2017年7月
■2017年7月
FCAジャパンは、フィアットブランド初のスモールSUVのフィアット500Xをマイナーチェンジして、2017年7月1日に発売した。
今回のマイナーチェンジでは、ポップスターにバイキセノンヘッドランプやクラッシュミティゲーション(衝突被害軽減ブレーキ)付の前面衝突警報、レーンデパーチャーウォーニング(車線逸脱警報)を新たに標準装備して、安全性を向上した。また新デザインの17インチアロイホイールの採用やセンターコンソールの意匠を新しくしたほか、これまでブラック/ダークグレーのみだったシートカラーに新たにアイボリー/ダークグレーを設定するなど、質感の向上を図っている。
ポップスタープラスとクロスプラスには、衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロール(ACC)を標準装備。またシートカラーは、従来のブラウン/ダークグレーの色調を変更したほか、新たにブラック/ダークグレー内装を設定した。
ボディカラーは新色のベージュカプチーノを設定したほか、ポップスタープラスに三層パール仕上げパールペイントのイエローを新たにオプション設定した。
■2017年8月
FCAジャパンは、フィアット500Xに特別仕様車「フィアット500X ラウンジ」を設定して、2017年8月9日に発表、同年8月26日に100台限定で発売した。
「フィアット500X ラウンジ」は、通常は設定されていないエクステリアデザインとパワートレインの組み合わせにより、新たな個性を追求したモデル。「ポップスター」と「ポップスタープラス」の特徴であるアーバン志向のエクステリアデザインをベースに、アウトドアのイメージを演出するルーフレールを装着。パワートレインは「クロスプラス」に搭載されていた170ps仕様の1.4リッターインタークーラー付ターボエンジンおよび9速オートマチックと4×4システムを採用した。
ボディカラーはマイナーチェンジで新設定されたベージュカプチーノを設定した。
■2017年10月
FCAジャパンは、「フィアット500X」の特別仕様車「500Xジーンズ」を設定して、2017年9月27日に発表、同年10月7日に90台限定で発売した。
「500Xジーンズ」は「500X ポップスタープラス」をベースに、初採用となるジーンズブルーのボディカラーと、アクセントとなるクローム仕上げのサイドウインドーボトムラインを採用し、スタイリッシュな外観に仕上げている。またインテリアはブラウンレザーのシートを採用し、ジーンズのレザーパッチのイメージを演出した。
安全性にもこだわり、500X初採用となるオートハイビームヘッドライトを搭載。ハイビームで走行中にフロントウインドーに内蔵されたカメラが前方のテールレンズや対向車のヘッドライトを感知すると、自動でロービームに切り替えることで、相手車両の幻惑を防ぎながら夜間の安全運転をサポートする。
装備の充実化を図りつつ、ベース車両と同一の価格設定としたのもポイントだ。