C7試乗
ディーラーのご厚意で、3日間C7:2.8FSIをお借りしました。
現在は先代(C6):A6セダン/3.0TFSIに2年乗っています。
C6に
2012.3.23
- 総評
- C7試乗
ディーラーのご厚意で、3日間C7:2.8FSIをお借りしました。
現在は先代(C6):A6セダン/3.0TFSIに2年乗っています。
C6に対する不満が全く無いため、すぐに買い替えたいとは思いませんでしたが、燃費向上対策が
強化されており(先代C6はエコの意識が希薄です)、共感は持てました。
日本ではブランド力としてメルセデスやBMWに一歩劣っているのは事実ですが、グローバルでは
三つ巴で販売台数を競っており、A6も好調のようですね(特に中国の販売台数が桁違いに多い)。
車のサイズは、Eセグメント車でありながら、従来モデルのA8相当まで大きくなっており、
優雅さの裏返しとして街中の運転に気を使うシーンは増えます。
(この点は国産のクラウンやクラウンマジェスタが有利です)
- 満足している点
- ・デザイン
日本人デザイナー和田智さんのプロダクツであるC6を何より気に入っている身ですが、
C7もシャープな造形が見事だと思います。ただ、リアのデザインが何となく今一で
(間延びした感じ)、A7のような雰囲気があれば良いのに、と感じました。
BMWのキドニーグリル並みとはいかないかもしれませんが、一目でアウディと分かるデザイン力は
国産も見習うべき課題だと思います。(マツダや日産は頑張っていると感じます)
・燃費向上対策
アイドリングストップやエネルギー回生システムが初搭載され、3.0TFSIモデルでも燃費が
向上しています。まだ搭載されたばかりのシステムですので、今後の進化は
マイナーチェンジの中で反映されていくでしょう。
Sトロニックが1200回転程度でどんどんシフトアップして、燃費を稼いでいるのが分かります。
・ドアロックに連動してサイドミラーが格納されるのは便利。(先代には無い機能)
- 不満な点
- ・エンジン
3.0TFSIに普段乗っている身としては、2.8FSIのエンジンが非力に感じるのはやむを得ません。
ただ、これは上級エンジンを知っているので感じる事なのかもしれません。(個人的短所程度)
Sモードに設定すれば高速の合流や登坂車線でもまずまず不満無く走ります。
(エンジンに余裕を感じる事はありませんが。)
個人的には何故、世界で何年も評価され続けた2.0TFSIエンジンをベースモデルに
投入しないのか不思議です。(4気筒だから?)ドイツにはこのモデルがあるようです。
TTでこのエンジンは経験済みですが、町乗りではトルクフルで快適です。
先代もそうでしたが、国内での販売台数がメルセデスやBMWに負けているため、
ラインナップの多彩さがありません。エンジンと装備で200万も差がある2つの
ラインナップしか無いのは、アウディの本気度が見えてきません。
本当に売りたいのであれば、エンジンと装備でもっときめ細かな選択肢を提示すべきだと
思います。(何だか他のメーカーに比べ貧相なイメージ)
2.0TFSI、2.8FSI(4気筒が嫌な方向け)、3.0TFSI、ハイブリッド(いずれ)の4つは
最低提示してほしいですね。価格ももっときめ細かくて良いと思います。
・価格に関しては、ドイツ本国のサイトを見れば、オプション代金や実際の値引き分等を
加味しても、お買い得感といったものはありません。ただ、Eセグメント(国産のクラウンや
フーガも然り)を所有する精神的満足度(車の性能を含め)は相当なものですから(仕事が更に
頑張れる)、お買い得感の無さは、所有満足度のトレードオフとして割り切っています。
- デザイン
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- 走行性能
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- 積載性
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- 価格
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