アウディ RS5 スポーツバック 「大人の万能快速マシン」のユーザーレビュー

大人の万能快速マシン

2021.7.10

総評

細かい点を気にしなければ、実用性と走行性能とデザインを高次元で兼ね備えた、ある意味、万能と言って良い車だと思います。

満足している点

カッコよくて、楽で疲れにくくて、それでいて、めっぽう速くて荷物も積める。
自己満足感と優越感を高く感じられる。
普段乗りでも感じられる、直進とコーナリング共、抜群の安定感。
サイズも大き過ぎず、扱いやすい。
そして、この色。

不満な点

ウインカーレバーとワイパーレバーが国産車と逆。
純正ブレーキのダストの多さとカックン加減。
走行モードによってはシフトショックがやや大きい。
停車直前のアイドリングストップの仕方が雑。
ナビがすこぶる使いにくいし、アホ。
限定車ですが、コンプリートカーに近く、メーカーオプションが選べなくて、サンルーフとヘッドアップディスプレイがつけられなかった。
テールゲートが電動なのは良いが、デフォルト設定だとルーフよりかなり高い位置まで開くので、気をつけないと、立駐の天井にぶつける可能性がある（経験談）。

デザイン

5

とにかく大人カッコいい。
スーパーカーの様な「誰が見ても、見るからに速そう」とか「いかにも」と言う感じはなく、「なんか速そうな雰囲気」「なんかオーラを醸し出してる」みたいに、さり気なく静かに、でも確実に主張している感じで、それが自分に合っている。
サイズも、大き過ぎず、小さ過ぎず、扱いやすい。

前、横、後のどの角度から見ても素晴らしく優雅で美しいボディーラインと伝統のノガロブルーのレアかつ美しい色。
カーボンパッケージは選べないものの、ブラックとマットアルミニウムの差し色も完璧。
ボンネットの開き方が独特でそそられる。

内装は普通に上質。
派手さとか、近未来感とか、そういう感じはないものの、無難な作りの良さと、ピアノブラックとカーボンベースに、限定のブルーの差し色が素敵。
不満点は特に無し。

走行性能

4

走行性は申し分なし。
直線もカーブも抜群の安定感で、不安や怖さを感じないので、緊張することなく運転できます。
特に、加速力は半端なく、ストレスフリー。
純正マフラーは、素晴らしい音質と適度な音量で、社外品に交換する必要は全くなし。
バブリング音も純正と思えないほど派手で、やる気でますが、歩行者がびっくりする事あり。

ただ、操作系は細かいところが気になります。
まず、外車なので当たり前ですが、ウインカーレバーとワイパーレバーが国産車と逆。
セカンドカーの国産車と併用してるので、しょっちゅう間違えて、曲がるのにワイパー動かしたり、曲がらないのにウインカー出したりしてしまいます。
それと、シフトレバー操作とウインカーがどちらも左手になるので、左手が忙しい。
あと、ナビがアホ過ぎ。
検索もしにくい上に、音声コマンドもショボい。
うまく聞き取りできないと、苦し紛れに何故か電話を掛けだす事がある。
「ヤマダ電機」って言ったら、「山田さんに電話を掛けます」とか言って、「いいですか？」の確認なしに勝手に発信しだすとか、マジでやめてほしい。
この辺りは、「外車ゆえ」と割り切った方が良いと思う。

乗り心地

4

サスペンションは、状況に応じて調整できるので、特に問題なく快適。
Z34では疲れてしまっていたような長距離でも全然疲れない。

ただし、乗り方？タイミング？走行モード？によって、シフトショックが大きい。
また、アイドリングストップが雑過ぎ。
赤信号などで普通にブレーキ踏んで減速して停車しようとする時、停車直前にエンジン切れるのは良いが、ブレーキ踏んだ状態で突然動力だけ切られて、ドンッて停車する感じ。
かと言って、そうならないように、エンジン切れた瞬間にブレーキ緩めるとエンジン掛かって動力が来るので、今度は加速して追突しそうになる。
あと、渋滞アシストも停車がかなり急。

積載性

4

十分。
スポーツカーとして見れば、かなり積める方だと思います。

燃費

3

ハイブリッドでもないですし、一般的にみたら、もちろん悪いです。
ただ、性能を見れば、相応だと思いますし、燃費を気にして乗る車ではないかと。

価格

3

中身に対して、やや高めかな〜くらいです。
まぁ、こんなもんでしょう。

故障経験

ナビが時々喋らなくなります。
ナビの再起動を何回かすると、喋るようになります。
原因不明とのこと。
あと、停車中にブレーキペダルが突然ブルブル振動することがたまにあるが、仕様なのか不具合なのか不明。