シトロエン エグザンティア 「３種の神器をもち使い勝手に優れた快適な車...」のユーザーレビュー

３種の神器をもち使い勝手に優れた快適な車...

2001.6.5

総評

３種の神器をもち使い勝手に優れた快適な車
エグザンティアは３種の神器（ロングホイールベース、ハイドラクティブサスペション、疲れないシート）で大変快適なドライビングができる。優れたパッケージングなので乗員全員がくつろげるキャビンを持っており、また道具としての使い勝手も良い。国産車の狭い穴ぐらのような後部座席しか乗ったことの無いひとにエグザンティアの後部座席に乗せてあげたいなんて思えてくる。セダンタイプなのでどんな日々の生活の中でフォーマル・インフォーマル問わずどのようなシチュエーションでも対応できる。いくらのっても疲れない。荷物は沢山載せられる。だから今度の休みはどこまで遠出しようか？何を積んでいこうか？なんて思わせる車である。エグザンティア１台あれば、いつでもどこへでもいける。そんな安心感と期待感をユーザーに与えてくれる車である。優れたハードウェアを手に入れることで、とても快適なソフトウェア（ユーティリティの活用やドライビングの楽しみなどに代表される”カーライフ”）を手に入れることができる車である。

満足している点

全長４．５３ｍはとりまわしやすい大きさ。ガラスエリアは広く視界が良好。運転席からボンネットが見え車両感覚が掴み易い。リアガラスは完全に降りる。後部座席は足元が広く快適である。リアオーバーハングが短くリアの車両感覚も掴み易い。ロングホイールベースのおかげで段差を乗り越える時、前輪の「バタン」と後輪の「バタン」との間隔が長く、乗り心地の印象が良い。横から見ると曲線と直線が交じり合いすらりと伸びやかに流れていくデザインが美しい。ハンドルのオーディオスイッチは大変重宝。ＡＴシフトレバーについてグリップの形状は自然と馴染めるし、シフトゲートの操作感は良い。シートは申し分なし。座ると実寸法よりも大きく感じ包み込まれている印象がする。表面背中と背面、お尻と座面はぴったり吸い付いており、体とシートが一体化した感覚がする。動力性能はスピードがのってきて、５０Ｋｍ以上あたりからの加速は結構力強い。さらに１００ｋｍから１５０～１６０ｋｍへの加速域となるとあれよあれよいうまにスピードがのっていく印象。コーナーではロールがすくない。どこまでもふんばりますよ、という感じ。コーナリングでは車のどこか一部で突っ張っている感じではなく、車全体でうまく慣性力を吸収して、いなしている感じ。フロントの発進時の反り返り、停車時のおじぎはなく、姿勢は常にフラットだ。路面の凸面を通過するとき、サスが縮む時はサスの底付き感が皆無である。そこからサスが伸びて戻る間隔が、金属バネよりもゆっくりで滑らかである。とても心地よく、また変化に富んでいるので、うねりのある道を通過する時、ハイドラが路面をどういなすか体感するのが楽しみだ。

不満な点

（１）グラスエリアは確かに広いが、リフトバックスタイルのため、リアガラスの視界は少し狭い。（２）運転席周り、センター（サイドブレーキ）周りに収納スペースが少ない。（３）空調のブロワー風量調整ツマミのスナッチが狭く、手動の風量調整が決め細かくしにくい。（４）雨天自動感知ワイパーのセンサーにあまりありがたみを感じない。決め細かい間欠調整が自分でできるモードさえあれば十分なのだが。（５）後部乗車者のための空調ブロワーがない。キャビンが長いため、フロントからだけの冷風では、後部空間はおもうようには中々冷えない。（６）そもそもエアコンが弱い。特に冷気。友達のスカイラインの同情した時味わった、冷凍庫から出てきたような冷気が欲しい。（７）アルミホイールデザイン（００年式）が平凡すぎる。もう少しデザインのオリジナル性が欲しかった。（８）前部座席中央屋根に室内ランプが欲しい。運転席と助手席側にそれぞれサイドマップがついているが、前部座席を照らすには少し暗い。（９）リアワイパーが立たない。洗車の時に不便。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験