ダイハツ ネイキッド のみんなの質問

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CB400SF バージョンRについて。

CB400SFバージョンRは
なぜ失敗作と言われているのでしょうか?バージョンSとの違いわ?

バージョンRはSFの中でも性能が低く、遅いのでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

私は失敗作とは思いませんが。
初期型NC31乗っていたので、チューンされたVer.Rは羨望の的ですよ。

不人気だったのは事実ですね。
理由は角型ライトとビキニカウルが主な理由で、知人もカウルを取って丸目のヘッドライト着けるぐらいでしたから。
SF登場以降、一昔前の大型車フレームの大きさを持つ当時の400ccクラスの人気は高く、ホンダの他、ヤマハのXJR、カワサキのZRXなど、各社400ccクラスの旗艦車がありました。

特にカワサキのZRXは、大型車種で同じくビキニカウルを持つZ1-RやZ1000Rの面影を投影してることから、Z1-RやZ1000Rに乗りたいが大型免許を持たない層に支持され(確か、CB400SFが出た当時は免許法改正後あまり間も経っておらず、教習所の設備も追いついてなく、いまほど気楽に教習所で大型二輪免許が取れる時代ではなかったと記憶してます)、ZRXは人気車種でした。

ZRXの人気に刺激を受け、「優等生バイク」であったCB400SFに「レーシング/Racing」の”R”を付け登場したのがバージョンRですが、ZRXのように、Z1-Rのファン層があったわけではないのに加え、角目&ビキニカウルの組み合わせは、どちらかといえば丸目ネイキッドの印象が強いホンダのファン層からも拒否反応がでました。

また、これらに加え、当時のVer.Rの広告には、イメージカラーとして「オレンジ」のVer.Rが使用されており、これが「子どもっぽい」という、「レーシング」や「走り屋」のイメージからは真逆の広告展開に批判も多かったと聞きますし、私もそう思いました。

要は、「マーケティングの失敗」ですね。
もし、広告がブラック(ブラックVer.Rもあった)で仕立てあげられていたらもっと展開は多少は違ったものとなったはずと個人的に思います。

しかし、そのVer.Rですが、「レーシング」の設計思想に基づき、初期型からは大きなチューンがされており、
ざっと大まかな変更箇所を挙げると、

・スロットルの開度に応じて最適な点火をもたらす電子制御点火
・高速よりのセッティングのためにカムの形状変更
・マフラーを「4in1」から「4in2in1」で排気効率をアップ。形状も初期型の一体型からサイレンサー部をアルミのコブラ管型にして見栄えもアップ
・ハイカム変更に伴い、強化バルブスプリングの採用
・同じく、それら変更に伴い吸気まわりのリファイン
・前後サス強化
・エンジン振動とヨーイングを抑えるクロスパイプの増結

…などなど、「スピードとパワー、燃費と乗り心地」それぞれを両立させたチューンアップが施されており、「初期型にこれだけのチューニングとカスタマイズをしたらバイクもう一台買えるんじゃ?」と思うほどです。

また、ネガティブな印象の要因となったビキニカウル&角型ライトですが、単に形状を変更しただけでなく、2灯式並の配光性を持つ、ホンダ独自の「FF(フューチャーフォーカス)ヘッドライト」を採用してます。現物みれば判りますが、本当に明るいですよ。

ホンダはVer.Rのセールス失敗に基づき、一年後にVer.Sを出しており、こちらは売れたそうです。
Ver.Sは基本的にVer.Rのビキニカウルを外して丸目のネイキッドにしたもので、フロントブレーキが対抗4ポッドになった以外はそんなにVer.Rとそんなに大差ありません。

当時は拒否反応も多かった「オレンジ」ですが、いまはイタリア産バイクなどが多く走っているため、当時ほどの拒否反応はないと思いますし、気に入らななければ初期型のライトとステーが使えます。初期型は売れたので中古パーツも安定してます。

以上のように、確かに不人気ではありましたがバイクそのものの性能としては、「R」のバッジに相応しい改良が加えられた本当に良いバイクだと思います。Ver.Rのユーザーを知っていますが、「Ver.Rにはこれ以上のカスタマイズをする必要がない/するところがない」と言っていました。マフラーもVer.Rの吸排気に合わせて設計されたものなので、マフラーを変える必要もないと思います。つまり、Ver.Rを知れば知るほどノーマルで乗るべきバイクなのではないでしょうか。

インテやアコードの「Ver.R」をみて判るように、ホンダが「R」のバッジを付ける時は単にマーケティングのためだけではなく、それこそホンダの技術者が純粋にその車種の性能をもっと引き出そうと本気になったときです。つまりホンダらしい、技術者の魂が入った車種なのです。

最後に手元にある当時の広告のキャッチを載せて置きます。



太さが響く。鋭さが迫る。CBの、直4の気質をいかした、走りへのこだわり。
力感をましたパワーユニットが、強靭さをもました骨格が、ライダーの感性を刺激する。
「PROJECUT BIG-1」をより熱く堪能できる、もうひとつのスーパーフォア。
走りが冴える、ホンダの直4。

CB400スーパーフォア バージョンR、誕生。

その他の回答 (1件)

  • 不人気の理由としては、発売当時にカウル形状に難色をしめす人が多かったのが原因ではないでしょうか。

    Ver.RとVer.Sの違いに関しては主にカウル周りとフロントブレーキが大きな部分となります。
    エンジンに関しては両車ともPGM-IGを採用したモデルで、出力などのスペック的はまったく同じなので基本的な速さに関しては差はほとんどありません。

    フロントブレーキはVer.Rではノーマルと同じ方押し2ポットキャリパーでしたが、Ver.Sは対向4ポットに変更されています。

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