2022年1月
■2022年1月
グループPSAジャパンは、シトロエンのCセグメントハッチバックEV「E-C4エレクトリック」を2022年1月7日に発表、同年1月22日より販売を開始した。
新型C4をベースとするE-C4エレクトリックは2016年のパリモーターショーでワールドプレミアとなった「Cエクスペリエンス」にインスパイアされたエクステリアを特徴とする。大径ホイールと高めの地上高、クーペのようななだらかに傾斜するルーフラインがもたらす独創的なスタイリングに加え、ボディ床面の空力対策も施された。ボディサイズは全長4375㎜×全幅1800㎜×全高1530㎜、ホイールベース2665㎜。
インテリアもシトロエンならではの独創性を追求しており、運転者と同乗者に平等な移動の喜びとリビングのような居心地のよさ、くつろぎ感を提供すべく、“シトロエン アドバンスト コンフォート”プログラムのコンセプトを新世代デザインと融合。ダッシュボードは横方向の広がり感を強調する水平基調とし、センター部に10インチのタッチスクリーンインフォテイメントシステムを搭載する。メーターは5.5インチ液晶パネルとポップアップ式のカラーヘッドアップディスプレイを採用。また、レーンポジショニングアシスト、アクティブクルーズコントロールなどの運転支援系スイッチは、ステアリング左側に集約。シフトセレクターはクローム仕上げのトグルスイッチを新採用、指先で操作することが可能だ。
シートは「C5エアクロスSUV」で初導入された「アドバンストコンフォートシート」を全グレードに採用した。シート表皮裏に特別なフォームを配することで、身体とシートの“当たり”を改善。フォームのボリュームも従来の2㎜から15㎜へと厚みを増しており、座り心地の向上とともに疲労につながる車体の微振動をシートが吸収するという。後席についてもクーペ状のルーフラインでありながら余裕のあるヘッドクリアランスを確保。大人4人が快適に過ごせる室内空間としており、ラゲッジスペースについても通常時380L、リヤシートを倒すことで最大1250Lの容量を確保する。
パワーユニットには最高出力100kW(136ps)、最大トルク260Nm(スポーツモード時)を発生するモーターをフロントアクスルに搭載。「スポーツ」、「ノーマル」、「エコ」のドライブモードが設定され、ブレーキも2つの回生モードが選択可能だ。駆動用のリチウムイオンバッテリーは50kWの容量があり、WLTCモードで405kmの航続距離を実現。普通充電とCHAdeMO規格の急速充電に対応し、自宅などでのバッテリー充電時に充電開始時刻をあらかじめ設定しておく充電予約や乗車するタイミングに合わせて車内を快適な温度になるようにエアコンを作動させるプリコンディショニングも可能だ。
足まわりはかつての“ハイドロニューマチック”の現代的解釈となるPHC「プログレッシブ・ハイドローリック・クッション」を採用。このPHCは通常のツインチューブダンパーの構造に加え、バンプストップとしても作用するセカンダリーダンパーを採用した。これにより、サスペンションが小さく細かく動く状況ではソフトでスムーズな乗り心地が得られ、大きく動く状況ではセカンダリーダンパーが減衰力で衝撃をスムーズに吸収、大きな凹凸でも底付き感のない乗り心地が得られるという。
装備では助手席側のダッシュボードにタブレット端末を固定できるスタンド「シトロエンスマートパッドサポート」を用意した。専用ホルダーに入れた端末を走行中でも安全・快適に操作することが可能で、クルマを離れる際などに収納できるドロワーがグローブボックスに備わる。
先進運転支援機能は充実しており、車線の白線内の任意の位置で走行が可能なレーンポジションイングアシスト、アクティブセーフティブレーキ(被害軽減ブレーキ)、万一の衝突時にエアバッグやシートベルトプリテンショナーが作動すると自動的にブレーキをかけ、二次的な衝突リスクを軽減する、シトロエン初のポストコリジョンセーフティブレーキ/ディスタントアラートを装備する。
ボディカラーは「ブランバンキーズ」、「ブルーアイスランド」、「グリプラチナム」、「ブランキャラメル」の4色が設定されている。
同年6月1日には価格改定を実施した。
同年7月1日には価格改定を実施した。
同年8月1日には価格改定を実施した。