良心的?
: わが愛車ミラバンが一部変更を受け、燃費が下がり、価格が上がった。
わが愛車のグレードTLはTXスペシャルなるグレードになりタイヤサイ
2010.4.8
- 総評
- 良心的?
: わが愛車ミラバンが一部変更を受け、燃費が下がり、価格が上がった。
わが愛車のグレードTLはTXスペシャルなるグレードになりタイヤサイズが変更(12インチ→13インチ)になっただけで13750円も値上がりした。安さが命の最安グレードなのに。
その代わりに燃費は下がった。MTで10.15モード26km/L→24.5km/L。
面白いのはATで、スズキアルトバンに合わせて4ATになったのはいいが2WDが4WDより燃費が悪くなった。19.4対20.前者のパワステは油圧式、後者のは電動式。ダイハツの油圧式はよっぽど性能が悪いようだ。10.15モードは当てにならないが、室内長や室内幅、販売台数など「数字」にこだわるダイハツにしたら、不本意この上ないはずだ。
ある雑誌には、「(カタログ値と)オーナーが体感する燃費との乖離を縮める狙いがあった」「正直になることでユーザーにとって良心的な側面を見せることになる。」とも書かれていた。これを読んで「ダイハツって良心的だ」とみなさん思うだろうか。私には思えない。26km/L を見て買った人は確信的にだまされていたということではないか。こうした手口に私は怒りを覚えてしまう。私の手元にあるカタログには大々的に「クラストップレベルの低燃費26km/L」と謳われている。
一応、上述した雑誌には実用燃費を上げるためにエンジンとミッションの制御が見直されると書かれているが、結構いい加減な雑誌だから・・・ムーヴは去年末に一足早く同じ変更を受けているが、いろんな雑誌のワゴンRとの燃費勝負に相変わらず負け続けている・・・・ちなみにギアの変速比はファイナルを含め同一。制御って何なのか。たぶんダイハツのこと、メーカーに聞いても「公表されていること以外は答えられない」ディーラーに聞いても「聞いていません」の一点張りであろう。早く長距離を走らせてみたい。
勘繰ってしまえば、他のメーカーが続々JC08モード表示を公開している中、ダイハツは一向に公表しないでいる(理由を聞いたことがある。結果はエグゼのレビューに書きました)。これはしないのではなく、あまりに数値が悪いので公開できないのではないだろうか。10・15モード公表燃費を下げたのも、良心から来たものでなく、08の見栄えデータを少しでもよくするための手段に思えてしまう。もしくはユーザーか他メーカーからのパッシングでやむを得なく・・・
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- 満足している点
- ≪スーパーインテリジェント触媒。≫
これだけはスゴイと思う。これがあるからダイハツ車から離れられない。
≪エコ度≫
実燃費は環境や運転方法で25km/Lはいける。(高速や渋滞では無理。)
また、軽くシンプルな3ドア5MTは、誕生から廃棄・リサイクルまでにかかる総エネルギーを最小にしているはずだ。プリウスよりエコカーだと思う。
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- 不満な点
- ≪燃費≫
ウソを発表したらだめだ。
ガソリンを喰う油圧パワステをいい加減に捨ててほしい。前輪にかかる荷重は他の軽に比べ100㎏、コンパクトカーに比べ200㎏軽いミラバン。しかもタイヤも細い(14.5㎝)んだから、ノンパワステにしてほしい。そうすれば価格も安くなるし!
≪受動安全性≫
サイドメンバーの位置は低いし、快適性の名目で開口部を拡げトンネルハウスを削り、クラッシャブルゾーンを狭く狭くしていく。骨格を構成する鋼板も少なく済まそうとしている。ヘッドレストも低い。
≪能動安全性≫
Aピラーが太い。これが一因で私は事故を起こしました。(詳細は他レビューに書きました。)
サイドウィンドー下端が低すぎ。長距離走ると近場が見えすぎ目が疲れる。
カタカタ、ギシギシ、異音がうるさく疲れる。
≪商品性≫
一般から見れば、値段ほぼ変わらないのなら便利は5ドアのアルトバンを買おう、ということになるだろう。
≪企業姿勢≫
ディーラーは店によって違うのかもしれないが、東北関東計4か所、すべてで対応が悪かった。(これも他レビューで書かせてもらった。)お客様窓口も同様。
そして今回の燃費偽装発覚ともいえる事態。好きなメーカーがどんどん減っていく。
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- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験