BMW 5シリーズ セダン 「１１万キロ走行 本領は高速性能ですが、日本のような１００キロ規制、信号だらけの道路事情では、オーバースペックです。かつてフランスでドライブした経験から」のユーザーレビュー

１１万キロ走行 本領は高速性能ですが、日本のような１００キロ規制、信号だらけの道路事情では、オーバースペックです。かつてフランスでドライブした経験から

2008.11.21

総評

１１万キロ走行
本領は高速性能ですが、日本のような１００キロ規制、信号だらけの道路事情では、オーバースペックです。かつてフランスでドライブした経験から、ヨーロッパで使用すれば、この車の魅力の虜になることは間違いないと思います。
とはいえ、市街地走行からでも、車に乗せられているのではなく、乗っているという感覚は十分感じ取ることができます。イージーな車ではありませんので、ドライバーが疲れていると、ステアリングが重くエンジン音がうるさい車というネガティブな評価になるかもしれません。
また、国産高級車でさえ、いまだに後席エアバックがオプションの車種もあることを考えると、年式の割には、現在でも通用する安全装備を持ち合わせていると思います。時々、他車と比較すると、ドアの重さひとつから、実際に安全なのかは別としても、漠然とした安全を感じます。同乗者からは、旧モデル国産王冠に比し、安定感、バランス感が秀逸とのことです。

満足している点

アクセル、ブレーキ、ステアリングなどの操作が、車の動きにダイレクトに伝わることにつきます。５３０で、パワー不足を感じる局面もありますが、Ｓモードで激変します。Ｃベンツや国産王冠のＳモードとは一味違います。加速時、高速巡航時、ややハイスピードでステアリングをきった時などに、他車との違いと、独特の安定感や奥の深さを感じとることができます。
実用燃費も及第点以上と思います。中～長距離走行が多いせいもありますが、オンボードコンピュータ上で、9.0～9.5km/Lです。
ハイライン（本木目、黒本革）ですが、個人的には、大人っぽく飽きのこないインテリアデザインで、漠然とした本物感が漂っているように思います。メーターなども、カラフルな最近の国産車に比し、オレンジ色単一ですが、むしろ落ち着きます。

不満な点

まだ大金をつぎ込んではいませんが、メンテナンス費用にはそれなりの覚悟が必要です。新車価格から考えれば当然のこととも言えます。
主な修理履歴は、エンジンワイヤーハーネス不良にて自走不能（１５万程でしたが、保証期間内にて無償）、ブレーキパッド交換（前輪１回のみ。ローターも同時交換なので６万～）、CDチェンジャー修理複数回、バノスホース、パワステホースなどの交換、カムシャフトセンサー交換（いづれも数万単位）でした。ただ、高速道路や携帯の通じない山間部で寒い冬の日にオーバーヒートは勘弁なので、予防整備で、弱点とされる水まわりに２０万かけました。
残念ながら、ゴム製品の耐久性は、国産に比し確実に劣る印象です。足回りのリフレッシュも考える時期ですが、メンテナンスか、代替えにむけ資金確保かで、迷うところです。
BMWはバリューフォーマネーと対極の車ですが、そもそもブランドとはそういうものでしょうか。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験