スポーツシック6MTの感想
2012年夏からスポーツシック(6MT)を使っています。
半年たち、走行8,000km経過したので感想を投稿しました。
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2013.3.24
- 総評
- スポーツシック6MTの感想
2012年夏からスポーツシック(6MT)を使っています。
半年たち、走行8,000km経過したので感想を投稿しました。
このクルマの魅力は外観と内装に漂う「色気」だと思っています。
たかだか全長4メートルの小型車なのに生活臭がほとんどありません。
ルーフとボディの塗り分けはたしかにMINIの影響大ですが
ありふれたぽっちゃり型のハッチバック形状ながら、
機能とは関係ない過剰な装飾や複雑なライン、Bピラーの
サメヒレ状の処理で何だか得体のしれない存在感があります。
これだけ装飾過多なのにギラギラコテコテ感が感じられないのは
まったくもって不思議。クルマを見るたびにウキウキします。
内装は基本デザインは普通なのですが、色を選択できるダッシュパネルの
おかげで空間がキリッと締まって見えます(私のは白いパネルです)。
プラスチック素材のはずなんですがまるで陶器のような風合いです。
メーターのレイアウトもごくごく普通ですが、文字フォントやメーター針など
細部がいちいち洒落ていて、運転しているときの満足感が高いです。
20歳で免許取得後15年、初めてのMT車でしたが、ここでの先輩方のレビュー通り
軽くてスコスコの節度感のあるMTでした。下手くそなので1か月くらいは
手に汗握る坂道発進でしたが今は何の問題もありません。
VWゴルフ6とフィットハイブリッドとの比較検討でした。
フィットハイブリの圧倒的な費用対効果やゴルフ6の異次元ウルトラスムーズな
動力性能と比べるとDS3はハッキリと劣ります。
しかし、得体のしれない存在感からくる色気と街中で見かけることがない
希少性に大いに魅力を感じました。
・・・・と気取ってはいるものの、検討段階で知り合いに意見を求めたところ、
5人がフィット、2人がゴルフ、1人がアクアを推してきました。
DS3はゼロ。こういう状況で「ならDS3に突撃して間違えまくった
クルマ選びを実践するわい! 運転できる期間は短いんだし!」と妙な
アマノジャク精神が原動力となったのも事実。
- 満足している点
- 【使用方法は中・長距離メインです(郊外5割・自動車専用道4割・有料高速道1割)】
・シートが良いのでしょうか、長距離を運転しても体に疲れがきません。
痛くなったりダルくなったりしません。運転中のシートの体へのフィット感とか、
癒されるようなすわり心地とかはぜんぜん無いのですが、運転が終わって降りると
「あれ?何ともないぞ・・・。」という感じです。
・時速80kmから100kmあたりで流す時の運転感覚が良いです。じゅわーっと
走ります(文章でうまく表現できない・・・)。
・回転半径5.4mのはずですが、その数値よりもっと小回りがきく感じがします。
・小型ですが長距離クルーザータイプです。ドーンと長い距離であればあるほど
じんわり良さが感じられてきます。
・助手席との距離感が近すぎず遠すぎずでいい塩梅です。
・MTのシフトノブの手ざわりが良いです。透明な樹脂でコーティングしてあり
この処理がとても上品。
・バンパー埋め込みの縦LEDが不気味で逆に素敵であります。
・燃費がカタログ値14.1km/Lを軽く超え、8,000kmの平均が18km台/Lを
表示しています。満タン法だと17km台/Lなので、コンピュータは1kmほど甘めにでますが
それでもカタログ値よりも低燃費です。
・トルクがあるのでずぼらなシフトや飛ばしシフトも難なく受け入れてくれます。
ただ、これは人によってはMTの醍醐味が薄いので短所になるかもしれません。
- 不満な点
- (試乗の時にはわからなっかた点)
・高速時の安定感が意外と少ないです。時速110km以上になってくると
ドタ足がさほどおさまらずひょこひょこ進路が乱れますし、実際の速度よりも
速度が出ている感じがありちょっとコワいです。ヨーロッパの車は高速域では
ビシーッとまっすぐ進み高速カーブはヒタヒタと吸い付き舐めるように走ると
先入観で思っていましたが、ちょっと意外です。
まぁ、制限速度オーバーなので出さないようにすればいいだけの話ですね。
・わりとドッカンターボな点です。ゴルフ6のターボエンジンとはかなり違います。
過給ダウンサイジングエンジンとのことであり、BMWと共同開発ということもあって
低速から高速までよどみない加速を期待していましたが、ちょっと違ったです。
演出でそういうセッティングにしてあるのかもしれません。
・残燃料計は本当に正確なので逆に注意が必要です。普通のクルマは目盛りが最後の1つに
なっても10リットルくらいはタンクに残ってるもんですが、DS3は最後の1つになったら
もう3リットルくらいしかタンクに残ってません。実際、最後の1つ目盛りで給油したら、
タンク容量50リットルに対して47.3リットル給油でした。
・ウオッシャー液の出方が気になりました。ワンプッシュで決まった量が噴射されるので
自分が欲しい量だけ出すことが不可能です(特にちょっとだけ出したい時)。
試乗時は気になりませんでしたが、使っていくうちにこの定量噴射方式は
すごく使いづらく思えてきました。
以上が試乗時にはわからなかった点です。
ブレーキダストがひどいとかドアミラーの取り付け位置が低いとか
ドリンクホルダーが無いとかペダルレイアウトが狭いとかありますが、
試乗してみてこのあたりは許容できるというか覚悟できる範囲でした。
あとは故障時の処置ですね。新車で半年しか経ってないので故障はまだ無いですが
ディーラーまで150km以上離れているし、シトロエンアシスタンスサービスが
どの程度使えるかは未知数ですし。
そうそう、クルマの短所ではありませんが、DS3は大変に洒落たクルマでありまして、
乗ってる私が完全にDS3に負けています(涙)。ある意味クルマがかわいそう。
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