ホンダ エアウェイブ 「遊び心ある万能車」のユーザーレビュー

遊び心ある万能車

2021.2.17

総評

シャトル並みの積載力、ロールーフミニバンデザインのスタイリッシュさ、広大なパノラマルーフの唯一無二の組み合わせに、4WD設定、後期型のスポーティー、前期型のアクティブパッケージによるクロスオーバー等、非常に幅広い設定を持つ車です。
社外パーツは、特にエンジン部等はフィットGDの物が使える事が多いです。
廃盤品が多い為、基本的にヤフオク等を漁る事になり、滅多に手に入らないパーツも多数あります
。
欠点としては、現在状態の良い、グレードの高い物があまり残って居なさそうなこと、CVTの持病や今の車に比べて剛性がかなり低い所でしょうか…?

満足している点

ホンダのロールーフミニバンデザインのステーションワゴンであること
欧州車を思わせる、広大なスカイルーフ
そつなく何でもこなす万能性
アウトドア車としての、SUVをも超える性能

不満な点

ある程度弄らないと、少し性能低いかも……

デザイン

4

今、ホンダで絶滅してしまった、ロールーフミニバンデザインであることは特筆すべき点だと思います。
後継車であるフィットシャトルやシャトルには無い、スポーティーさがあります。

走行性能

3

残念ながら、正直、純正での走行性能は低いです。
剛性の低さから、直進時でもハンドルが揺れます。
気持ちの良い走行を楽しみたいなら、剛性強化、ショックアブゾーバーの交換等は必須です。
エンジンも、純正ではふんづまり感があり、高速では少し力不足を感じるかもしれません。
ポテンシャルは高いエンジンですので、ちょっとのパーツ交換で劇的に変わるのが面白くもあります。

乗り心地

3

乗り心地は決して高くは無いですが、当時、このクラスでと考えると良くできています。
デッドニング、剛性強化等で元の設計が悪くない分、劇的によくなってきます。

積載性

5

ロールーフミニバンデザインに拘っている分、高さが低く、またタイヤハウスの飛び出しが後ろに来ているため、現行のシャトル程の積載力はありませんが、それでもかなりの積載性を誇ります。大体の物は積めるのでは無いでしょうか？
(その代わり、後部座席の広さはエアウェイブの方が上だったりします)
また、バッグドアを開けた開口部がフラットなのも地味にポイント高いです。
これにより、スノボーではブーツを履き替える椅子として、キャンプでバッグドアにタープを貼れば、快適空間の出来上がりとなります。
エアウェイブの最大の遊び心、スカイルーフは、アウトドアでキレイな景色を見せてくれ、気分を上げてくれます。スカイルーフを楽しみながら、キャンプや車中泊はシャトルでは真似できない点です。
このスカイルーフ、積載力から、キャンプにスノーボードに車中泊にと、アウトドア車としての性能はかなり高いです。

更にアクティブパッケージ車ならば、エンボス加工になっており、汚れ物も気にせず積めるのも良いかと思います。
(見た目的にもクロスオーバー感が出てて大変良い)

燃費

4

現行ガソリン車と比較しても、破格の燃費の良さを誇ります。
エンジンの吸排気を弄って馬力を上げても、大きくは下がらない為、かなり効率の良いエンジンであることがわかります。
よく語られるような、高出力エンジンでは決してありませんが、このL15Aエンジンもまた、別ベクトルでホンダの技術が余すところなく発揮された、素晴らしい高品質エンジンかと思います。

価格

3

現在のエアウェイブの価格は、選ばなければ30万からでも買える位下がっていますが、個人的には購入するのなら、購入価格をケチらず、よく確認して、状態の良い、高グレードで多くのオプションが付いている個体を選ぶべきかと思います。
特に、前期型の個体の基本グレードともなると、今の基準では想像出来ない位、何もついていません。

故障経験

大きな故障は今まで殆どありません。
かなり丈夫な車です。