アウディ TT RS 「エンジンを搭載した最後のアウディスポーツ」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

栗原 祥光
栗原 祥光(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
5
走行性能
5
乗り心地
3
積載性
2
燃費
3
価格
3

エンジンを搭載した最後のアウディスポーツ

2022.1.25

年式
2017年5月〜モデル
総評
最後のエンジン搭載TTというだけで価値がある。オススメグレードはTT S。もちろんTT RSが最高であるが、そこまでのパワーが必要なければバランスが最もよい。
満足している点
冷静さを忘れないオトナのスポーツカー。実用性も十分。
不満な点
後席は狭く成人男性の長時間乗車は難しいところ。ナビゲーションの入力がやや面倒。原稿アウディラインアップでは古い車種となるので、運転支援で不満が残る。
デザイン

5

直線を基調としたシャープなラインに、柔らかな曲線を描くオーバーフェンダーという緩急を付けたデザイン。シングルフレームグリルとLEDヘッドライトによりアウディらしさが協調されている。
走行性能

5

TTグレードは柔らかな物腰と扱いやすいパワーが魅力。スポーツらしいシャープさを求めつつも、街乗りでの扱いやすさを求められるなら、減衰力可変機構を搭載したTT Sがオススメ。圧倒的パフォーマンスと直列5気筒にクアトロ機構というアウディ濃度を求める人はTT RS。
乗り心地

3

どのグレードでも街乗り時の扱いやすさ、しなやかさが得られているのがアウディの魅力。ハードなTT RSでもギャップは怖くない。
積載性

2

荷室は狭めだが、スポーツカーとして考えると実用的。
燃費

3

リッター10km前後。スポーツカーに燃費を求めるのは野暮というもの。ターボサウンドを堪能して欲しい。
価格

3

500万円からスタートするが、それはあくまでFFモデル。アウディらしさを求めるならクアトロ(626万円)から。
栗原 祥光
栗原 祥光
自動車ジャーナリスト
東京都出身。中央大学理工学部卒業後、電気回路エンジニアへ。30歳を前にオーディオ専門誌とタウン情報誌、同Webサイトの編集者へと転身。現在はフリーのカメラマンとライターとして、年間100台近い自動車・バイク取材のほか、モータースポーツや各種イベントの取材を精力的に行っている。好きなクルマはライトウェイトスポーツと大型SUV。
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