BMW X3プラグインハイブリッド のみんなの質問

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4DWの前後外径4mm違いは…

BMW X3(E83後期)に乗っている者ですが、この度純正からインチアップをしようと考えております。

本来、四駆は前後同サイズ同銘柄のセットを推奨されておりますが、例えば前後のJ数を少し変えて装着した場合、やはりある程度の不具合が生じる覚悟はしておいたほうが宜しいのでしょうか?

純正サイズ
F/R:235/55R17

上記のセットから、19インチ(F:8.5J/R:9.5J)へのアップを希望しておるのですが、

F:245/40R19
R:275/35R19

のタイヤセットですと、計算上、前後約4mmの外径のズレが生じます。
この程度の誤差でも、例えばデフの故障等へ発展する可能性はあるのでしょうか?

どなたかお詳しい方、いらっしゃいましたら是非ご教授下さい。
宜しくお願い致します。

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ベストアンサーに選ばれた回答

原則はNGなのですが、機能的に不具合が出ることはないと思います。

■ なぜ壊れないか?

なぜかというと、タイヤは摩耗しますし、空気圧も気づかぬうちに変わっていたりします。また、乗る人数や積載量によってタイヤの外径が変わります。自動車メーカーもそれぐらいの誤差が出ることを想定して設計しています。概ね前後で外径比1%以内の差であれば気にする必要はありません。質問者様の選択は(前245/40R19 外径678mm/後275/35R19 外径675mm)ですから、計算上は前後比0.4%ですから、これで壊れることはないでしょう。純正タイヤでもこの程度の差は普通に出ます。前後外径差が大きいと短距離走行は問題ないのですが、長距離を高速走行するとデフ類がどんどん過熱していき不具合が発生します。最近の4WDシステムはデフ類が過熱すると四駆を勝手に解除する機構が備わったものも出ていますが、これはパンクや異常摩耗の安全装置です。前後サイズの異なるタイヤを装着して、平常時より安全装置が働くような設定はNGです。前後外径比が0.4%の差であれば特段問題はありません。

■ 見栄えの問題

クルマは、車輪の外径が大きい方が車体が立派に見えます。SUVがセダンに比べて立派に見えるのは車高が高いだけでなく、大きな車輪を履いているからです。今回の質問者様の選択しているタイヤは純正タイヤよりも小さな外径になってしまいます。以下、カッコ内が純正を基準とした外径比/外径差です。

純正:235/55R17 外径690mm(±0%/±0mm)
候補:245/40R19 外径678mm(-1.7%/-12mm)
候補:275/35R19 外径675mm(-2.2%/-15mm)

これではせっかくのSUVも少し貧弱に見えてしまいます。可能であればF25の純正サイズである以下のスペックをお勧めします。車検も問題ありません。前後外径比もほぼ同じですので、BMWも純正サイズとして指定したわけですね。

<E25純正サイズ>
純正:235/55R17 外径690mm(±0%/±0mm)
推奨:245/45R19 外径703mm(+1.9%/13mm)
推奨:275/40R19 外径702mm(+1.7%/12mm)

車検では時速40km/h時のメーターの誤差が、概ね-20%~+6%の範囲である必要があります。上記は+1.7~1.9%の範囲ですので、車検も問題ありません。見栄えもより立派に見えます。また、BMWのX3(E25)の純正指定サイズですから邪道感もありません。

■ リスク:ディーラー問題

前245/40R19 外径678mm/後275/35R19 外径675mmで大丈夫だろうと言っておきながらあれですが、この先何かしら駆動系にトラブルが発生した時に、純正指定外の前後タイヤ外径の異なる仕様を履いていると、クレームが効かなくなります。それがメーカーに責任のあるトラブルだったとしてもです。このあたりはユーザーの自己責任となります。

■ タイヤ外径の予備知識

タイヤカタログに記載されているタイヤ外径は、「標準リム」に履かせた場合の外径です。例えば245/40R19の外径678mmというのは標準リム幅8インチ(8.0J×19)の場合です。これを9インチのリム幅(9.0J×19)に履かせた場合は横に引っ張られる分、タイヤ外径は少し小さくなります。また、タイヤ銘柄によっても結構外径やタイヤ幅が異なりますので、基本的には前後で同銘柄というのが基本となります。
このあたりを加味してセッティングを行います。

