アウディ Q3 「アウディＡ３．５？ A１（SB）先行内覧会・試乗をし、愛車A4アバントのオイル交換ついでにQ３も約３０分ほど試乗した時の感想です。試乗で申し訳ないです」のユーザーレビュー

アウディＡ３．５？ A１（SB）先行内覧会・試乗をし、愛車A4アバントのオイル交換ついでにQ３も約３０分ほど試乗した時の感想です。試乗で申し訳ないです

2012.6.12

総評

アウディＡ３．５？
A１（SB）先行内覧会・試乗をし、愛車A4アバントのオイル交換ついでにQ３も約３０分ほど試乗した時の感想です。試乗で申し訳ないです。
結論から言うと、このQ3は『A3.5』と言った印象を持ちました。サスペンションやシャシー等の基本設計ならびにインテリアのスイッチ類（エアコンの温度調節スイッチ、シフトレバーとその周辺の部品）はA３。エンジンはA４の同一エンジンを横置きに。それらをミックスし、地上高を高くしてSUVに見立てたのがQ３という車。まさに『A3.5』という印象。
単なる寄せ集め？と思うかもしれませんが、個人的には‘良い所取り’という感想です。元々A３も古くなったとは言え、まだまだ一級品のポテンシャル。それにまだ比較的新しい部類に入るA4のエッセンスを加えた車なので、全体を見回すと「あれ？何処かで見たことあるパーツだな」とは思いますが、特に違和感はなく、むしろよく仕上がっているなと思います。元々内装に定評のあるアウディだからこそ、使いまわしという印象を持たないのかもしれません。
詳しい事は長所＆短所で記載しますが、Q３自体の大きさは車体長4.4ｍを切るサイズ。A３を10ｃｍ程度長くした程度。日本の道路事情に適した車体長だとは思います。でも横幅は183ｃｍとA４の182ｃｍよりも若干横幅があるので、さすがにズンムリした見た目です。実際運転してみると、ますます『A3.5』という印象が強くなります。
長さの割りに横幅があるなぁ･･･という印象は確かにあります。しかし、大き過ぎて運転に気をつかうという印象はありませんでした。と、言うのもベースがベースだけに、何だかちょっと背の高いA３やA４に乗っている様な感覚で、悪く言うと特別目新しい感動はない。逆に言うと、乗用車感覚と何の変わりなく普通に安心して運転する事が出来ました。そういった意味でもこのQ３という車は冒頭の通り『A3.5』という感じがします。

満足している点

総評にも記しましたが、A３とA４の‘良い所取り’的な車。共にベースとなった車自体、アウディの主力モデルなのだから、これらが合わさって悪い車になるワケがない。内装パーツも流用されている物が多々ありますが、アウディらしく元々の質感が優れているので、国産に有りがちな「流用＝安っぽい」イメージは無縁。
しかも走行中はとても静か。静粛性はA４を上回っているとさえ思う。またエストロニックには特に低速域でギクシャクしたクセがあるが、アップデートされたのか、ギクシャク感はほぼ解消。殆ど何も感じられないレベルに仕上がっている。本当にエストロニック？と思ってしまうほどに進化していた。
また211ｐｓにクワトロなので、加速性能に何ら不安はない。試乗当日は結構な雨天だったにも係らず、急な坂道発進時などでも４輪が地面にしっかりヘバり着いている感覚が常にハンドルを伝わってくるので、ドライバーに与える安心感は素晴らしかった。フットワークも軽やかで上記の様な悪天候でも運転はとても楽しかった。
また、アクセルがオルガン式（これもA３からの流用）なのも良い。運転するにあたり、オルガン式の方が安心感がある。最後にオンボードコンピューターの表示が日本語の標記になったのは嬉しい。A３やA４では英語やドイツ語なので、見やすくなった事は大きな長所だと思う。

不満な点

価格でしょうか。211ｐｓモデルで最低限のオプションに諸経費等合わせて、乗り出し価格560万くらい。しかも減税ではない。欧州でも好評の様で、2012年の6月現在で納車まで５ヶ月以上は要するとのこと。また、総評にも記しましたが、主要部品を含め内装も相当数のパーツA３とA４から流用している為、それなりのコストダウンになっていると思う。それに加え円高・ユーロ安。これらを考慮すると随分と強気な価格設定だ。個人的な主観だが、あと５０～６０万は安く出来たと思う。
きっとアウディというブランドイメージを高止まりさせておきたいのだろう。勢いのある間は安売りしないという会社側の意図がよく見えてしまうことは短所かもしれない。
また、運転が楽しいと長所で記載したが、それは舗装された道でのこと。足回りが結構固い。個人的には固い足回りの方が好きなので決して不快ではないが、相当スポーティーな足回り。おもいっきりオンロード仕様のセッティングになっていると５分も乗れば誰でも判る。乗用車感覚と総評で記載した理由はそこにあるのだが、一転未舗装の道に行くと、クワトロでもこれがどのように影響するのか心配。
そしてこの車も完全な電動パワステなのだが、これがまた軽い。まだ国産車の様に異様なまでに軽いというワケではないが、最近登場するアウディ車のハンドルはどんどん軽くなっていく気がする。A３位の重さがあって欲しいと願うばかり。
エクステリアデザインも勿体無い箇所がある。個人的にそこが最も気に入らない部分なのですが、A４アバントの様にマフラーを左右２本出しにして欲しかった。残念ながらそこはA３がベース。車の図体からしたら、ちょっとアンバランスな感じがしてしまう。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験