BMW X6 「独特の存在感。車高の高い４ドアクーペ」のユーザーレビュー

独特の存在感。車高の高い４ドアクーペ

2015.11.7

総評

かなり個性的なので、好き嫌いがはっきり分かれるクルマでしょう。
ですが、はまればこれほど満足感（所有感）を得られるクルマは他になかなかありません。
実際に所有してみると、外野の意見などどうでもよくなります。（笑）

それでいて家族４人（大人２人、子ども２人）のファミリーカーとしての実用性も十分確保されています。

ただ、タイヤサイズがかなり特殊で、なおかつランフラットなので、維持費という点ではそれなりに覚悟が必要です。また、全長5m、全幅2mの大型ＳＵＶが停められる駐車場の確保も必須です。

満足している点

独特の存在感。同じクルマにほとんど遭遇しない点は最高です。
クーペ調で所帯じみた感じが一切ないにも関わらず、家族４人でのレジャーも難なくこなす万能さがあります。アダプティブクルコンの恩恵もあり、長距離ドライブも全く苦になりません。

さすがに最低でも１０００万クラスなので、通常仕様でもインテリアは豪華の一言。
シートは座面がかなり大きく、座り心地も最高です。
この辺は国産車とは圧倒的な差があります。4000㎞の北海道ドライブでも全く疲れ知らずでした。
その他、色の変更が可能なＬＥＤイルミネーションなど遊び心も十分です。

全体的にＳＵＶのクーペ版というよりは車高の高い４ドアクーペといった印象です。
（実際にＸ６はＸ５と迷うよりも６グランクーペと迷う人が多いようですし。）

不満な点

全幅1,990㎜は立体駐車場などで制約を受けるのは仕方のないところ。
この大きさあってのデザイン、存在感なので、トレードオフとして割り切りが必要です。
まぁ、このクラスの車を所有する方は複数所有がほとんどかと思いますので、街乗り用にコンパクトカーがあれば、さほど問題はありません。（私も街乗りはMAZDAのCX-3が活躍しています。）

なお、一点だけ不満があるとすれば、海外ではディーゼル仕様があるのに日本で正規販売していない点ぐらいです。

デザイン

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走行性能

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306馬力、400Nmと車重を考えるとスペックはたいしたことありませんが、日本の道路事情では必要十分です。低速トルクがあるので街中でも扱いやすいと思います。
また、最小回転半径は5.9mと巨体の割に意外に小回りが利きます。

乗り心地

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サスが堅いイメージのＢＭＷの中では大型ＳＵＶ特有のゆったり感もあります。
普段後席に乗る家族からもすこぶる好評です。
子どもたちを乗せると何故かすぐに爆睡してしまいます。（笑）

車内の静粛性はかなり高いですが、エンジン始動時のマフラーの排気音は６気筒でもなかなか迫力があります。早朝深夜は少し注意が必要かも。。。

積載性

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ルーフがクーペ形状のため外からだと狭く見えますが、身長180㎝の私でも後席の頭上空間は十分確保されています。
ラゲッジルームは通常のＳＵＶに比べると高さはありませんが、奥行きは広大です。
また、積載性とは違うかもしれませんが車中泊も十分可能です。
（後席を倒した状態で、私の身長で足を伸ばして寝ることができます。）

燃費

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街乗りで8km/L前後、高速で10～11㎞/LとこのクラスのＳＵＶとしては十分満足な値です。
詳細は愛車紹介の燃費記録に乗せています。
燃料タンクも大きいため、青森→東京（約700km）を走行しても約２／３の燃料消費でした。

価格

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故障経験

納車から６か月、11,000㎞乗った段階で特に不具合はありません。快調です。