アウディ A3（セダン） 「超絶進化 (ドイツのＡ３）」のユーザーレビュー

超絶進化 (ドイツのＡ３）

2018.1.25

総評

ブッチギリで「お値段以上」の価値アリです。
グッと根性入れて作られた車で、国産Ｃセグメントの車に１００万円以上うわ乗せしても、この車を越えることは難しいでしょう。

ものすごく個人的な価値観で言わせてもらえば、最新のアクセラやインプレッサが、このまま精進したら、なんとか２～３年後に到達できるんじゃないかというレベルです。
実際、某国産メーカーがこの車を買ってバラシてみたけど、この値段でこんな車つくれないとサジを投げたという話があるそうです。

満足している点

ドイツ駐在中につき、こちらの車のレビューです。

車体：ドイツの街中をすいすい走りぬけられるコンパクトサイズなのに、中は大人４人が普通に過ごせるパッケージ、なおかつトランクはハッチバックより大きい。

内装：黒ファブリック、皮内装、アルカンターラのレザーシートを選んだので高級感満載ですが、オプションで選んでいない部分もアルミのモールディングなど、手間とお金がかかっており、車体価格は日本車より高いと感じるかもしれませんが、明らかに値段以上の質感に仕上がっており、大事に、綺麗に、長く使いたいなぁと思わせてくれます。

不満な点

２世代前と比べて、アクセルペダルがオルガン式から、吊り下げ式になってしまったところ。

それ以外は、トータルの出来として、Ｃセグメントでこれを超える車を見た事がありません。
これまでに、ベンツＡクラス、ゴルフ７ハイライン、Ａ３ハッチバック、ＢＭＷ１、シュコダ、セアト、オペルなど乗りましたが、その上で、一般ユースならＡ３セダンです。
（当然サーキットを走るとなれば、ＡＭＧやＳ３などもっと早い車はありますので、あくまで一般的な使い方で評価しています）

デザイン

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走行性能

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エンジン：２Ｌのディーゼルターボは、２０００回転以下からもフラットな加速をし、ドライブモードがコンフォートでも全く不満を感じません、そのくせアウトバーン(ドイツの高速道路）では、２２０ｋｍ/ｈ出しても、回転数はレッドゾーンより随分手前ですし、リアのマルチリンクサスは車体をしっとり安定させてくれるため、余裕をもって運転できますし、そのうえ静か。

ハンドリング：狭い街中で乗ることも多いので、あえてクワトロではなくＦＦを選んだのですが、そのおかげでハンドルの切れ角は日本車よりもかなり深く、狭い街中でも小回りが良く効きます、また低中速のコーナーでは２世代前のＡ３、Ａ４と比べてアンダーも見せずインに切れ込んで行きますが、これは相当鍛え上げられたボディ剛性と、車重減、さらによく煮詰められた足回りによるものだと思いますが、正直今まで乗った車の中で一番軽快です。

乗り心地

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とてもフラットで、不快な付き上げも無く、、段差を超えたときにもガツンといった大きな音も出ません、ロードノイズもよく押えられていて、社内はきわめて静かで、高速道路を運転していても、後ろの席の人と、ヒソヒソ話ができるレベルといったら分かってもらえるでしょうか。

いちおうスポーツシャシーを入れたため、段差を超えるときは、オシリに感じますが、綺麗に角がならされているため、ゴツゴツというよりは、やさしくコツコツくらいです、時速２００キロ以上で走ることのできる足回りでありながら、これは驚きのレベルです。

積載性

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フロントシートは１８０ｃｍの私がゆったり座れます、リアも１７０ｃｍの大人が２名、不自由なく座れる程度。
トランクは一番大きなスーツケースが、シートを倒さなくてもそのまま入って、まだ余裕があります。（カタログ値で４００リットルくらいだった気が）また、トランクの下に、スペアタイヤを居れるスペースもあるので、ここにもあまり使わない荷物などを入れておけます。

燃費

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納車されたばかりで、運転が楽しすぎるため常にアクセルを踏みすぎていますが、それでもリッターあたり１２は切りません。
残り何キロ走れるか表示されますが、満タン、コンフォートの設定で６８０ｋｍほど走れるようなので、エコモードにすると７００ｋｍを超えて走れそうです、ディーゼルお財布に優しいです。

価格

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故障経験

なし