ダイハツ ミライース 「現代のシンプルカーを検証してみよう」のユーザーレビュー

Takahide Sumida Takahide Sumidaさん

ダイハツ ミライース

グレード:L(CVT_0.66) 2015年式

乗車形式:その他

評価

4

走行性能
-
乗り心地
-
燃費
-
デザイン
-
積載性
-
価格
-

現代のシンプルカーを検証してみよう

2015.8.23

総評
 シンプルイズベストとは使い古された言葉ですが、現代のクルマに引用するならミライースは適当といえます。他にも何台か挙げられますが、それは後ほど記すとしてこのミライース、すっかり気に入ってしまいました。今回は代車でグレードは2WDの自動ブレーキも付いていない廉価グレードのL、91万5429円というお財布にやさしい設定となっとります。

 そもそも、エッセに好印象を抱いていて、マニュアルの中古車を探していたくらいですから、ミライースは乗ってみたかったのです。因みに、今のうちに告白しておくと、私は新型アルトのデザインにイチコロにやられていて、まだ新型アルトには乗っていませんから、その尺度でインプレッションを綴ります。

 いきなり結論から言うと、軽もセダンタイプがベスト、だと思いました。そりゃぁ、家族がいて、子供がいて、荷物があったら、タントとかムーブの方が便利でしょう。でもミライースのカタチは安定感があるし、必要充分な空間が確保されているし、何よりクルマっぽい。走っていてもとても清々しい。どんなシーンにでも耐え得るから、やはりこのカタチは残ると思いますね。

 意外だったのが、疲れない事。ヘタな軽だと、10キロも乗ると降りたくなるのもザラですが、一日150キロ近い移動でもなんともありませんでした。むしろミライースに乗るのが楽しみな程です。

 ここまで褒めちぎっていますが、主観は出ています。私の好みはベーシックカーですね。だから実家にはVW UP!がありますし、カスタム系の厚化粧は存在さえ認めたくない程です。

 最後にミライースに乗っていて感じる事。とにかく路上ではいじめられるのです。少しでも自分のペースと違えば、追い越し割り込み、煽り、被せられたりと邪険に扱われる。信号ですぐに追いつくのに…もし黒塗りのセダンだったら、絶対にしてこないくせに、日本のドライバーはつくづく臆病だなと思う。そんな目にあっても気にしない、気にならないドライバーになれたら、と思っていますね。
満足している点
ありとあらゆる装備、便利機能を省いて価格を抑えると同時に、軽量化、運動性能、燃費に貢献している。
これをシンプル・イズ・ベストと評価するかはミライースに興味を持った時点で既に決まっている。
不満な点
・ペダルレイアウトは数少ない不満点。シートポジション、座面、シートバック、ステアリングの位置、視界、どれも良いだけに残念。アクセル&ブレーキワークは踏み直すか、足をぐんにゃりさせて辛い姿勢を強いられるかどちらか。因みにホンダはNシリーズで解決してみせた。

・いしいひさいち面のテールランプ。逆の垂れ目パターンなら、ユルくなってなってよかったのに。

・ありふれた内装デザイン・色、質感。特にアイボリーの内装色は飽きた。これはVW UP!が考え抜いて差別化しているだけに、ミライースでも拘ってほしかった。

・誤発進抑制機能にバックが対応しない事。これはミライースに限らず多くのクルマにいいたい。
リアにセンサー二個追加するだけで完成しコスト優先か。ペダルの踏み間違いは前・後ろ両方あり得るからだ。
対応すれば社会貢献度が高いだけに、やってもらいたい。
デザイン

-

走行性能

-

・CVTとのマッチング、パワーデリバリー、制御は燃費と推進力のバランスを考えれており、カクテルの如く絞り出す感じ。車重730kgは伊達じゃなく、色んな要素でポジティブに作用する。

・この軽いというのがキモで、一定の速度に乗ってしまえば船のような遊覧モードとなり、実はこの領域は気持ちがいい。空いた田舎道をゆっくりながしたら、日本で大排気量のGTなんか要らないとさえ思う。

・スタートダッシュはスロービデオの如く遅く、追い越し加速をしようにも、相手のクルマに置いていかれる。

・コーナリングは超アンダーで、全然曲がらない。山坂道は十分に減速してコーナーに侵入することだ。

・上り坂は渋滞の犯人になりたくなければ、助走をつけるかエアコンをオフにすることを勧める。
乗り心地

-

車重の軽さが生きている。質量が小さいから段差のショックもうまく去なすし、シートは質素だがポジションを合わせれば意外と疲れない。ふんわり感もないし、つっぱり感もなく、なかなかフラットな乗り心地。いわゆるNVH(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)は廉価の車種とは言え、10年前の軽ではありえないほど良くなっている。
積載性

-

リアシートをスライドして、トランク容量を稼ぐ方法もやってほしかったが、シンプルさを追求するならガマン。
燃費

-

メーター読みで丁寧に走って最高23.8キロをマーク。満タン法で出せていないので、実際はまだ不明。JC08モードでカタログ燃費リッター35.2キロは到底無理。
クールドEGRなど燃焼効率に新技術も入っており、オルタネーターや空力など涙ぐましい努力が入っている。
おも〜いハイブリッド車の事を考えれば、期待しすぎた。だが、軽自動車でトップ5には入っているのでは。
一方で車重が軽いという事は、踏んでも燃料消費の悪化は少なく、落ちても回復は早いということがわかった。
価格

-

故障経験

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