■ E83の4WDシステム

初代X5は「フルタイム4WD」でしたが、E83 X3の4WDシステムはより簡素な「スタンバイ式4WD」です。2代目X5も同じく「スタンバイ式4WD」で、このシステムをBMWでは「X-drive」と呼んでいます。
「フルタイム4WD」にはセンターデフがあり、エンジンの出力は一度センターデフが受けて前後輪に分配されます。初代X5は前:後=38:62のトルク配分でした。一方、E83等の「X-drive」は異なり、センターデフを持ちません。エンジンの出力は後輪に直結しており、通常の直進走行はほぼFRで走ります。そして後輪が空転するなど前後輪に回転差が発生すると、前輪に駆動力が発生し補助します。これはコーナーでも作動しますので、コーナーで後輪が滑り始めたときは前輪が引っ張り前に進ませ挙動を安定させることができるわけです。もともBMWはFRメーカーで重量配分前:後=50:50を理想としていますから、フロントヘビーを避けたいのですね。「X-drive」は軽量簡素なシステムなので、4WD化してもあまり前が重たくならないで済むのです。しかもFR的なハンドリングを維持したまま四駆の機動力を享受できますから、BMWの性格に適しています。この方法は、もともと日産R32 スカイラインGT-Rの「アテーサE-TS」で最初にリリースされていますが、やはりコーナリング性能とトラクションを両立させる意味では理に適った方法といえます。一方、前輪の駆動系は簡素で剛性は高くないです。仮に前輪の駆動系だけで走らせたら長くは持たずに壊れてしまいます。それゆえ絶えず後輪駆動で走り、前輪は補助なのですね。各種高度なセンサーを配しており、適切に駆動配分を行っています。こうした特性をご理解の上、お乗りいただければリアルに感覚をつかみやすいと思います。

長くなり失礼いたしました。
その他、ご不明な点がありますしたら、追加でご質問いただけましたら幸いです。

その他の回答 (7件)

  • デフというのは回転差を吸収するものなので別に問題は無い。

    Xのトルク配分は4:6程度なのでトータルではややフロント負荷が高いくらいで
    リアを太くするのは合理的ではない。

    マルチパーパス(なんちゃって)SUVのXだけど
    一応SUVなので厚めのタイヤ履いてタイヤの柔軟性にいろいろ
    背負わせる設計、基本的にホイールのインチアップは理屈としては
    おかしいし ビジュアル的にも変。

    E83は3.0でも32kgm 275は…やりすぎでない?

    まぁ見た目のために全てを犠牲にするのも自由だけど…

    回答の画像
  • BMW X3(E83後期)は フルタイム4駆でしょうか? おそらく乗用車ですから
    フルタイムだと思います。でしたら 全然何の問題もありません。
    フルタイムはデフはロックしませんから 各軸の回転数はデフで調整します
    2駆と同じです。何の問題もありません。

    デフロックがあったとしても ロックする短い時間で、微妙な回転数の違いから
    タイヤが磨り減ることはありませんよ。急発進一回したほうがずっとタイヤはすれます。

  • M-Sportは、貴方の言われてるサイズに近いものを履かせてますね。

    私が今履かせているのは、
    245/45R19
    275/40R19
    です。

    ディーラーから購入時は、
    235/55R19
    255/50R19
    がついてました。

    なぜ、上に変えたかと言うと、答えは簡単で、下のサイズは、天然記念物に近く、限定されるので、一般に出回ってるサイズにしているだけです。

  • あくまでも計算上の差ですよね。

    純正の状態で直径(厳密には軸の中心から路面までの距離)の差はないのかな?
    また、走行中の変化はないのかな?

    当たり前の話だと思うけど、前後の重量バランスが50:50なんて言う車は滅多にないはずだし、一人が乗った状態、定員乗車した場合、荷物も積んだ状態だと、変わるものですよね。

    BMWだと、フロントヘビーになる傾向じゃないかな?
    そうだとすれば、前のタイヤの方が余計につぶれていて、実質の半径は小さくなっているはず。
    走り出すと、遠心力の影響も出るはずだから、差は小さくなるとは思うけど、前後のタイヤの実質直径が一緒なんて言うことは考えられないはず。

    それを考えたら、無視してもいいんじゃないかな?
    寸法的には、約1.1%でしょうし。


    昔、スバルレオーネというパートタイム式の4WDに乗っていました。
    4WDのままで高速を走ると、100km/hを超えたあたりから、ボディが左右に尻を振る現象がありました。
    ハンドルを握っていないとわからない程度の軽い症状でしたし、初期のレオーネ・バンでは80km/h以上では4WDを使わないように案内が出ていたそうです。
    そこで気づいたのが、重量差による前後のタイヤの実質回転半径という訳なのです。

    どんな4WDシステムであっても、パートタイムのように直結でない限りは、必ず考慮されているはずです。
    もちろん、ハンドルを切って曲がるときは前後の回転数の差も出るわけですからね。

  • 電子制御式4WDのようなので、故障の前にフェールセーフ機能が働いて警告が出る程度だと思います。

    ただ、リアの方が4mm小さいのが心配する所だと思います、FRベースのスタンバイなのでリアの方が減りが早いと思います、装着期間が長くなれば前後の差は大きくなっていきますし、前後で幅が違うのでローテーションも出来ず早めのタイヤ交換が必要になるかもしれないですよ。

  • 常に、回転差を解消しなければならないので
    差動機は忙しいね。

    同一サイズでも、前後で摩耗差が生じるので
    メーカーはローテーションを推奨している
    ぐらいだから、4mmの差は大きいのか
    小さいのか?

    私なら履きません。

  • 『前後のJ数』
    と書いてしまう程度の知識なので
    そんなことは気にせずお好きなタイヤを履かせて下さい。

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