BMW 5シリーズ セダン 「523i試乗～終始クリーミーな乗り味～」のユーザーレビュー

523i試乗～終始クリーミーな乗り味～

2018.9.26

総評

タイヤ一転がしで車の良し悪しが分かる、とは使い古された言葉だが、この車に乗ってピンときた。これは良い車だ。果たして、その思いに狂いはなく、クリーミーという言葉が似つかわしい、優美でエレガントなサルーンだった。
現行523dがデビューした際に試乗した時は、実用一本槍の面白味のなさにがっかりしたものだが、今回は全く違った。
ドイツ車はデビュー後最低1年以内は買わない方が良いと確信。
5シリーズは、4気筒ガソリンエンジンがおススメ。

満足している点

走る、曲がる、止まるの一連の操作に対する動作がウルトラスムーズ。このまま身を任せたくなる、クリーミーで甘美な乗り味。
もはや６気筒を凌駕した感のある2.0ターボエンジンの回転フィール。吹け上がりが良いだけでなく、高級感もある。
内装のボタン類も7シリーズに酷似しており、インパネ、トリム、シートの質感ともに、いかにも高級車に乗っているという印象である。

不満な点

4.9ｍ×1.9ｍの堂々たる体躯は、E38（3代目7シリーズ）並みの大きさ。全メーカー揃っての車体拡大路線は、そろそろ止めにしていただきたい。
個人的には、5ナンバー枠だった2代目（E28）がジャストサイズ。
先代と余り変わり映えしない退屈なスタイリング。大きいなら大きいなりに、初代マツダセンティアのような、ジャガーXJシリーズⅢのような、自社ブランドで言えば3.0CSiのようなデザインにできないものか。（偏った個人の感想です）
普通のクラウン2.5HVに比べると、コミコミ800万円はあまりにも高価。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

シルキー、スムージー、ミルキー、かつクリーミー。とにかく甘美な世界観に浸れる。

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験