フォード フォーカス (ハッチバック) 「ゴルフ対抗としてフォードが本気を出したこの車、世界初の欧州、米国カーオブザイヤーＷ受賞は伊達ではありません。 全幅1710mmという日本では非常」のユーザーレビュー

ゴルフ対抗としてフォードが本気を出したこの車、世界初の欧州、米国カーオブザイヤーＷ受賞は伊達ではありません。 全幅1710mmという日本では非常

2009.12.9

総評

ゴルフ対抗としてフォードが本気を出したこの車、世界初の欧州、米国カーオブザイヤーＷ受賞は伊達ではありません。

全幅1710mmという日本では非常に使い易いサイズで、疲れることなく目的地まで行く、さらに優れたステアリングで運転の楽しさも味わえる、実によく出来た実用車です。　事実この車に乗り換えてから高速に乗らずに山道を走ることが多くなりました。　車としては当たり前のことかもしれませんが、思い通りに安定して曲がってくれるということは本当に気持ちのいいものです。

輸入車ではありますが、気負いなく気軽に乗れるこのフォーカスはかつての欧州大衆車や国産Bセグメントにあった、何とも言えない自由さに溢れ、ついつい出かけてしまいたくなる魅力があります。

反面、このフォーカス以降欧州ではヒット作を飛ばしている欧州フォードですが、日本ではディーラーでの取り扱いが休止状態にあります。　一刻も早い復活を祈っています…

満足している点

何といってもコーナリング性能の高さ。　リヤサスがいいのでしょうか？　後にも先にもこんなに思い通りにクイックイッと曲がるFF車に乗ったことがありません。　決していいタイヤを履いてるわけでは無いのにこの限界の高さは本当に驚きました。

昨今の指一本でクルクル回るハンドルとは違い、欧州車らしい適度に重みのあるパワステの手応えもしっかりあります。

他にはない流れるようなデザインもお気に入りです。　最近はダークガラスばっかりですが、これは全面無色ガラスで、欧州の下駄車的な開放感が素敵。
前方向の視界も広くて運転はしやすく、各種スイッチ類も自然に操作できる位置にあり快適です。　安っぽい割にシートの出来もいいです。　腰痛持ちですがロングドライブでも腰が痛くなりません。　ペダルレイアウトも無理な配置ではありません。

トランクも充分な広さで、長尺モノもリアシートを倒せば余裕で入ります。　

不満な点

90年代F1好きには懐かしい響きなZETECエンジンはレスポンスだけはいいのですが、トルク不足は否めません。　信号加速では3000回転まで回さないと軽にもついて行けないこともあります。（2400rpmぐらいでギリギリ流れを阻害させない程度）
1.6Lの割には燃費もいいほうではありません。　今までの最高は高速を90km/hで流したときの15km/L、夏場エアコンをONにすると極端に落ち、街乗りでは8km/L台を記録したことも。

騒音に関してはエンジン音、ロードノイズともにやや大きめ。　クラシック音楽を聴くのは諦めましょう。　ちなみに時速100kmでの回転数は2700ほど。

現代の車に慣れるている訳じゃないけど小物の収納が少ないと感じます。　購入当初は車内とキーレスでしか開けられないリアハッチにイラッとしました。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験