車が面白いと感じられた時代のAMG
17年前の車両ですから現代のテクノロジーから行くと超アナログ世代のAMGです。
当時高額すぎて全く手が出なかった車
2012.12.23
- 総評
- 車が面白いと感じられた時代のAMG
17年前の車両ですから現代のテクノロジーから行くと超アナログ世代のAMGです。
当時高額すぎて全く手が出なかった車両ですがこの車両が何故あんなに評価されたのか
10万㎞オーバーの個体を今になって所有してみて納得出来ました。
現行C63はメチャメチャいい車ですしいい意味で直線番長の代表となる一台で金銭的な余裕があればぜひとも欲しい一台です、しかしC36は乗って久々に「楽しい!」と感じてしまった車両の一つでブッシュ関係をひと通り交換した時の復活度合いがビックリするほど変わりました。
W202はコストダウンの始まりといわれてましたがボディ剛性はW124やW126を乗った事有る人には分かると思いますが、少なからずともCクラスなりに継承しています。
この辺の車両が好きな人だと車両価格が100万前後でいい個体が見つかれば50万復元整備にお金をかけても「楽しい!」と思えるカーライフを過ごすには非常に満足度の高い買い物ができると思います。
- 満足している点
- とにかく消耗品と呼ばれる部分を交換するとビックリするほど車が変わります。
年式の新しい車両と比較しても全く意味がなく、以前憧れを持っていた私と同じような境遇の人であれば、楽しさを満喫するにはもってこいの遊び車です。
日本の道路事情を考えると動力的にはまったく問題ありません、NAで40k近いトルクが1580㎏の決して軽くないボディを特に時速80km辺りからの加速を楽しくさせてくれます。
ブレーキは純正のままだと多少高速域での制動に不安がありましたが、社外のパットに交換しただけで十分な制動を得ることが出来ます、抜けたダンパーも社外パーツに詳しいお店に相談したら乗り心地も良くなり当時の新車以上の改善も可能かと思われます、こういったパーツは現行の物を取り入れることによって大幅に解決できました。
内装に関しては17年経過してるとは思えないほど劣化が少なく、古い筈なのに古さを感じない創りと強度です。
電子制御も大した物は付いておらずASRが時折点くぐらいでアナログチックでオーソドックスな車ですが日常使用してて違和感が全くない、そして純粋に楽しいと思える車両だと素直に思いました。
また整備に関しては以前のAMGに比べると、一部の専用品以外はコストが掛からず思いのほかコストパフォーマンスがいいのも長く乗れる特徴の一つかと思いました。
- 不満な点
- 10万kmオーバーの個体なのでオイル漏れや消耗品の交換は避けられません、これは現行車も同じ事です、国産車と比較するのは全く意味がありませんので輸入車としての比較をします。
コストダウンの筆頭にあたるのがハーネス関係で私の車両も一度交換履歴がありました、ここは安っぽさが前面に出てます。
内装の見えない部分で使用してるゴムが硬化して冬になると毎年ミシミシと音が出ます、しかし春先の気温が上がってくるころにはまったく音がしなくなり私の中では春の訪れの目安にしてます。
フロアマットがずれるので週に1回はマットを元の位置に戻してます。
燃費は排気量を考えるとそんなに悪い気はしてませんが、渋滞にはまった時の平均燃費が極端に悪化します、高速だけの最高燃費は12㎞、街乗&渋滞続きでは6㎞、普段は大体8~9㎞位を保ってます。
C43に比べフロントノーズの挙動が良いと言われてますが、ここは以前乗ってたBMWのE34-525やE39-B10V8に私の社歴の中では軍配が上がります特に東名の大井松田ー御殿場間においてはB10V8の方がエンジンも重い筈なのですがコーナーを踏んで行くときのバランスはBMWが良かったです、細かく説明すると高速において直線をスラロームしながら抜いていくならC36、高速コーナーを踏んで行けるのはB10V8でした。
120㎞辺りからミラーの風切音が目立ってきます、私の解決策はちょっと高めにオーディオのボリュームを上げれば全く気になりません(もちろん会話が出来る範囲の音量です)。
純正のBOSEsystemが社外でオーディオ一式交換する場合施工に時間がかかり仇になる、しかしこれは長所になってしまいますがヘッドユニットだけ交換した場合音が大幅に良くなります。
- デザイン
-
-
- 走行性能
-
-
- 乗り心地
-
-
- 積載性
-
-
- 燃費
-
-
- 価格
-
-
- 故障経験