アウディ S3 スポーツバック （ハッチバック） 「良い意味で二重人格 ディーラーの好意で２時間ほど試乗しました。 普通に走る時の使いやすさと本気で走る時の凄さの二つを兼ね備えた車です。 普通に走る時は」のユーザーレビュー

良い意味で二重人格 ディーラーの好意で２時間ほど試乗しました。 普通に走る時の使いやすさと本気で走る時の凄さの二つを兼ね備えた車です。 普通に走る時は

2012.9.29

総評

良い意味で二重人格
ディーラーの好意で２時間ほど試乗しました。
普通に走る時の使いやすさと本気で走る時の凄さの二つを兼ね備えた車です。
普通に走る時は：
・S-Tronicの変速のマナーと素早さは評判通りの良さ。
・足回りはA3 S-Lineよりもしなやか。S-Lineの方がゴツゴツしていた。
・取り回しなどは普通のA3と変わらない。
・安楽とまで行かないが、高性能のスポーツカーに乗っている感じはなく、リラックスして運転できる。
本気で走るときは：
・Sモードでアクセルを踏み込むとレッドゾーンギリギリまで一気に加速。そのＧに圧倒され舌の根が乾く。アクセルを戻してもしばらくは回転数を落とさない。次の加速にスタンバイしている。
・太いトルクの鋭い加速もクワトロのおかげで全く不安無し。矢のように突き進む。
・サスもスポーツモードに切り替えると足回りが固くなり、ハンドリングもキビキビ切れる。車が戦闘態勢に入った感じだ。
・FFだとアンダーが出やすいようなカーブでも、アクセルオフで切り込んで、オンでコーナーアウトするだけで、本当に早く走れる。運転が上手くなったような勘違いをしてしまう。

満足している点

総評で書いた以外で：
・トルコンを使わない2ペダルMTは出足のなめらかさに掛けるが、この車は違和感なし。1.4Tの7速S-Tronicと違う6速S-Tronicだがこちらの方がいい。湿式クラッチがいいのかもしれない。
・内装もきっちりと造っている。クールな印象を与える。
・坂道発進はブレーキを放すと1秒間ぐらいブレーキ圧が掛かったままになる。その間にじんわりとアクセルを踏めば下がる事無くスムースに走れる。
・A4と違って足下の空間が広い。
・既に新型A3が発表されているが、このS3も十分な魅力があり、未だに第一線のレベルだろう。
・1.4Tよりもエンジンが重いので、普通に走っているときは軽快感がなく、どっしりとした味わいを受ける

不満な点

・何と言っても価格が高い。標準価格で535万円。べた褒めしたが、この金額を払えばA4 2.0Tクワトロが買えるし、評判の良いBMW320iでもお釣りが返ってくる。
・普段は街中で買い物。たまに本気で峠を攻めたい人なら、A4や320iよりもコンパクトで強烈な走りが味わえて、S4やM3よりもグッと安いこのS3がいいだろう。
・アイドリングストップやエコな装備はない。こんな車にエコを求めるのも意味がないが、今時はエコとスポーツを両立した車がゴロゴロある時代だ。
・A3と比べてフロントグリルのメッキとS3のエンブレムしか違いがない。1.4Tと別物の車なのに、もっと強烈な印象を与えたいところだ。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験