シトロエン C5 エアクロスSUV 「ひたすらにこの車とハイドロと乗り味のことを書く(ほかはどうでもいい)」のユーザーレビュー

ATR1394 ATR1394さん

シトロエン C5 エアクロスSUV

グレード:C5 エアクロス シャイン ブルーHDi ナッパレザーパッケージ装着車_RHD(EAT_2.0) 2019年式

乗車形式:試乗

評価

5

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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ひたすらにこの車とハイドロと乗り味のことを書く(ほかはどうでもいい)

2019.7.19

総評
数年前、自動車業界のごくごく一部に衝撃のニュースが走った。「シトロエンがハイドロやめるってよ。」…シトロエンがハイドロやめるって、阪神タイガースが今後一切縦縞をやめるぐらいの衝撃である。バネのシトロエンももちろん乗り心地は良いが、ハイドロたる乗り心地を捨てるとは、シトロエンもここまでか…。ハイドロの乗り心地はハイドロでしか味わえない。前にサスペンションの関連の記事で、ハイドロの特性は金属ばねでは再現できないという記事をどこかで読んだ。老舗のレストランが閉店したような、そんな気分だった。そうした噂が流れて数年。新たに登場したC5エアクロスSUV。「最近のシトロエンは背の高い車も出すようになったよね。」昔はえらくシャコタンだったと思ったけど(違)いやしかし前のC5ってセダン&ワゴンだったが…。ぜんぜん共通項がないんですけどこれがC5ですか…。「どーしてこうなった」はシトロエンとしてはそれが平常運転なので言うまでもないことだが、どうやら今までと異なる足を装備しているらしい。「プログレッシブ・ハイドローリック・クッション」海外Youtubeレビューではソファに置くクッションを持って紹介される始末。クッションて何。ダンパー内部にさらにダンパーを装備し、複数の穴を設けて減衰力を制御しているという。しかもしくみそのものに電子制御はない。今後のシトロエンの乗り味を決めていくという確固たる自信と、守りが、20もの特許申請をしたことからも伺える。構造上で見ればハイドロに似ている特性を出しそうだが果たしてその乗り心地とは…。期待以上というか安心したというか、職人に後継者が見つかった、そういう感じ。この時代敢えての非電子制御によって、シトロエンの乗り心地をこれからも味わう方法が新しく開発された。「車高調整機能がない」とか言う人もいるかもしれないが、まずはこれを造ったこと、売ったことが重要。車高調整なんかこのダンパーに比べれば今後なんとでもなりそうなレベルの話である。ハイドロの沼にハマったことがある、ハマりかけた、興味があるけど沼は危険そうで近づけない。初めての沼は心配。そんな人はぜひ乗りに行って欲しい。躊躇せず、いきなり両足突っ込んでも危なくないから。

まとめますと、この車が合いそうな人は、
・楽に長距離を移動したい人
・乗り心地は良くても接地感は欲しい人
・他と被りたくない人
・シトロエンが気になってた人
・ハイドロは乗りたいけど手を出せなかった人

不意に、「これがもしDS5(HYBRID)に搭載されていたら…。ホンモノの新世代“DS”になり得たかもしれない」と夢物語を考えるのであった。
満足している点
もう乗り心地以外に何もいらないぐらい乗り心地で良いと思います。だってこの車しかこの乗り味のものは現時点で存在しないから。もうハイドロ乗りの人は安心して未来永劫過ごせます。しかも故障の心配は圧倒的に減るシステムになってます。もうオイルがどこから漏れてるか探さなくても良いんですよ!1本ずつの足で独立してるから!あとはラインナップの拡充を望むのみです。あ、細かいところでいうと、エアコンが左右独立で0.5度単位で調整できます。あと、速度計がデジタル表示の上に、往年のボビンメーターが液晶で再現されています。横移動するやつね。
不満な点
略しにくい(そこかよ)。ハイドロニューマチックはハイドロ。プログレッシブハイドローリッククッションは…プログレ?プロハイ?PHC?

