グッドイヤーG3-DSから履き替えるタイヤは何が良いでしょうか？ (XL規格の件のつづきです。)

Question

gr*さん：
＞ アメリカ本国の本家グッドイヤーの最高峰プレミアムスポーツタイヤのＧＳ－Ｄ３から住友ゴム製の
＞ ブランド貸しで作っている低燃費タイヤＬＳ ＥＸＥでは大きく運動性能は落ちますよ
＞ 同等品ならイーグルＦ１アシンメトリック２を履いてください。

これまで私は、フランス車にはミシュラン、イタリア車はピレリと、ベタな履き替えをしていました。(汗)
アルファ装着がグッドイヤーだったのは意外でしたがこれはドイツ製でした。足廻りに負けないしっかりした感じで、トレッドパターン含め気に入っています。
日本GYによれば市販のGS-D3もドイツ製とのこと。ドイツ製同一コンパウンドを使ったタイ製もあったようです。性能が同等？で安価と聞きましたが、ドイツ製タイ製とも結局在庫切れでした。

GYに拘る理由もなく、MI、BS、PI等も候補ですが、以前イタ車のオーナーズクラブにいた元ホンダF1セナ担当エンジニアという凄い人がダンロップLMを高く評価していて、住友製造GYの印象が変わったのも事実です。

ところでイーグルF1アシンメトリック2は17”ではアスペクトレシオ45まででした(ライン装着用は不明)。REVSPECには同サイズがあり評判もいいようですが、ブレラにはちょっと腰砕けになりそうな気がします。
ブレラはルーフがガラスのせいか1.6t超と案外車重があります。車の性格もこれまで乗ってきた軽量ラテン車とは異なり、タイヤもピュアスポーツよりプレミアムコンフォート、BSならポテンザよりレグノのほうが合いそうに思います。

LS EXEはエコタイヤなんですか。CM映像(メルセデス)のイメージからレグノ的商品と早とちりしていました。

混沌としてますがお勧めがあればぜひご指南ください。

sub*さん
＞日本車なら必ず空気圧表示が貼ってありますが、そこにロードインデックスまで記載されています。

ブレラには空気圧表示は貼ってありません。マニュアルにはLI表示はあったかも。なお本来の標準は16”、日本に入っているのは元々はオプション設定の17”＋アルミです。

ところで少し前、代車としてB4に暫く乗り、目から鱗が落ちる思いでした。
10万km以上走った個体でしたがヤレもなく、ケツで路面を感じながら楽しく走ることができました。
スバリストの話を見聞することはあっても、実際に自分で運転したのは初めて。買い換えるときにはスバルも候補に入れたいと思います。
なおこの代車のB4はなんとハンコックのタイヤを履いていました。

補足

gr*さんはプロの域ですね。 LMの話はだいぶ前のことで701か702か忘れましたが、車との相性含めての話で、単体無条件ベタ褒めという意味ではないです。 さて率直な疑問ですが「上質なプレミアムスポーツタイヤ」は何が違って何がどう優れているのですか？ たとえばREVSPECはサイドウォール剛性が低そうに思い腰砕け？と書きましたが、そうでなければ具体的にどうダメなのでしょうか？ REVSPECはあくまでも例ですが。

Answer 1

＞「上質なプレミアムスポーツタイヤ」は何が違って何がどう優れているのですか？ たとえばREVSPECはサイドウォール剛性が低そうに思い腰砕け？と書きました

「上質な」というのは安いスポーティタイヤと比べての差です。

スポーティとプレミアムスポーツの差は
①ロードホールディング性に優れた「しなやかな内部構造」（例えば高価なレーヨンカーカスを使うなど）による安定した走行性能
②ウェットグリップに優れたコンパウンドおよび排水性に優れたパターンによる安定した雨天走行性能
③無理にグリップや初期応答性を稼がず、ショルダーをラウンドにするなど外乱に強いプロファイルによる直進安定性
④それなりにパターンや構造によって考慮された静粛性

といった点を「上質」といっています。低コストなコンパウンドを溝を減らすことと内部構造を補強することで強化して稼いだグリップ特性を持つスポーティタイヤはややピーキーかつ雨天走行時は不安が残る特性です。安く、峠レベルを流すのであれば、いいタイヤだとは思いますし、こういったタイヤを否定するわけではありません。

ただプレミアムスポーツはアウトバーンを200ｋｍ/ｈ以上でかっとぶことを想定して作られていますので、ガチガチの剛性の塊のようなタイヤでは路面の外乱の影響を受けて走れません。サイドばかり固めたスポーティタイヤではレスポンスが良すぎて危険です。もちろん耐ハイドロ性能が低いのも命取りです

逆になぜあなたはスポーツ走行ができるようなイメージで売っているﾚﾌﾞｽﾍﾟｯｸ（名前からしてそんな感じだが）を「サイドウォール剛性が低く」と思われたのか、その方が私は興味を持ちました


＞イタ車のオーナーズクラブにいた元ホンダF1セナ担当エンジニアという凄い人がダンロップLMを高く評価していて、住友製造GYの印象が変わったのも事実です。

その評価はLM701なのかLM702かLM703なのかLM704のものかわかりませんが、そんないいなら履いてみればいいと思います。オイラはLM702までのルマンはそこそこ評価しますが、吸音スポンジが入ったエセ・コンフォートタイヤを狙いはじめたLM703以降のタイヤはあんまり評価しません。その元エンジニアさんは「何」を評価したのでしょうかね？

＞イーグルF1アシンメトリック2は17”ではアスペクトレシオ45まででした

サイズを調べず、安易に後継商品を勧めてスンマセン。まあプレミアムスポーツタイヤからエコタイヤはやめたほうがいいというのが回答の主旨です。

ちなみにＧ３ーＤＳはヨーロッパダンロップの開発で、もちろんこのダンロップは住友製の日本ダンロップとも違います

＞REVSPECには同サイズがあり評判もいいようですが、ブレラにはちょっと腰砕けになりそうな気がします。

安い安いスポーティタイヤとして値段は評判いいですが、ブレラに合うような上質なタイヤでなく、コンパウンドのグリップレベルは低いですが、溝面積を落とし、タイヤ構造を要所を補強して、ドライ寄りにしたタイヤなので上質なタイヤではないです。小僧がワインディングを少し攻めるようなタイヤです。（腰砕けにはならないでしょうね）

Ｇ３－ＤＳのヨーロッパダンロップの味がいいなら、サイズからするとスポーツＭＡＸＸ ＴＴがあり、これが感触が一番近いと思います。

オイラのプレミアムスポーツタイヤ一押しはミシュランスーパースポーツですが、サイズがないようです。コストパフォーマンスを考えたら、パイロットスポーツ３は突出した性能はないですが、それなりのコンフォート性も持っています

日本的な静粛性も重視したタイヤを選ぶなら、レグノを選ぶよりアドバンｄＢのほうがレグノよりもグリップもしなやかさも上に感じます。ヨーロッパ的なしなやかさと日本的なグリップおよび静粛性を持った、コンフォートタイヤではなかなかのタイヤですね。プライマシーＬＣもいいですが、グリップと静粛性は今一落ちます（代わりに耐磨耗性は優秀です）

お勧めはこの辺ですね

質問者からのお礼コメント

詳細なアドバイスありがとうございました。たいへん参考になりました。
なおREVSPECのサイドウォール剛性が低いと思い込んだきっかけは、付き合いのある欧州車専門店(老舗です)のサービスの方の言葉です。
「REVSPECに替えると多分柔らかくなる」というのは婉曲に表現されたのかな、と。