AMG Cクラス セダン 「まさに羊の皮をかぶった狼。最高のエンジン...」のユーザーレビュー

まさに羊の皮をかぶった狼。最高のエンジン...

2004.4.14

総評

まさに羊の皮をかぶった狼。最高のエンジンフィール。後悔しないメルセデスベンツのひとつです（このＣ３６からＡＭＧもＭＢの１ラインアップです）。見た目の派手さを求める方には向きませんが、ＡＭＧ（とＭＢ）のこだわりが、コンパクトな車体に濃縮されております。
個人的にはＣ４３も気になりますが、成熟された直６のエンジンフィールがたまらなく好きなので、しばらくはこのまま乗り続けます。
買う買わないは別にして、このエンジンフィールは是非一度は体感してほしいものです。
また普通に走っても燃費がいいのも特筆ものです。
昨今のＡＭＧと比べますと、数字上の馬力・トルクは劣りますが、過給機で出力を上げるのではなく、手作業でのメカチューンで出力を上げるその手法にこだわりが感じられます。
またそのこだわりが、ステアリング・アクセルペダル・エンジン音を通して伝わってきます。
この車の前に、見栄をはってＳクラスを買ったことを後悔しました。もっと早くこの車に乗っておけばよかったと。

満足している点

直６ＤＯＨＣのエンジンフィールがたまりません。
２５００回転からアクセルレスポンスが向上します。
４０００回転からは怒涛の加速が（といってもノーマルの国産２８０馬力カー程度ですが）。
しかも頭打ち感はありません。
低回転から積極的にエンジン音を室内にとりこむ設計なのか、乗っていて「いつのまにか・・・キロ出ていてつまらない」ということはありません。
また一見すると、特別な高価な速そうな車に見えないので、妬みからいたずらされる心配が少ない（ポルシェだとこうはいかなかった・・）。
普通のＣクラスと共通の部品が多いので、維持もまあまあ楽である。昔のＡＭＧは専門パーツばかりで値段も半端なく高価であった。
Ｃクラスのトップグレード？だけあって、皮シートやサンルーフなどの贅沢装備は標準でついてくる（当たり前？）。
日本で乗るにはベストな大きさ。以前乗っていた５６０ＳＥＬ（Ｗ１２６）は大きすぎた。
知らない人にはちょっと小粋なスポーティなベンツと思われているのか、あまり嫌味に見られない。
手を入れる必要性の感じない、足回り・エンジン・ブレーキ。
かなり良好な燃費。燃費走行を意識しなくとも、「空いている郊外」を流して８～９キロ！
なにげに座り心地のよい、リアのバケットシート（リアシートは２人鹿乗れません）。

不満な点

サスペンションのブッシュのへたりが早い（約２００００キロで乗り心地がかなり悪化する）。部品は安くとも工賃が高い。
良くも悪くも峠では楽しめない。やはりサスセッティング・ＡＴプログラムが高速走行メインに考えられている。
横すべり防止装置が欲しい（後期になるとついているのかな？　でも腕があればパワーテールスライドできます＾＾；）
タイヤが２万キロぐらいで消耗します（特にイン側）。またホイールアライメントも定期的にみる必要性があります。
Ｗ２０１と比較すると剛性不足・・。Ｗ１４０・Ｗ２１０・Ｗ２０２から、特にフロアパンの板厚が薄くなったのではないか？
段差を超えたときの残留振動の多さは、昔のメルセデスではありえない。
細かいことだが、フロントシートの背中部分に収納ポケットが欲しい。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験