今の所1車種しかこの足の採用がないこと。C4カクタスが同じダンパーみたいなのでのちのち公式に販売してくれれば良いかもしれません。某諦めきれない車屋さんは期待に応えてすでにカクタス輸入しているみたいですが…。セダンとかに採用すれば良いのに。
デザイン

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走行性能

-

2.0ターボディーゼルは2000回転から400Nmを発生させます。やっとこさ本国らしいスペックのディーゼルエンジンを日本国内で、がっつりトルクで余裕の加速が得られます。昔のシトロエンでは考えられなかった8速ATとの組み合わせで、坂道からの加速もなんの心配もなし。軽いステアリングと乗り心地で、イージーで疲れないが、SUVとしての車高と相まってどこにでも好きなところに出かけてください。ということでしょうかね。伝統的にFFですけど。
乗り心地

-

まずひとこと申し上げると、「ハイドロ乗りを騙せる」ということ。これが「意識して造ってません」というと、「お前嘘つけよ」というほど乗り味を再現しています。ハイドロの仕組みを理解しているほど「よくもまぁほかの方法で作ったもんだ。」と驚きます。しかも時代に沿った信頼性を添えて(重要)ハイドロ体験者に「これ新型のハイドロなんですよ。」と言えば間違いなく騙せます。過去のモデルからの違いはあるにせよ「今のはこんな感じなんですよ」と言えば「へへ〜。」と返事がくるはずです。過去のモデルからでもDS、CX(略)C5(新旧)、C6などで「硬い」だの「柔らかい」だの言われることがあるので、「今のはこれです」と言われれば。「あ、そう」って言っちゃうぐらいです。私は過去に自車でXantia、試乗ではC5、C6、ほか、BXなどをちょいと運転させてもらったことがあります。試乗のコースに出る段差で久しぶりにフランス車のキツいレスポンスのブレーキを踏んだ時点のピッチングで「これは…まさか…。」という感覚に襲われる。明らかにただのバネの戻り方ではない。走り出して、少しの路面でアップダウンの着地感。跳ね上がってからの着地はハイドロの真骨頂。大きく窪みやわだち、大きめの路面のうねりからの戻り「あぁ、こりゃハイドロだわ。」とXantiaの乗り心地を瞬時に思い出すほどであった。大きかろうが小さかろうがハイドロの乗り味はすべてに共通するものがあります。車重・グレード関係なく、大きな船に乗っているようなゆったりとした減衰感。細かい入力は最小限伝えてくるが、あくまで運転感覚として入力を伝えてくるだけで、「まぁ、気にしないでください。」程度の小さな振動でしかない。よく「空中に浮いたような」と形容されるが、私はあれは違うと思っている。水に浮いているような。と言いたい。シトロエンDSも水に浮かべられていた。浮遊感はあってもただフワフワしているだけでなく、路面のインフォメーションは的確に伝えてくる。細かい路面の感触は最低限教えてくるので接地感、無駄に柔らかいだけでなくどういう路面を走っているのか運転している感覚はしっかりある。物理的な“何か”が路面を伝えてくるのだ。そこが、「空中」か「水面」かの違い。悪路を走れば手に伝わります。ふんわりふわふわを想像する人が乗ると「わりとコツコツくるね。」と言う。私もそうでした。それを「乗り心地が悪い」ととるか「路面のインフォメーションがある」と取るかはその人次第。私は路面の感覚がないのは不安なので後者です。ただ、旧ハイドロは低速域で細かい振動がそこそこキツめに拾うが、PHCにそこはない。ネガティブ要素をうまく打ち消した。バネと液体の良いところを合体させたような格好だ。考えてみればダンパー1本の中でハイドロニューマチックを再現したわけだ。時代は変わってしくみは変わっても、シトロエンの目指す乗り心地に変わりはない。そういうことみたいです。
積載性

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燃費

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知りませんけど、スペック上では日常使いだと15km/Lぐらいじゃないですかね。
価格

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故障経験

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