ラロフカさん
ホンダ フリードハイブリッド
グレード:ハイブリッド ジャストセレクション_6人乗り(CVT_1.5)
2011年式
乗車形式:マイカー
この中途半端な仕様をどう捉えるかでまるで評価の変わる車だと思います。私のような3人家族(4人までを想定)で3列目使用頻度が月に数回、3列目使用時の窮屈
2013.5.22
- 総評
- この中途半端な仕様をどう捉えるかでまるで評価の変わる車だと思います。私のような3人家族(4人までを想定)で3列目使用頻度が月に数回、3列目使用時の窮屈さ登載量のなさやパワー(ドライビングプレジャー)のなさ、HVの割には伸びない燃費などは最初から納得済みであればメーカーの言う『ちょうどイイ』車であり高評価できます。特に極力コンパクトでたまには3列目が使える低燃費の車という我が家が重視した条件には合致していると思います。絶対的な走行性能や快適性を求めるなら他を探すので、少なくともその点は割り切りました。決してドライブが楽しい類の車ではないですが、いかに燃費良く走るかに腐心して走らせるのが案外テクニカルで、違う意味で楽しく走らせています。
低燃費走行を体現するにはそれなりの走らせ方を要求する車で、HVといえど「アシスト付自転車」のようなシステムなので、何も考えずに走らせるとガソリン車とさほど燃費も変わりません。その点トヨタ方式のHVは良くできていると思うし、そのシステムが載っていればまだ燃費は伸びるのになと思いますが、次期型にその点は期待しています。
結果「そこまではいらない」レベルの融合がフリードHVだろうと認識しています。あとは求める側の許容範囲との相談だと思います。
- 満足している点
- ・案外燃費が良い
用途は子供の保育園の送迎(片道8km)が主で、その距離でも平均18km/L前後の燃費は出ますし、10km以上の連続走行では普通に20km超えます。更に長距離になると25km/Lあたりまで伸びます(エアコン苦手につきエアコンOFF、燃費計の数字で実燃費だと誤差1km前後です)。空力の悪いハイトボディと1.5tほどの車重を考慮しても、ここまで燃費の稼げる(それなりに使える)3列シートを持つハイトワゴンは現状これの他はないと思います。年間1万数千km走る私にしてみれば十分の数字ですし、コンパクトが故のメリットだと思います。
・3列目シートが案外苦情が出ない
3列目シートの厚みがあるので(大きなシートも善し悪しですが)緊急用のものよりも実用性は高く、それなりに使えます。足元も1・2列目の理解と協力があれば普通に座れますし、3列目搭乗者から長距離でも狭さやシートの座面への不満は出てません。私自身この3列目で何の問題もない(寧ろ快適ですらある)ので、神経質な人が乗る場合は運転を譲って私(又は苦にならない人)が3列目に回ることで運用しています。実際、月に数回は両親も乗せて片道数時間かけての遠出もしてます。
・思いの外静か
始動もセルモーター使わないので静かですし、室内も思ったより静かです。
- 不満な点
- ・収納が少ない
この手の車にしては小物入れやポケットが少ないので、こまごました物を収納するのには苦労します。これは絶対的なスペースもあるでしょうが、アイデア勝負の面もありますのでメーカーにはその点でも頑張って欲しいと思います。
・助手席の膝周りが窮屈
よく助手席の狭さを指摘する話も耳にしますが、全体の狭さよりもダッシュボードの特異な形状(テーブル状のデザイン)が問題で、膝周りが特に窮屈になります。テーブルのデザインを優先した結果だと思いますが、ここを広くできると前後の調整にも幅ができて更に各列の使い勝手が向上すると思うのですが。結構惜しい部分です。
・2列目のスライド量
後付でスライド量延長レールが出まわるほどなので、やはりスライド量は少ないと言わざるを得ません。3列目収納時との兼ね合いもあるのでしょうが、後方へのスライド量がもう少しあれば4人(5人)乗車時の快適性はもっと良くなります。
・上下動の収まりが悪い
ショックが弱いのかわかりませんが、上下の揺れが収まりにくくフワフワします。3列目の居住性は許せるにしても、それが気になる搭乗者は多いようです。足回り換えたくなります。
・モーターアシストのマネジメント
動条件の関係もあるのでしょうが、モーターアシストのタイミングをもっと煮詰めてセッティングできれば、まだ燃費伸びそうです。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験