2020年5月
■2020年5月
ニコル・オートモビルズは、BMW X7をベースとした「BMWアルピナXB7」を2020年5月19日に日本導入を発表、同日予約受付を開始した。
新たに設定されたアルピナXB7はアルピナシリーズでは最上級モデルとなるSUV。搭載される4.4リッターV8ターボは最高出力457kW(621ps)/5500~6500rpm、最大トルク800Nm/2000~5000rpmを発生し、0-100km/h加速4.2秒、巡航最高速度は290km/hに到達する。組み合わされるトランスミッションは素早い変速を可能とする、最新世代のアルピナスウィッチトロニック付き8速AT(8HP76)。独自開発されたステンレス製のアルピナスポーツエグゾーストシステムも装着される。
足まわりでは4輪にエアサスペンションを装着。アルピナ独自のセッティングによって走行状況やモード選択に応じて±40㎜の車高調整が可能だ。4輪駆動システムもトルク配分は再設定されており、あらゆる条件下でトラクションとニュートラルなドライビングダイナミクスを最大限に発揮するという。また、ダイレクトなステアリングレスポンスとアジリティの向上をもたらすインテグレイテッドアクティブステアリング、後輪を最大2.3°操舵出来るZF社のアクティブキネマティクスコントロールシステムにより、低速域では取り回し性を向上、高速では直進安定性の向上が図られた。
標準装着されるホイールは21インチの「アルピナダイナミックホイール」。ランフラットのサマータイヤが組み合わされ、サイズはフロント、リヤともに285/45R21。オプションとして伝統の20スポークデザインでアンソラジット仕上げの23インチ「アルピナクラシック」鍛造合金ホイールを用意。タイヤサイズは前285/35ZR23、後325/30ZR23となる。
ブレーキはフロントにブレンボ製の4ピストンブレーキキャリパーと395×36㎜径のブレーキディスク、リヤにはフローティングキャリパーと398×28㎜径のブレーキディスクを装着。オプションで軽量ドリルドローターと耐熱性能にすぐれたブレーキパッドの組み合わせも用意されている。
エクステリアは大型エアインテークと立体的なアルピナロゴをあしらったフロントエプロンを装着。エアロダイナミクスを最適化することで揚力を抑え、高速走行時の安定性を向上させたという。リヤには中央にディフューザーフィンを配したアルピナ製リヤエプロンを装着。
インテリアはメリノレザーの3列シートを標準装備。オプションで快適性と通気性を高めた「ラヴァリナレザー」を用意する。さらに特別なクリスタル仕様のiDriveコントローラー、ブルーライト付きのギヤセレクタースイッチ、ブルーとグリーンのステッチを施したアルピナスポーツステアリングホイールなどを装備。インテリアトリムにはアルピナ定番のウッドトリム「ミルテ」のほか、ピアノブラックがオプションで用意されている。