BMW 3シリーズ ツーリング 「どこでも走れる車」のユーザーレビュー

どこでも走れる車

2021.9.18

総評

非常に使い勝手はよい車であった。
ハンドリング等BMWらしさという点では少しイメージとは違うものではあったが、ディーゼルエンジンのトルクフルは走り、BMWのディーゼルエンジン特有の、他社と比べてある程度まで高回転まで廻せる等なかなか個性のあった車であった。
しかし、内装についてはこの時代の車の、この値段のクオリティではないのでそのあたりが妥協できれば総じて満足できるのではないかと思う。
あと、売値については期待できないためその点は注意。
（書くの２年半ぐらい放置していました…）

満足している点

・ディーゼルターボのため低回転から
　トルクフルな走りを味わうことができる。
・重厚な乗り味となっている。
・ツーリングワゴンなため積載性はよい。

不満な点

・内装は昔のBMWクオリティ、デザイン
・フロントヘビー、ツーリングワゴンでは重量があるため、軽快な走りとは言えない。

デザイン

3

フロントについてはE型の正常進化という感じです。
BMWらしさが出ていてよいかと思います。
保守的ではあるが昨今のデザインよりはよいと思います。
サイドからはツーリングワゴンでは最後のホフマイスターキンクデザインであり、テール側も流麗なデザインとなっています。
現在の３シリーズツーリングワゴンでは廃止されたため、見られないものとなっています。
内装についてはデザインは古いものであり、質感もあまりよくはありませんでした。（特別限定車であり、加飾もされていたがそれでも元の部分の悪さが出ていた）
シートもナッパレザー使用とあったが本当にナッパレザー？というぐらい皮の質感は低かった。
メーター関係に関しては分かりやすくてよいです。
今のデジタル化されたものよりも断然良いです。

走行性能

5

ここについてはガソリン車やセダンのようなバランスの良さやハンドリングの軽快さはないけれど重厚感が増しているためこれはこれでありかと思います。
加速する際の背中から押される感はトルクフルなため十分に味わえます。
ハンドルの重さについては私はE,F,G型の中でF型ぐらいが好みです。
ハンドルの太さに関してもちょうどいい。
フロントタイヤからの入力はよいがリアタイヤからの入力が少し希薄化と思う（多分フロント側が強すぎなためかもしれません）
タイヤもフロントのほうが摩耗が激しかったです。

乗り心地

4

乗り心地は多分固めだと思うけど個人的にはちょうどよい。というよりE型があまりにも硬すぎた。
２０００年前半のホンダ車かというぐらい。
G型でも固めの味付けになっていたので何かあったのあろうか。
静粛性はキャラクターを考えると普通だけど、入ってくる音がディーゼルなためそこはちょっとなと思う箇所であった。
振動はディーゼルエンジンの振動はなかったけど、ロードノイズは普通にあった。
それ以上に建付けが悪いのかガタピシ音や振動が発生していたのでその対処に時間がかかった。
仮にも５００万円以上する車なのでそこはしっかりとしてほしかった。

積載性

5

後部座席を倒すとフラットにもなるし車中泊もできる。
積載性については文句はない。

燃費

5

荒く走っても15km/L以上は叩き出せるためとてもよかった。
高速道路や流れの良い道路ばかりを走れば20km/L以上は叩き出せるため長距離ドライブにはありがたかった。
トルクもパワーも文句なし。
この点はBMWの良さかと思う。

価格

3

今回は新車で購入したが80万ぐらい値引きをしてもらったため購入に関してはよかったと思う。
しかし、2年半強乗っただけで下取りが50％を下回るのはいかがと思う。
仮にもブランドがあるので…
まあ、中古で狙うのにはよいのではと思います。

故障経験

センサー類の故障は多かった。
特にオートワイパーが利かなかったり、逆に何もしなくても動作したり、マニュアルで作動させようとしても動かないといった感じであった。（結局治らなかった）
またナビの走行中ブラックアウトも1か月に1回は起こっていた。（直らず…）
タイヤ空気圧異常も何回か点灯することもあった
（特に異常なかったが…）