中国製ではないです。
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ある投稿にイースは中国製だから買うなというものがあったが、違います。イースは間違いなくダイハツ大分工場で生まれた日本製の
2011.11.19
- 総評
- 中国製ではないです。
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ある投稿にイースは中国製だから買うなというものがあったが、違います。イースは間違いなくダイハツ大分工場で生まれた日本製の自動車です。
確かに部品を韓国と中国のサプライヤー数社から部品を調達したというが全体では300社に上るというからその割合はわずか1~2%に過ぎない。ただしダイハツ社長は品質が良ければ積極的に調達していくことを明言しているから、今後増えていく可能性は残されている。
私は折角買い物をするのなら日本人が少しでも潤う日本製の物を買いたいが、イースはどうなのであろうか。他の「国産車」にどのくらい「外国産」が入っているか分らぬが、現状では、気にするレベルでないと判断する。日産マーチなどタイの工場で作られ部品も90%以上現地調達している「外車」とはレベルが違う。
さて、中国韓国の品質が悪いという投稿もあるが、どこが悪いのか。その大きな1つには品質のばらつきがあろう。日産は日本に上陸したマーチを日本人の目で1台1台ちゃんと作れているかチェックしているのだそうだ。(そんなことをしているからコストが上がってマーチに割安感が出ないのかもしれない。)
イースの投稿でも、運転中のガタガタキシキシ音を挙げる人がいる。これは中韓の部品のばらつきというより、ダイハツの欠点からもしれない。所有のダイハツ車も最初はガタキシ音がひどかった。特にハッチバック周り。ディーラーに見てもらったが結局わからず。ティッシュをハッチバックのキー・ロック部分にかますとうそのようになくなったが・・・同じ悩みを持つ方には試してほしいが、自己責任のもとやっていただきたい。
イースは内装でミラ比20㎏の減量をした。当然インパネも薄くなる。これだとエンジンや車体の振動に共鳴しやすくなるだろうし、透過音も大きくなる。吸音材も減らされているだろう。車内がうるさくなる条件がそろう。(続きます。)
- 満足している点
- しかし、私が乗ったイースは静かだった。ガタキシ音はもちろん、エンジン始動時はさすがにスターター音はするが、うるささは皆無、特にアイドリング時の静かさは特筆もの。加速も滑らかでエンジンは穏やか、疲れない。
では、イースはうるさいのか、しずかなのか。
たぶん、それは両方正しいのだと思う。
つまり。個体差が激しいということ。これがダイハツの短所と私は考えた。中国や韓国のサプライヤーを採用する所や、開発から販売までに普通の半分の期間(2年弱)しかかけなかった所に、本来日本が持つ「バラツキのなさ=信頼感」を低めてしまう原因があるのではないだろうか。あせるなダイハツ。落ち着いて正しい判断をしよう。
イースのCMに出たブルースウィルスの出演料が3億数千万という。彼の起用は正しい判断だったのだろうか。一時的に話題にはなろうが、すぐに忘れ去られる。もっと別に金をかけるところがあるだろ!と言いたい。すごい努力とセンスで最近では稀有の素性を持つ車であることには間違いない。が、まだ生まれるには時間が必要だった。もっと煮詰めて、不具合を実走行でもっと見つけておいて、それへの対応をしっかりやっとくべきだった。たとえそれが絶対的少数であっても、コワイ思いをさせてしまったのは大問題だ。それをダイハツは認識しているのだろうか。
アイドリングストップは安いコストで有意差のある効果をもたらすシステムだと思う。
マラソンランナーが信号待ちで立ち止まらないことを挙げて、同機構が車を壊すようなことを言う人にいるが、ナンセンスだ。車にとっては、普通に走っているのは、人間が走るほどに車体に負担にはなっていないだろう。せいぜい歩いているようなものではないか。信号待ちをしている歩行者人が足踏みしているか?
それにエンジンはロータリーエンジンを除き元々回転運動ではなく往復運動である。静止と動作の繰り返しを心配するなら、シリンダー内で爆発をし、ピストンの往復運動をしている普通のレシプロエンジンはどうなってしまうのか。唯一休止によってピストンの摩擦を抑える油膜が落ちて行ってしまうことが気になるが、何十年も前の車ならいざ知らず、暖気運転なしで発進しても問題ないとされる今どきの車なら何の問題もないのは「素人」の私でも分る。(続きます。)
- 不満な点
- メーカー側もエンジンへの負担は考える必要がないとしている。敢えて言えばバッテリーへの負担を挙げている。確かにセルを頻回に回すためにバッテリーへの負担は大きくなるだろう。ここだけは、アイドリングストップの短所と言えそう。容量の大きい2,3倍の価格を持つバッテリーをメーカーによっては車検の度に乗せ替えろという。これではコスト面だけでいえば、低燃費で浮いたお金ではバッテリー代は賄えない。
あとリヤヘッドレストの件。ヘッドレストを追加するといっても、ただ縫いつけるだけでは何の役にも立たず、シートの骨格から変え補強しなければならない。数千円のコストアップは避けられないだろう。安さが売りのイースにそれを求めるか。値段を上げて競争力を下げるか、アップした分を他で手抜きして価格維持するしかない。後席に人を乗せるのなら、前にも書かせていただいたがイースGと同価格のムーブLを勧めたい。あっちもTNP30だしね。(JO03では27)ただし下に書かせてもらう横滑り防止装置はつけられないが・・・
○長所○
安く、燃費よいところ。静か。LCAも優れてる。他社に比べ排ガスがいつまでもキレイ。
●短所●
品質にバラツキがあるということか。開発期間が短い弊害がいろんなところに出ている。広告費に金かけすぎ。そんならリヤヘッドレストをサービスでつけよと言いたい。
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