アウディ Q3 「正統派ミドルクラスSUV」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

栗原 祥光
栗原 祥光(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
4
走行性能
3
乗り心地
5
積載性
4
燃費
3
価格
4

正統派ミドルクラスSUV

2022.7.28

年式
2020年8月〜モデル
総評
良心的プライスながら、しっかりとアウディらしさを体感できる1台。全幅も1840ミリなので、運転中に大きいという印象を感じることは少なく扱いやすい。
満足している点
ライバル達と比べて格段に求めやすいプライス設定。例えばBMWのX3と比べると200万円以上安価に設定されている。それでいてアウディらしさが十分に感じられる。
不満な点
アダプティブクルーズなどの便利装備がオプションであることぐらいか。
デザイン

4

シングルフレームグリルにキュービックなスタイリングと、アウディの正統派SUVという印象を強く抱かせるスタイリング。ホイールアーチをボディと同色とすることで、アウトドアテイストよりも都市型SUV感を演出している。後端をスラントさせたスポーツバックの設定も用意されている点も見逃せない。
走行性能

3

パワートレインは1.5リッター直4ガソリンエンジン&前輪駆動と2リッター直4ディーゼルエンジン&四輪駆動の2種類。最高出力はどちらも150馬力だが、トルクはガソリンエンジンが25.5kgfであるのに対して、ディーゼルエンジンは34.7kgfと大きく異なっている。軽快な走りのガソリンエンジン車に対して、重厚なディーゼルエンジン車という違いがある。
乗り心地

5

アウディらしく適度なしなやかさと居住性の高さから、パッセンジャーが不満を抱くことはないハズ。「いいクルマに乗っている」という感を強く抱くこと間違いナシの空間演出と相まって、Q3は日本の環境に適合した輸入車の代表格といっても過言ではない。
積載性

4

530リットルのラゲッジスペースに不満ナシと言いたいところだが、床面はやや高い印象。リアシートに前後130mmのスライド機構が付いているので、後席の居住性を犠牲にすれば、さらなる容量を得ることができるだろう。足の動きで作動する「オートマチックテールゲート」はオプション設定となっている。
燃費

3

カタログ燃費はガソリン仕様が15.5km/リットル、ディーゼル仕様が15.4km/リットルとのこと。ガソリン車を実際に乗ったときはリッター12km程度であったので、おそらくディーゼルエンジンもその位ではないだろうか。ガソリンエンジン車の燃料はもちろんプレミアムが指定されている。
価格

4

メインモデルといえるアウディQ3 35 TFSIアドバンストで464万円。これにアダプティブクルーズアシスト+エマージェンシーアシスト+ハイビームアシスト+サイドアシスト+リアクロストラフィックアシストのアシスタンスパッケージ(12万円)、フロントシートヒーター+フロントシート電動調整機能+オートマチックテールゲート+アウディホールドアシスト+フロント4wayランバーサポート+アウディドライブセレクトのベーシックパッケージ(27万円)など、満足いくオプションを取り付けるとざっくり+100万円は見積もった方がよいかも。
栗原 祥光
栗原 祥光
自動車ジャーナリスト
東京都出身。中央大学理工学部卒業後、電気回路エンジニアへ。30歳を前にオーディオ専門誌とタウン情報誌、同Webサイトの編集者へと転身。現在はフリーのカメラマンとライターとして、年間100台近い自動車・バイク取材のほか、モータースポーツや各種イベントの取材を精力的に行っている。好きなクルマはライトウェイトスポーツと大型SUV。
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