シトロエン C3 エアクロスSUV 「高コスパでシトロエンワールド満喫」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

まるも 亜希子
まるも 亜希子(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
5
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
4
燃費
3
価格
5

高コスパでシトロエンワールド満喫

2021.10.29

年式
2019年7月〜モデル
総評
街中や高速道路メインで使い、見た目から走りまで楽しさいっぱいのコンパクトSUVが欲しいなら、かなりコスパもよく満足度が高い1台です。燃費は稼げませんが、後席の使い勝手もよくファミリーにもぴったりです。
満足している点
オプションで装着できる、開放感いっぱいの大きなパノラミックサンルーフは、オープンカーにも迫るほどの気持ちよさ。前席の頭上部分は実際にガラスを開閉することもできるので、換気をしたい時にも便利です。
不満な点
4WDの設定がなく、オフロードや雪道を走るにはグリップコントロールが装備されているSHINEパッケージを選ぶようになっていますが、やはり本格的な4WDに比べると走破性はおとなし目だと考えた方がいいでしょう。
デザイン

5

角を丸くした四角をモチーフに散りばめ、メッキを効果的に使って上質感もだし、オレンジなどのポップなカラーをアクセントとしたデザインは、シトロエンらしさと新しさがしっかり手に入って魅力的です。
走行性能

4

1.2Lの3気筒ターボは1750rpmと低回転から205Nmの最大トルクを発生し、意外なほどモリモリと元気な加速フィール。ボディ剛性はしっかり感じつつ、コーナリング中の沈み込みが深くドキドキする走りです。
乗り心地

4

適度に硬く適度に柔らかい不思議な乗り心地。シーンに応じてそのどちらも使い分け、路面の凹凸も気にさせないように走ります。ノイズは賑やかで決して静粛性は高くないですが、それも味と感じられます。
積載性

4

後席使用時の容量は410Lと、このクラスでは標準的なスペースですが、後席がスライドすることで容量を簡単に増やせるのは便利。トランクスルー機能もあり、後席が6:4分割で前倒し可能でフレキシブルに使えます。
燃費

3

WLTCモード燃費で14.7km/Lという数値は、このクラスのSUVとしてはそれほど悪くないと思いますが、重量が1.3tを超えることや排気量が小さいせいもあるのか、使い方によっては実用燃費が10km/Lを下回ることも。
価格

5

最新のADASはついていませんが、このデザインやインテリアのセンスと、実用性の高さ、楽しい走りが揃うことを考えると、コストパフォーマンスはとても高いと思います。装備と価格のバランスがいいSHINEがイチオシ。
まるも 亜希子
まるも 亜希子
自動車ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌編集者を経て独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」、「おっさん on boad」にも出演中。
シトロエン C3 エアクロスSUV 新型・現行モデル

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。