ダイハツ ミラ 「特長がないのが特徴の車 (ミラ L275S CVT)」のユーザーレビュー

特長がないのが特徴の車 (ミラ L275S CVT)

2020.4.6

総評

特長がないのが特徴、この一言に尽きます。

代車やレンタカーとして使うのなら決して悪くない車だと思いますが、今敢えてこの車を中古で求める必要はないと思います。

満足している点

期待値に対して特に秀でた点もありませんが、特段劣ったところもあまり感じません。要するに普通です。

シンプルで操作が分かりやすく、色々と使い勝手が良好なところはポイントが高いと思います。コンビニフックが前後席に備わっていたり、パワーウインドウや電動ミラーの操作スイッチが一箇所にまとまっていたり、ダイヤル式のエアコンも感覚的な操作がしやすいと思います。

これと言って大きな長所はありませんが、大きな欠点もないため何だかんだで長く付き合える車でした。

不満な点

軽自動車でNAのCVTという最低の組み合わせのため加速が鈍く、まるで走らない車だという点です。この加速の鈍さ故に「ミラの次はターボ車にしよう」という発想に至りました。

この車にとって不運なことにスーパーチャージャーのVIVIO GXからの乗り換えだったので、走行性能が劇的に劣るという印象が最後まで拭い切れませんでした。
その後ターボでオープンのコペン セロへ乗り換えたこともあり、「遅くて面白くない普通の走らない軽自動車」というイメージは今もまだ健在です。

デザイン

3

無個性なハッチバックの軽自動車です。

走行性能

1

特に優れたところのない普通のNAのCVTの軽自動車です。特に登坂には弱く、登り坂で道を譲られるとかなり困ったことになります。加速力についても、高速道路での車線変更は後続車にあっという間に追い付かれるのでかなり気を使います。その他は、これといって可も不可もない印象です。

ハイトワゴン系と異なり、重心バランスは比較的マトモなのでワインディングはそれなりに普通にこなせます。意外なことに小回りは優れており、最小旋回半径は4.2mです。

ブレーキの利きはマイルドで、こちらは2代目コペンに近い操作感になります。

乗り心地

3

足回りの硬さは普通で、硬くも柔らかくもありません。静粛性は街乗りでは気にならない程度、高速道路ではちょっとうるさいです。

積載性

4

トランクの積載性は軽自動車としては並ですが、後席の広さはコンパクトカーよりも良いくらいです。あまり凝った収納などはありませんが、ドリンクホルダーは前席に4つと後席に2つあります。

ただし、いくら後席が広いと言っても軽自動車としてもかなり非力な車なので、こんな車に3人も4人も乗ると・・・。

燃費

3

16～18km/Lくらいだったと思います。簡易的な瞬間燃費計が付いているので、燃費走行が楽に出来ます。

価格

4

このクラスの軽自動車なのでリーズナブルです。

故障経験

何だかんだで18万kmくらい走ったのでウォーターポンプが壊れてカラカラと異音がしたり、トランクから雨漏りがしたりと流石に色々ありました。