35.1 MJ/L (低位発熱量では、33.3MJ/L)

出典は、資源エネルギー庁が作成したデータ(エネルギー源別標準発熱量(平成19年5月25日改訂)です。

つまり 1.7% ハイオクの方が、出力が大きくなります。この程度の差では、まず専門のドライバーでも感じるのは困難でしょう。

●洗浄剤
ハイオクには筒内(燃焼室内)洗浄剤が入っています。これは、数年前までMTBE(メチル・ターシャリー・ブチル・エーテル)というもので、オクタン価を上げていたからです。これを使うと、筒内が汚れるため、やむなく洗浄剤を入れていました。

しかし肝臓への危険が懸念されるようになり、使用はやめました。しかしハイオクは洗浄剤が入っていて良いという「誤解」が生まれ、石油メーカも、それをいいことに現在も洗浄剤を入れているわけです。

筒内が汚れにくくなることは事実ですが、一度、付着したデポジットなどを落とすような効果はありません。高速道路で全開加速をしたほうが,マシです。

●まとめ
ハイオク仕様のクルマで,毎日,富士山に登ったり,交差点ダッシュを繰り返すのなら,ハイオクを入れるべきです。それ以外の通常の運転なら,ハイオク仕様車の大半がレギュラーが使え,燃費差はほとんどありません。

余談ですが、自動車会社も試験車両を「足グルマ」に使うときは、レギュラーに切り換えて使います。ハイオク使用による燃費差が小さいことを知っているからです。

ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

2011.1.18 07:16

ありがとうございます。

その他の回答 (8件)

  • スポーツカーでハイオクを指定されているのなら、ハイオクだけにした方がいいですね。それで明らかに馬力も変わってしまいますし、エンジンの不調をきたす原因となります。

  • 日本車の場合はほとんどの車種で問題はでません。(一部の高性能スポーツカーはだめです、現行GT-RやLFA等)ハイオク指定の車にレギュラーを入れても故障はしません。ただしコンピューターの制御で圧縮を最高まで上げないのでパワーは落ちてしまいます。
    ヨーロッパの車の場合はどんなパワーのない小さな車でもハイオクをいれないとだめです。
    これはもともとヨーロッパで売っているガソリンがオクタン価95なんです、日本のレギュラーガソリンはオクタン価90くらい、ハイオクはオクタン価98~100です。
    ですから日本のレギュラーガソリンを入れるとオクタン価が低いため混合気を圧縮していく過程で圧縮熱にたえられず先に燃焼してしまう可能性があります。
    以上のことからヨーロッパの車や高性能国産車でなければ壊れることはありません。

    ちなみにオクタン価が高いほど燃えにくいガソリンになります。(それだけ圧縮熱に耐えられるということです)

  • ハイオク指定はハイオクガソリンを!!レギュラー指定にはレギュラーガソリンを入れましょう!!
    良く勘違いする方がいますがレギュラー指定車にハイオクガソリンを入れると性能が上がると思っている方がいますが間違いです。
    昔と違って電子制御化が進んだ現在の車のエンジンは指定どうりのガソリンがベストですし指定外のガソリンはエンジン不調の原因になりますよ。

  • 壊れたりはしないと思いますが…… ハイオク仕様の車にレギュラーをいれているということでしょうか? その場合、パワーダウンや燃費の悪化につながるので、燃料代の節約にはならないです。(これはECUの設定によるもので、レギュラーでも大丈夫なように、燃料を多めに噴くためだそうです。)あまり意味がないですよ。

    ちゃんと指定の燃料を入れるべきだと思います。

  • 燃料はそのクルマに合ったタイプのガソリンを入れて下さい。

    レギュラーであればレギュラーです。
    ハイオク入れたから性能が上がるとかにはなりません。もったいないだけ!

    逆にハイオク指定ならレギュラー入れると燃焼異常を起こすかもしれません。
    注意して下さい。

  • ハイオクはハイオク、
    レギュラーはレギュラー
    のほうが安定します。

    キューピーのマヨと味の素のマヨ
    混ぜますか?
    混ぜないほうがおいしいです。
    個人的には。

    それと一緒です。

  • 結局はオクタン価の違いですし、指定がない限りは問題ないでしょう。
    ただできることならハイオクを入れる場合はハイオク1本に絞ったほうが安定すると思います。

  • エンジンの仕様に合わせたガソリンを入れないと、不具合が起こる可能性があります。

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