ロードノイズがちょっと・・・
お買い得のムーブです!ワゴンRとよく比較されますが
実際乗ってみると違いを感じることが出来ます。
ワゴンRはもっと静かな
2008.10.27
- 総評
- ロードノイズがちょっと・・・
お買い得のムーブです!ワゴンRとよく比較されますが
実際乗ってみると違いを感じることが出来ます。
ワゴンRはもっと静かなクルマでした。
100万もする自動車なら、もう少し静粛性が必要なのではないでしょうか。
20年前にABSが市場に出始めたころ、
メーカは標準装備にしたのを強調していたのに
今ではカタログをしっかり読まないと
ムーブではオプションになっているのさえ気付きません。
むしろ標準装備になっていて当然という認識の方が多いでしょう。
当然、カタログにはABSが過剰装備だという説明はありません。
ダイハツさんが赤字経営ならともかく、街のディーラーはどうですか?
最近、新装開店しているのはトヨタとダイハツさんぐらいです。
キレイな建物で、敷地も格段に広く、それらは地価の高いところにあります。
儲かっているのにさらにコストダウンとは如何なものでしょう?
台数が出るクルマなら、標準装備にして
最小限のコストアップにすればいいのでは。
それが自動車メーカの責任ではないでしょうか。
さて購入される方は、最近流行っている未使用車のLタイプがおすすめです。
私の近所なら79万8千円で買えます。
新車の20万円引きで購入できます。これはお買い得です。
CVTは不要です。パワーと低燃費を両立させています。
標準装備も上記以外は過剰なくらい充実していますし
エアコンも温調機構が無いだけでコンプレッサーの容量は同じですので
夏場は涼しいはずです。
エッセの投稿でも書きましたがダイハツさんのエアコンは実によく効きます。
ディーラで直接買えませんが、登録台数稼ぎのための身から出た錆びです。
遠慮なく専門店で購入しましょう。
今回はレンタカーで6時間、220キロ走破した時の印象です。
雨天で気温は18度でした。
エッセと比較するため、わざとエアコンをONで乗りました。
阪奈道路(大阪→奈良) 強烈な上り坂、走り屋好みの峠道
名阪国道(上野→三重→上野) 強烈な上り坂と80キロ走行
一般国道 山坂道がほとんど
渋滞 30分ほど
<燃費>
実は全く期待していなかったのですが、220キロで11Lでした。
なんと! リッター20キロをクリアしているのです。
登り坂でかなり踏み込み、山坂道ではガンガン攻めて
フル加速に追い越しと、少しも燃費走行しなかったので
これにはビックリしました。
- 満足している点
- ①居住性
インパネシフトと足踏み式パーキングブレーキのおかげで
広大なスペースです。右足が疲れない構造になっています。
②シート
肩の部分のサポートがしっかりしているので、少々乱暴運転しても
姿勢が乱れることはありません。
太ももの裏側まで座面がサポートしているので長時間乗っても疲れません。
センターアームレストは本当にラクです。
③小物入れ
あちこちに収納スペースがあり、ドリンクホルダーもたくさんあります。
財布や携帯電話が2人分ほど収納できます。
④インパネシフト
操作感が頼りないですが、肩が疲れないので重宝します。
⑤加速(平坦な一般道)
一人乗車で平坦な道路なら800キロの車重を感じさせないです。
エアコンONでも加速に不満はありません。
60キロまでは流れに乗ってラクラクと走ります。
⑥中間加速
50→60キロの加速は、3速に瞬時に切り替わり
しかもトルクが充実しているのでラクです。
街乗り重視のセッティングです。
⑦登坂性能(4速AT)
若干重めなのでエッセほどではありませんが
阪奈道路の登り坂なら何とか普通に登っていきます。
3速がかなり加速重視のセッティングなので
車速が60キロ以下にならないように維持すれば
キビキビ走ります。
⑧高速巡航
80キロならラクラクです。100キロでも大丈夫です。
この車速だと10キロ加速するのに5秒近くかかりますが
速度を一定に保つのはラクです。
⑨全開加速
0→50キロ 6~7秒
0→85キロ 12~13秒
1速全開は速いですが、エッセには劣ります。
2速は70キロを超えてからが遅いです。
高速の追い越しは、少々勇気が要ります。
⑩直進性能
風にあおられることなく真っ直ぐ走ります。
80キロなら10秒近く手放し走行が可能です。
⑪ブレーキ性能
大変よく出来ています。自分のイメージ以上に
制動力が働くので安心できます。
⑫乗り心地
上下のピッチングが少なく、横方向の突き上げが少ないので
多人数で乗っても長距離はラクなセッティングです。
サスが段差の衝撃を吸収しているので
普通車から乗り換えても違和感はありません。
- 不満な点
- ①静粛性
エッセは廉価モデルなので仕方が無いと思いますが
100万もするムーブも同程度なのはいただけません。
路面が荒れたときは車内がロードノイズで騒がしく
音楽なんか全く聞こえません。
ワゴンRはリッターカー程度の乗り心地と静粛性があります。
しかも旧モデルです。1時間ほど助手席に乗りましたが
会話が聞こえないなんて一度もありませんでした。
この辺りが販売台数を追い抜けない原因なのでしょう。
ムーブの静粛性のレベルは2世代前の実力です。
今の一般車に追いつくなら半分以下まで抑えないといけません。
路面の荒れた雪国の方は買わない方がいいと思います。
②メータの向き
運転席の方を向いていません。ですからメガネの私では
丁度目盛りが不鮮明で上手く読み取れません。
③ステレオ
標準装備のステレオの音質は悪いです。
スピーカは床面から30センチぐらい上にあるので
高音がこもるはずはないのですが、おかしな音質です。
④Aピラー
頻繁に視界を遮ります。山坂道だと対向車がわかりません。
非常にコワイです。三角窓があるのにこれでは・・・
⑤シート
このシートは座面と背中は強力にサポートするのに
腰の部分が非常に柔らかく、30分ほどで痛くなります。
173センチ、80キロの私では痛くて痛くて我慢できません。
まあ、千円払って小さなサポータを買えば解決できますけど。
⑥ヘッドライト
少々暗いです。今は明るい車が多いので
対向車の光量に負けてしまいます。
⑦価格
兄貴分のパッソと幾分も変わりません。
クルマの実力は、燃費とボディーサイズ以外はボロ負けです。
まあワゴンRとスイフトも同じですけど・・・。
⑧装備
ABSが3万円のオプションになっているのは理解できません。
シートリフターやチルトステアリングまで1万円を払わないと
装備されないのも疑問です。
これらを組み合わせると5万円の追加出費になります。
<総論>
ロードノイズを気にしない人なら、お買い得度は高いです。
長時間乗っても疲れませんし、室内も広いです。
しかし私にはワゴンRの乗り心地と静粛性には
全く足元にも及ばない実力のムーブを選ぶ理由が見つかりません。
ダイハツさんも、他社のレベルに明らかに劣るようなクルマを作ってはいけません。
今は口コミの時代ですので、手を抜くとその悪い評価は消えませんよ。
エッセは良かったのになぁ~。残念です・・・
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