BMW 5シリーズ セダン 「仕事柄、九州の都市間を往来するのに使って...」のユーザーレビュー

仕事柄、九州の都市間を往来するのに使って...

2003.7.4

総評

仕事柄、九州の都市間を往来するのに使っているが、ビジネスマンズエクスプレスとしては、燃費を除けば理想的である。

満足している点

ボディ剛性が非常に高く、運転しているときのいいモノ感が非常に大きい。エンジンの厚いトルクも素晴らしい。３リッターターボのＹ３２グロリア・グランツーリスモからの乗り換えだが、スペック上も実感上も、それよりもパワフルである。但し、３０００ｒｐｍから上の高揚感は、日産の名機ＶＧ３０ＤＥＴに譲る。ＢＭＷの「モトーレン」を堪能したいのであれば、直６モデルのほうがいいかもしれない。
足回りはしばしばM-sportについて論じられているように過多すぎるきらいもあるが、ボディがしっかりしていることと、シートが大ぶりでよくできていることのため、不快な突き上げに襲われることもない。クラウン的な乗り心地の良さを期待していると裏切られるだろうが、クルマの本質の何たるかを知っている人にとっては、本物の乗り心地というのがどういうものであるかは容易に分かるはずである。クルーズコントロールで高速を法定速度＋αで巡航しているときの安定感は、鉄道のようである。
内装は、M-sportでは珍しいが、ベージュのフルレザーにした。色が明るいので、気分まで明るくなり、非常に気に入っている。また、エクステリア（オリエントブルー）のスポーティ／スパルタンな感じと、明るい内装のギャップが魅力的であると感じている。
自動的にシフトダウンしてエンジンブレーキをかけてくれるＡＴもいい。

不満な点

４．４リッターという言い訳ができないほど燃費は悪い。また、燃料タンクが７０リッターと小さいので、巡航距離が短く、九州から関西へ片道走るのがやっとというのは問題がある。
純正カーナビは、どう工夫すればこれほど使い勝手の悪いものを作れるのかというほど使いにくく、その頭の悪さには驚きを禁じ得ない。現在位置が分かることを考えると、ないよりはマシだが。
高速の通行券やハイウェイカードを入れておくようなカードケースがないこと、センターの肘掛けが物入れになっていないことなど、細かい使い勝手の面では国産車にはるかに劣る。
ドイツ車の常だが、尋常でない量のブレーキダストが出るのは我慢ならない。純正のホイール洗浄キットを用意する前に、ブレーキダストが出ないブレーキパッドを開発して欲しい。クランツ製のパッドが、制動力を維持しつつダストがほとんど出ないことを考えると、メーカーは言い訳できない。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験